ノースフォークコンポジットから、気になりすぎるスピニングロッド、NFX S70MHがリリースされていました。
MHクラスのPEライン専用ロッドで、「パワーフィネス」に使えそうな番手です。
詳細をシェアします。
ノースフォークコンポジット
「ノースフォークコンポジット」は、アメリカのブランクメーカー。
アメリカのバスフィッシング界で知らぬものはいない、伝説的ロッドビルダー、ゲイリー・ルーミス氏のブランドです。
ゲイリー・ルーミス、といえば、「G.Loomis」を思い出しますね。こちらはルーミス氏のロッドメーカーです。
現在、G.Loomisはシマノ傘下のブランドになっています。ルーミス氏が大病を患った際に、ブランドをシマノに売却したのだとか。
その後無事回復したルーミス氏が立ち上げたのが、「ノースフォークコンポジット」です。
「G.Loomis」はロッドメーカー、「ノースフォークコンポジット」はブランクメーカー、という棲み分けです。
日本市場向けの「J CUSTOM 」なんかが有名ですよね。
ノースフォークコンポジット NFX S70MH
そんなノースフォークコンポジットのNFXシリーズからリリースされた、「S70MH」。
PEライン使用を前提とした、ミディアムヘビーパワーのスペシャリティロッドです。
「パワーフィネス」の明記無し
この「S70MH」、公式HPに「パワーフィネス」の文字は有りません。
しかし、その説明文を解釈すると、パワーフィネスロッド的要素を過不足なく備えたロッドという事が読み取れます。
以下のような解説がなされています。
1/32オンスのライトリグから3/4オンスのヘビーウェイトリグにまで対応するPEラインの使用を前提とした7フィート、ミディアムヘビーパワーのスピニングロッドです。
アクションはライトリグであっても繊細に操作することが出来るソフトなティップセクションに、ロクマルであってもいとも簡単に寄せられる怒涛のリフティングパワーを併せ持ったファーストアクション。
ブッシュ越しに攻めるシャローカバーのチョウチン釣り、さらなるリアクションを求めたヘビーウェイトの釣りなど、フィッシングプレッシャーで口を使わなくなったバスに今までとは全く異なるアプローチで臨むための、そして、東西問わず大型化の一途を辿る個体と対等に渡り合うためのスピニングロッドです。
特に注目すべき点は以下。
・繊細な操作が可能なソフトティップと、リフティングパワーを兼ね備えたファーストアクション。
・ロングレングスを活かしたシャローカバーのチョウチン釣りなど、フィッシングプレッシャーで口を使わなくなったバスに、今までとは違ったアプローチを可能とする一本。
これは紛れもなく、「パワーフィネス」に求められる要素を満たしている、という事ですよね!
ゲイリールーミスからの答え
あえて「パワーフィネス」という言葉を使わないノースフォークコンポジットの解説文。
しかし、確実に現在求められている「パワーフィネスムーブメント」の核を抑えた作りのロッドです。
あえてそのキーワードを説明文に入れない、「ノースフォースコンポジット」というブランクスメーカーの「粋」を見たような気がします。
ニーズに迎合しつつも、直接的な明言は避けるという、まさにこれは職人気質で不器用なゲイリールーミスからの回答、なのではないでしょうか。
違うかw

パワーフィネスの必要性
まあ「パワーフィネス」の必要性についてはもはや語るべきところも語りつくされている感じではありますよね。
不要論もあるかもしれませんが、私の通うフィールドにおいては、非常に有効性の高いメソッドと感じています。
ホント、普通にカバーにアプローチするだけじゃ喰わない個体が多いんです。
太糸PE+カバースモラバの繊細なアプローチの有用性は非常に高い、と感じざるを得ません。
そんなアプローチにぴったりだと思われる、「NFX S70MH」。
ハイエンドなメーカーなので、ちょっとお高いのが玉に瑕、ですが、ゲイリールーミスの英知の詰まったブランクスを使用しているので仕方がないという感じでしょうか。
northforkcomposites.jpさんで注文可能です!
ん~欲しい…
まとめ
気になりすぎる「NFX S70MH」。
パワーフィネスロッドに新たな刺客が登場です。
ikahimeを最後までお読みいただきありがとうございました。
