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シマノのMGLスプール VS ダイワのSVスプール
シマノのMGLスプールと、ダイワのSVスプールどっちが優れている?どっちが気持ちいいの?というお話です。
もちろん、シマノリールとダイワリールはブレーキユニットの仕組みの違いという、スプールの差うんぬん以上に大きな違いがあるため単純比較は無理な話です。
ご存知の通り、シマノはSVSブレーキ(遠心ブレーキ)、ダイワはマグブレーキ(マグネットブレーキ)を採用しています。(一部例外を除く)
そのため、それを無視してスプールのみのフィーリングというのは感じられる訳がないので、まあこの比較自体がすでに破綻しているしナンセンスなのですが、まあ一つネタということで語ってみたいと思います。
MGLスプールの特徴
- 全域で抜けるようなキャストフィーリング
- ブランキング(穴あけ)加工されたかっこいいルックス
MGLスプール、というよりもシマノリールの最大の特徴は、抜けるようなキャストフィーリングにあるかと思います。
とにかく初速から着水まで全域で失速感が少なく、気持ちよく飛んでいきます。
ただ、絶対的な飛距離ではそれほど両者に差があるとは思わないのですが、同じ距離に到達するまでのフィーリングが素晴らしい。
見た目については、MGLスプールのブランキング(穴あけ)加工がやっぱりかっこいい!というご意見と、SVスプールのようにヌメッとした穴無しの方が硬派でかっこいい、というご意見両方あるかと思います。個人的には..どっちもカッコいいぞ。
特にすごいMGLⅢスプール
現状、’19アンタレスのみに搭載されているMGLⅢスプールは特に素晴らしいキャストフィーリングを生み出します。(’20メタニウムにも搭載されました!)
何がすごいか?というと、以下の2点に集約されると思います。
- ベイトフィネスリールに迫る、軽量ルアーの圧倒的な対応力。
- キャスト時のスプールが高回転した際の音も、静か、かつイイ音がします。
軽いものがめっちゃ気持ちよく投げれて、かつフィーリングも官能的。というところ。例えば6g台のマイクロクランクベイトを投げてみると、なんとか投げれる、じゃなくて気持ちよく投げれる。
なぜこのような素晴らしいフィーリングかというと、ナロー(幅が狭い)ことに由来しているかと思います。
幅が狭いことで、もっともキャストフィールに影響の出やすい、スプール外側に巻かれるラインの量を自然と減らすことが可能だからです。
しかし、ナロースプールは欠点もあります。
ロングキャスト時にスプール痩せしやすい、その結果、巻き取り長が変化しやすい、などです。
とは言えそれら欠点を差し引いたとしても、非常に優れたスプールだと感じます。
(もちろん、MGLⅢではなく、普通のMGLスプールの方も素晴らしいです)
SVスプールの特徴
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