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アングラー取材 第8弾 釣りバト.com Kaneckさん @6月中旬の亀山ダム [後編]
アングラー取材第8弾[後編]は釣りバト.com Kaneckさんのレンタルボート装備紹介です。(写真は津久井湖での1枚)
Kaneckさんが運営されているブログ→釣りバト.com
- [前編]はレンタルボート装備へのこだわり
- [後編]はハイテクエレキ ローランス ゴーストについて
をお伝えします。
[ローランス ゴースト]インプレ。選んだ理由など
エレキ:ローランス ゴースト30インチ仕様
当記事では、Kaneckさんが愛用されているオートパイロット系エレキの雄、ローランス ゴーストについてその特徴を深掘りしていきたいと思います。
36Vの電圧から120lbの推進力を発揮するモンスターエレキです。
シャフト長はT.z Factoryでシャフトカットを実施し30インチ仕様。(写真は相模湖にて)
その他仕様は以下。
- T.z Factory T.zバウデッキ
- T.z Factory スーパーローダウンアタッチメント
- T.z Factory キャビテーションプレート
- モーターガイド X3マウント
- KDW マウントドアノブ
特筆すべきは、おそらく日本初?ではないか、というローランスゴーストの30インチ仕様。T.z Factory スーパーローダウンアタッチメント(T.zの刻印がある青い製品。エレキヘッドの位置を約10cm(4inch)下げられる。)と組み合わせることで実現。
(スーパーローダウンアタッチメントがないと、エレキヘッドが水中に入りません。)
エレキ自体の軽量化、ステアリングのレスポンスUP、ヘッド位置が下がることによってキャストしやすい。などメリットが多いです。
ローランス ゴーストのメリット
ローランスゴーストのメリットを動画内でいろいろ語っていただきました。
主にライバル機種である「ガーミン フォース」との対比でお話していただいています。
オートパイロット系エレキの選択で迷われている方にとっては必見の情報となっております。
1.操作のディレイがない
1つ目のメリットは操船、主にヘッドの向き変えにおいてディレイ(遅延)がないことです。
ゴーストはペダルとエレキ本体が電気信号を伝えるケーブルで繋がれているため、ディレイのない操作を可能としています。(物理的なワイヤーはなし)
一方で、ガーミン フォースはペダルとエレキ本体が「完全なワイヤレス」となっており、ブルートゥースで接続する仕組み。若干ではありますが操作に遅延があります。
※フォースのワイヤレス仕様のメリットとしては、持ち運びするときはとても楽です。
2.踏み感が従来のエレキに似ている
ローランス ゴーストのメリットその2。
ペダルの踏み感がある程度重さを伴ったモノで、従来のエレキに近い感覚です。ワイヤーステアリングタイプのエレキから乗り換えても違和感を感じにくいのがメリットです。
一方で、ガーミン フォースはやや軽めの操作感。慣れてしまえば軽い方が足の疲れは少ないですが、慣れるまで少し時間がかかります。
3.既存のマウント資産が流用できる
ゴーストのメリットその3。モーターガイドX3、X5、ミンコタマウントとシャフト直径が一緒なので、マウント類の資産をそのまま使用することができます。
乗り換え時のコストがエレキ本体だけで済みますね。
ガーミン フォースはエレキ本体と専用マウントが一体型で、マウントのクイックリリースアダプターをバウデッキに装着する仕組み。さらに、持ち運びの際はエレキ本体と専用マウントを一緒に運ぶ必要があります。
一方で、専用マウントが必要のないゴーストは、エレキ本体のみを持ち運びすることができます。
取り付けも従来のエレキと同様で、直径の合うバウデッキにシャフトを取り付ける仕組みでシンプルです。
4.半ペラがやりやすい
ローランス ゴーストのメリットその4。いわゆる「半ペラ」がやりやすい事が挙げられます。
「半ペラ」…エレキヘッドが湖底に接触してしまうようなバックウォーターなどで、エレキヘッドを少しだけ持ち上げて進むこと。
フォースもゴーストも、エレキを持ち上げると、ヘッドの角度が自動で横向きになる機能が付いています。
その作動範囲が、ゴーストはかなりの角度まで持ち上げないと作動しないため、半ペラがやりやすいとのことでした。
※ここは認識の違いがありまして、ガーミン フォースも半ペラは可能だそうです。
その他ゴーストの特徴:静粛性が非常に高い
その他、ローランス ゴーストのメリットについてです。ブラシレスモーターを搭載しているため、非常に静粛性が高いのが特徴の一つです。
旧来のエレキから乗り換えると、まるで忍者のように静かにポイントへたどり着けることに感動できるレベルです。エレキ特有の「ウィーン」という作動音がほぼ皆無です。
ちなみに、ガーミン フォースと比べて、静粛性に関してはほぼ互角のレベルだと感じました。どちらもめちゃくちゃ静かです。
スピードよりトルク重視のセッティング
スピードに関しては、ガーミン フォース = 100lb、ローランス ゴースト = 120lbと表記上はローランス ゴーストが優っています。
しかし、実際のスピードはフォースの方が上です。
というのも、ローランス ゴーストはペラが肉厚の2枚羽でどちらかというとトルク重視のセッティングになっているため、このような結果になっています。
ペラを替えたら化けるのでは?という見解です。
とはいえ現状ではローランス ゴースト用の3枚羽ペラは販売されておらず、これは今後の展開に期待したいところです。
スポットロックの精度が高い
また、スポットロックの精度が非常に高い点もローランス ゴーストのメリットの一つです。
設定したポイントにビタッと張り付くことができます。体感的にはヘッドの位置が1mも動かないのでは?というぐらい精度が高かったのが印象的でした。
ガーミンフォースにもスポットロック機能がありますが、ローランスゴーストの方が一枚上手のように感じました。
>>次ページで、ローランスゴースト専用リモコンの使用感や、ローランス ゴーストの弱点をご紹介。
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