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VOLVO 940クラシック エステートでキャンプ。

ボルボ940 クラシック エステートとは

今回取材した車両はボルボ940 エステート。

740(1985年デビュー)の後継車種で1990年から1998年にかけて生産された、ミディアムクラスのセダン/ステーションワゴン。試乗車はワゴン版(エステート)で年式は不明。

前回ご紹介した’240’と比べるとやや「新しい」雰囲気のデザインです。とはいえ、令和の目線で見ればこれも十分にネオクラシックな風情です。

240と同様に年代が比較的新しいということもあり旧車の中では壊れにくく、パーツ供給も潤沢なため維持しやすいのも特徴の一つ。

「古いボルボ。」というと壊れるイメージがありますが、ミッションはアイシン製の4AT(トヨタ車と同じ)ですし、ボルボは最長走行距離のギネス記録もあるメーカー。

実は頑丈で故障しにくいのです。

乗用車の走行距離のギネス記録は、1966年に米国で購入された『Volvo P1800』(約450万キロメートル)

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940GL TURBO

取材した車は「940GL TURBO」というグレード。

搭載しているエンジンは2.3ℓの直4SOHCターボ、165馬力を発生。エンジン縦置きのFR駆動で、4速ATとの組み合わせ。

240のエンジンがノンターボで115馬力ですので、940の方が高速道路などでのアドバンテージは明らか。

240と940を良く知る240オーナーに話を伺いました。

達朗氏
走りは240より「現代の車感」があって、パワーも余裕があります。車に何を求めるかですね。のんびり行きたければ240でも十分です。

ボディサイズは全長4850mm、全幅1755mm。

240は4785mm、全幅1715mmでしたので、940の方が少しだけ大きいですね。

四角四面のサイドビュー。伸びやかなスタイリングが美しいですね。

インテリア

インテリアです。外観同様、カクカクとした四角を基調としたシンプルなモノ。

こちらのグレードはウレタンのハンドルノブで、木目パネルの加飾などもなく質素な雰囲気です。

無駄がなく「質実剛健」な印象。カセットデッキが泣かせます。現代の車のような豪華さはありませんが、シンプルで非常に潔いですね。

メーターパネルも実にシンプル。アナログクロックが大幅にスペースをとって鎮座しているのが時代を感じさせます。

シートはグレーのファブリック。ただし現車は運転席以外はレザーシート仕様でしたのでオリジナルはレザーの可能性が高いです。

運転席&助手席はパワーシート仕様。3名までのメモリー機能も付いています。この辺りは、実質上当時のフラッグシップモデルであったことに由来する装備ですね。

ラゲッジルーム

古い年代の車なので無駄な装備がなく、さらに四角四面のボディでルーミーなラゲッジスペース

240と比較すると、ボディサイズはほぼ変わらないもののさらに広大なラゲッジになっています。

リアシートを倒すと広大なラゲッジスペースが現れます。長尺物の積載もOKなので、釣り竿などの積載も向いていますね。

達朗氏
車中泊もよくやります。175cmの成人男性が縦に寝られるスペースがありますよ。

240もそうでしたが、ドアを閉めた際のドチャ!という音も、たまらないですね。

ボディ剛性や安全性の高さを感じさせる印象です。

その他ディティール

タイヤサイズ

タイヤサイズは205/55/R16。

コインホルダー

純正オプションだというコインホルダー。最近の車では見かけなくなりました。

ドアハンドル

ドアハンドルが独創的な意匠。写真中央のレバーを手前に引くことでドアを開閉します。

給油口

給油口は緑色の蓋が印象的。油種がわかりにくいため現車はテプラで’(レギュラー)ガソリン’と明記していますね。

欧州車はハイオク指定の車が多い中、940についてはレギュラーガソリンで問題なく走るそう。

アクセル&ブレーキペダル

アクセル&ブレーキペダルは吊り下げ式。

サンルーフ

サンルーフは現車はメクラ板で封印されていました。最初からコレなのか、またはサンルーフを後から潰したのかは不明です。

グローブボックス

グローブボックスの開閉もスムーズでした。

ボンネットヒンジ

ボンネットヒンジの作りが独特です。ボンネットを全開にすると固定してくれるので、ボンネットを止める棒が不要となります。

ルーフ

フラットなルーフ。

達朗氏
全身に溢れるネオクラシック感がたまらないですね。

ボルボ940の走りは?

エンジンは直列4気筒SOHC2.3Lターボエンジンで165馬力。現代の基準から言えば大したことのない数値ですが、必要にして十分。高速道路でも後ろの車からせっつかれるようなことはありません。

ステアリングセンターは曖昧だし、全体的にゆったりした乗り心地。これでも240に比べればより「現代っぽい」フィールだそう。

達朗氏

240の方が好きだけど、コイツも味わい深いですね。

ボルボ940でキャンプ

人気の240に比べて、ややマニアックな存在の940。

でも今回取材車両に触れて感じたのは、コレはコレでめちゃくちゃカッコいいし、240にはない独特の雰囲気があるということです。

「古いカクカクしたボルボ」という定石は抑えているし、240を検討している方は940も見てみると新しい発見をすることが出来る可能性があります。

さらに240と同様に頑丈で壊れにくい車である。というボルボならではのメリットもあります。

ただし240よりもやや探しにくいので、良いタマに出会えたならば買いですね。

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