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Jeep レネゲードの維持費をラングラーオーナーが解説。[ディーラー見積もりから算出]

Jeep レネゲードの維持費

Jeepレネゲードを購入したいが、外車なので、維持費が気になって踏み切れないという方は多いはずです。

そこで、Jeepラングラーオーナーの筆者が、ディーラーでの見積もりや、ディーラーマンとのお話も参考にしながら、Jeepレネゲードの維持費についての考察をしていきます。

 

結論から言って、レネゲードの維持費は、国産BセグメントSUV(ヤリスクロスやヴェゼルなど)と同等まではいかないものの、それほど大差はないです。

具体的には、ローン支払い含めて月に4〜5万円、年間50万円程度です。

 

しかしながら故障リスクは国産車よりも高いため、修理費用については多少見ておく必要があります。

修理費用については多めに見積もって年間10万ほどをみておくと安心です。

 

主にかかる月額費用をまとめると以下のようになります。

品目 月額費用
ローン支払い(税金関係含む) 1万5400円
(ボーナス月加算なし)
基本メンテナンス代 1,100円(メンテナンスフォーユープログラム)
ガソリン代 約1万3000円(年間1万キロ走行、ハイオクガソリン1L = 160円で算出)
任意保険 5000円(年齢、等級により前後する)
故障修理費用 約8000円(年間10万円ほど)
合計 42,500円

グレードは、中間グレードのリミテッド 2WD、車両本体価格435万円で算出

ローン支払い額は、jeep公式の分割払いシミュレーションから算出。据置率60%の残価設定ローン。頭金100万円、支払い回数61回(5年)。

燃費は、みんカラの平均燃費を元に算出。1.3L直列4気筒マルチエアエンジンを搭載したレネゲード リミテッドは約10km/L程度が平均燃費

 

ここまでの諸経費を合計すると、月の維持費は、だいたい4万円〜、高くても5万円程度で収まるぐらいとなります。

 

また、年間の維持費については、ローン支払いが18万4800円、基本メンテナンス費用が13,200円、ガソリン代が年間1万キロ走行で15万6000円、任意保険が60,000円、故障の修理費用が9万6千円となり、合計で51万0000円となります。

 

ここへさらに、駐車場代などが足される可能性もあります。筆者の場合持ち家の駐車場を利用しているため無しです。

 

これらの数値を算出した根拠や、詳細をご紹介します。

今乗っている車を、そのままディーラー下取りに出すと安く買い叩かれる可能性があります。

買取業車にも査定してもらって、どちらで高く売れるかはしっかり確認した方がよいですね。

 

少し前まで、中古車の平均価格がバブル状態でした。

半導体不足で新車の納期が遅れており、新車を待ちきれない人が中古車に流れていたためですね。

 

しかし現在はバブルは崩壊し、徐々に市場は落ち着きを取り戻しつつあります。

とはいえ、下がりきったわけではないので、まだまだ高く売るチャンスは残っている状況です。

 

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ローン支払い

2023年式ジープンレネゲードサハラの車両本体価格は435万円。その他諸費用やローン金利などを含めると、総支払い額は4,539,489円です。

 

支払いのモデルケースを、ディーラー提案の見積もりから計算します。

一例として、頭金を100万程入れて、5年60回払いの残クレを利用することでだいたい月額1万4千円〜1万5千円程度の支払いで乗ることができます。

ただし、ボーナス月加算なしで、5年後の残クレ終了時に261万円の残債が残ります。

 

総支払額は400万円越えということもあり、安い車ではありませんが、多くのユーザーが残クレを利用して月々の支払い価格を抑えて乗っています。

メンテナンス費用

 

Jeepレネゲードを扱うステランティスのディーラーにおいて、Maintenance For Youプログラムと呼ばれるメンテナンスプランが用意されています。

こちらは、新車から3年間については基本的なメンテナンス費用がかからないプランとなっています。

 

しかし4年目〜5年目については66,000円で延長する必要があります。

5年目までのメンテナンス費用を月額に直すと、月額1,100円となります。

税金関係

自動車税 34,500円(排気量1.3L)
自動車重量税 36,900円(~1,500kg以下)
自動車税環境性能割(旧:自動車取得税) 60,200円
自賠責保険料(37ヶ月分) 37ヶ月 = 36,780円
168,380円

続いて税金関係を見ていきましょう。こちらはディーラーから頂いた見積もりの数値を記載しておりますので、実際にレネゲードを購入するときに、ほぼそのまま掛かる税金だと考えてください。

 

自動車税は、毎年5月になると課税される税金で、排気量によって課税金額が変わります。

Jeepレネゲードの場合、1.3Lの直4エンジンのグレードで、1リットル超1.5リットル以下の区分となり、34,500円。

 

自動車重量税は、車検の際に支払う税金です。車両重量の重さによって課税金額が変わります。

Jeepレネゲードは1.5トン超の区分となり、36,900円が課されます。

 

環境性能割」は、以前は自動車取得税と呼ばれていたものです。

燃費性能に応じて、登録車は0~3%、軽自動車は0~2%課税されます。 つまり燃費のいい車ほど税が軽減される仕組みで、例えば電気自動車は非課税(0%)です。

レネゲード リミテッドの場合は60,200円となります。

 

自賠責保険料は強制で入る保険ですね。こちらは車検時に支払います。どの車も共通の支払額です。

合計すると、168,380円と、税金だけでもなかなかの金額になっています。

任意保険

任意保険については、車種・年齢・等級によって前後しますので、あくまでも参考程度に考えてください。

一例として筆者の場合、任意保険はJeepディーラーの紹介で加入しており、おおよそ月額5500円程度です。(36歳男性、免許の色ブルー)

対人対物無制限、搭乗者障害、他車運転特約のプランです。車両保険は入っていません。やや割高なのはディーラー経由ですので仕方のない部分です。

解約してより安価なネット保険に切り替えるという手段もありますが、その旨をディーラーに伝えたところ、やめないでくれと嘆願されたため、おつきあいの意味を含めてそのまま加入しています。

ガソリン代

ガソリン代については走行距離にもよるので一概に言えませんが、筆者の場合ですと、年間に約1万キロ走行します。

燃費は、Jeepレネゲードの場合おおよそ10km/L程度です。

 

すると1万キロ走るのに必要なガソリンの量は、約1000L。

レギュラーガソリンが1リッター160円として計算すると、1年間に支払うガソリン代は16万0000円。

 

注意点としては、Jeepレネゲードは、ヨーロッパ車と多くの部品を共有している関係か、燃料はハイオク指定となっています。

→FIAT 500Xと兄弟車の関係です。製造はフィアット社ですのでヨーロッパ車となり、ハイオク仕様です。

修理費用

故障が気になるJeepレネゲードですが、やはりある程度故障すると考えたほうが良いでしょう。

 

筆者は8年JKラングラーに乗っていますが、いくつかの故障を経験しました。

詳しい故障内容については以下の記事にまとめています。

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もっとも大きな故障では、エンジンのカムシャフト摩耗による異音発生のトラブルです。これは修理に27万円ほどかかりました。

他にもデフオイル漏れなど、ある程度まとまったお金が必要になる修理箇所が発生しています。

 

8年乗って、これまで直した修理箇所の修繕費用は、少なく見積もっても50万円以上はかかっています。

年間に直すと、だいたい7万円程度の修理費用がかかっていますから、レネゲードの場合でも年間10万円ぐらいは確保しておくと安心です。

レネゲードの維持費を抑えて乗る方法

Jeepラングラーに8年乗った経験からお話しますと、Jeepレネゲードはやはり外車特有の故障がおきる可能性が高いため、国産車よりも維持費は割高になります。

 

ただしレネゲードは2015年に販売開始されたため、基本設計が比較的新しいと言えます。また、Jeep(クライスラー社)がフィアットと合併後に追加された車種になります。

自動車会社として規模が大きくなり、資本が増えて、ナレッジの共有なども行われているはずですので、より高品質になっていると考えて良いでしょう。

 

また、実際に筆者がお世話になっているディーラーマンの話を聞いたところでも、レネゲードについてはそれほど故障率は高くない、とのことでした。

とはいえ、やはり国産車に比べると、全く故障しないわけではないと言えます。

 

故障修理に対する費用を少しづつ貯めておく必要がありますので、その他の維持費はできるだけ安価に済ませたいですね。

そのためにできることをご紹介します。

残クレを活用する

できるだけ維持費を抑えて乗るには、まず残クレを利用して月々の支払いを抑えることが大切です。

頭金を100万円程度用意することができるのであれば、月々1万4千円から1万5千円ほどの支払いで乗ることができます。

 

2023年モデルのレネゲード リミテッドは 435万円と、確かに、絶対的な金額としては安くありません。

しかし一方で、残クレを利用した場合の月々の返済額については、さほど、大きすぎる支払いとも言えないでしょう。

 

Jeepレネゲードについて、街中で非常に良くみかけますよね。あまりに多く走っているので「どうしてみんなあんなに高い車に乗れるんだろう。」と不思議に感じることはありませんか?

理由は簡単で、高額な車でも残クレで月々の支払いを抑えられるためですね。極端な話、年収以上の金額の車にも気軽に乗ることができてしまいます。

 

ただし残クレはデメリットもあるので注意が必要です。まず車をカスタムすることはできません。カスタムをすると、場合によっては車の価値を下げてしまう可能性があるためですね。

原状回復が困難となる改造を施した場合などはいわゆる「追い金」が発生する可能性もあります。

 

また、満期となった際に、まだまだ200万円以上の残債が残った状態になります。その残債は、車両を返却することでペイします。

新しい車に乗り換える場合に、下取りとして頭金を用意することはできません。

そのため、数年ごとに、次の車の頭金を用意できる余裕が欲しいですね。

初期型の中古車を探す

Jeepレネゲードの初期型の中古車を探すのも手です。

現行型のレネゲードのデビューは2015年。

2015年〜以降のモデルで、走行距離が3万キロ以下でも200万円以下で探すことができます。

 

国産車は型落ちになると、どうにも劣等感を覚えてしまいがちですが、レネゲードの場合は古くてもカワイイデザインは健在です。

また、現行モデルに至るまで大きく変更がないため、中古車であっても古く見えにくい車種と言えます。

下取りではなく買取業車に売る

今乗っている車を、そのままディーラー下取りに出すと安く買い叩かれる可能性があります。

筆者の場合でも、ディーラーから提示された下取り価格はたったの110万円でした。

 

さすがに安すぎないですかね…確かに走行距離は10万キロ近いものの、

ラングラーといえば輸入車の中でもトップクラスにリセールが良い車種のはずです。

参考までに、同年式で、走行距離が近い条件の中古車車両を探してみると、結構強気の価格で販売されています。

この市場価格を見る限り、110万円というのは明らかに買い叩いているとしか考えられません。

 

念の為、買取業車にも査定してもらって、どちらで高く売れるかはしっかり確認した方がよいですね。

 

特に昨今では、半導体不足で新車の納期が遅れており、待ちきれない人が中古車に流れています。

中古車の平均価格がバブル状態となり、思わぬ高値で売れるケースも多いのです。

 

仮に10万円高く売れたら、それだけ新しい車のローン支払い額が少なくなりますし、家族で旅行に行くこともできます。

面倒くさいかもしれませんが、少しの手間で高く売れるなら確認しておいた方が良いですよね。

 

理想は、複数の買取業車を競争させることです。競争させることで、最高値を引き出すことができるためですね。

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Jeepレネゲード維持費まとめ

残クレを利用した場合のJeepレネゲードの月額の維持費は、だいたい4万円〜5万円程度です。

また、年間の維持費については、50万ぐらいをみておく必要があります。

レネゲードに限らずJeepの車は人気が高く、リセールが非常に良いことでも有名です。そのため、多少無理目なローンを組んだとしても、売却して残債を十分にペイすることができます。

無理なくローンが支払える範疇であれば、ぜひ乗ってみることをおすすめします。

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少し前まで、半導体不足で新車の納期が遅れており、待ちきれない人が中古車に流れていました。

そのため買取価格はバブル状態でしたが、今は過熱気味の市場は落ち着きを取り戻しつつあります。

 

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