シマノ 14 クロナークcI4+ 長期インプレ 軽量設計、大陸仕様の 深溝スプールの功罪とは。

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目次

巻き心地

巻き心地に関してはマイクロモジュールギアによる超シルキーな巻き心地を誇る、13メタ二ウムと比較すればやや不利な点は否めません。

巻きの質感、ここは価格がものをいうポイントなのである程度は致し方ない部分。

異音

これは購入当初から起こっていたと記憶していますが、キャスト時に「ウィーン」とスプール周辺からすごい音がします。

ネットでほかの方のレビューを見ていると同様の症状が出ている方がかなり多いので、これはクロナークの持病でしょう。

私は全く気になりませんが、気になる方は気になると思います。

それぐらい大きな音がします。

ブレーキシューから発生している音だそう。

ブレーキシューにグリスを塗れば音鳴りは解消されます。

しかしグリス切れが早い段階で起こるのでこまめな異音対策が必要です。

ブレーキ調整のハッチ

シマノ 14クロナーク CI4+

シマノ 14クロナーク CI4+

 

ブレーキ調整時にオープンするサイドカバーが、完全に分離するので、落としそうになります。

これはユーザビリティを考えていない、マイナスポイント。

水辺で使用する工業製品でこの仕様はいただけません…

ある意味バーサタイル。それってもしかして?

CI4+素材による軽量設計(185g)と、16LB-100mの深溝スプール、高強度真鍮ギアによる高い巻上げトルク…と有る意味何でもこいの万能設計のクロナーク。

ですが剛性感においてはやはりメタルボディのリールに分がありますし、かといって軽量級巻きモノに使用する場合、深溝スプールが足枷となります。

どっちつかずの軽量設計+深溝スプール仕様は、中途半端な感じは否めません。

巻物寄りと勝手に決める。

シマノ 14 クロナーク CI4+

シマノ 14 クロナーク CI4+

 

私の主観ではCI4+を使用した軽量&コンパクトボディは、打ちモノをこなすというよりは軽量級巻物に使ってこそ、という感覚。

真鍮ギアの巻き心地のシルキーさ、かつ長期間巻き心地が変化しにくいという利点も巻きモノタックルへの適合力が高いハズ。

そこでPEラインの下巻きを入れて12lbラインでの巻きモノタックルとして使用することにしました。

軽量級巻物用ならPEの下巻きを

クロナークは、16LB-100mの深溝スプールなので、たとえば12lbのフロロカーボンのラインを下巻きを入れないで巻きつけるとスプールの重量が増えてしまいます。

フロロカーボンラインは比重が重いのです。

そこで比重の軽いPEラインで、下巻きを入れるとスプールの総重量が軽くなるので、キャストフィール、軽量ルアーへの対応力がUPします。
 
またPEラインによる下巻きは、水を吸うことによる重量増も防げるので、(PEは水を吸わない)その点でも下巻きに適しているといえます。

まとめ

異音問題やサイドカバーの仕様、どっちつかずの軽量設計+深溝スプールなど欠点はいくつかありますが、総合的にはとても良いリールです。
 
高強度真鍮ドライブギアによるトルクフルな巻上げ力を生かした、打ちものをこなすタフネスさも持っていますが、オススメ用途は軽量級巻物機としてPE下巻きセッティングです。

それでいて実売価格は2万円とちょっと。実売価格と性能のバランスの優れた中級機であるといえるでしょう。

ikahimeを最後までお読みいただきありがとうございました。

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