2017年のシマノの新製品ラインナップが公開されましたね。
「エクスプライド」シリーズがモデルチェンジを敢行するようです。
リーマンアングラーにとって、価格と性能のバランスを考えると自ずと候補に挙がる「エクスプライド」。
そんなエクスプライドの中核を担う番手である172MH。中途半端と評されることの多い’バーサタイル’モデルですが、その真価は’極上のキャストフィール’にありました。
新モデルがリリースされる微妙なタイミングではありますが、インプレッションをシェアします。
目次
普通のMH?
はっきり言って、かなりインプレッションを書くのに苦労する竿です。『普通のMH』なんですよ。
というかロッドのインプレッション自体、たいして釣竿を触っていない、アマチュアアングラーにとって非常に難題なんですw
しかしエクスプライド172MHの工業製品としてのクオリティの高さは素晴らしく、この素晴らしさをなんとかお伝えするため、インプレッションを書いてみます。
まあ’バーサタイル’シリーズのモデルなので、『普通の』ってのは褒め言葉でもある訳です。
SPEC
length | 7.2ft(2.18m) |
テーパー | レギュラーファースト |
weight | 130g |
ルアー重量(g) : | 10-30g |
パワーと遠投性能をUPさせたバーサタイルロッド「172MH」。飛距離が必要とされるフィールドでは絶大な威力を発揮します。フルキャストしても体への負担が軽減するよう、ロッド全体が荷重を分散しながら曲がるブランクスに設計。心地良くフルキャストを繰り返すことができます。クランクベイト、スピナーベイト、小型スイムベイトなどの巻物だけでなく、テキサスリグやラバージグにも対応。ピッチング&フリッピングで近距離カバーを攻める操作性、そして一気にバスを浮かせるリフティングパワーを備えた頼もしいロッドです。※ブランクス性能を損なわず、移動や保管に便利なグリップ内ジョイント仕様。
出典:SHIMANO
重量級巻物やトップウォータープラグに好相性
SHIMANOのHPにもルアーの種別ごとの適合表が載っています。
しかし打ちモノ系が’最適’になっていたりと、やや実体とずれている感があったので、使用感をもとに適合表を作ってみました。
1/2以上の重めの巻物 | ◎ |
高比重ワームの遠投 | ◎ |
バズジェットなどの波動系トップウォーター | ◯ |
テキサス | 〇 |
ジグ1/2 | 〇 |
ジグ3/8 | ◯ |
ジグ1/4 | △ |
フロッグ | △ |
バットは非常にトルクフルですが、レギュラーファストテーパーという事もあり、かなりしっかり曲がります。
その為、どちらかといえば撃ちモノより、巻きモノに適したフィーリング。
公式HPでの適合表を見ると、ジグやテキサスが「最適」になっていますが、実際のところは「可能」ぐらい。
撃ちモノだと、ややフッキングパワーが物足りないカモ。
1610Mと比較して
もっとも基本のバーサタイルロッド、エクスプライド1610Mと比べてみます。
全体のフィーリングや、テーパーはよく似ています。
もっとも明確な差は、キャスト時のバットの安定感。
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