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撥水性能は?
防水性能に付いて、実際に雨の日の相模湖で実釣テストしました。テスト日の天候は、豪雨とまでは呼べない降雨量でしたが、やや強めの雨が1日を通して降り続くようなイメージです。
初期の撥水性能については十分満足できるレベルに仕上がっていますし、数回着用しても極端に性能が低下するような事もありませんでした。
ただしパンツについては、数時間雨を浴びていると、太ももの部分の撥水がやや落ちてくるような印象でした。最初の数時間は玉のように弾いていた水滴が、じっとりと表面に残っているようになってきます。
とはいえお尻を含めた下半身に、不快な浸水はなかったですね。
参考までに「ゴアテックス」素材の耐水圧は、45,000mm以上という数値で桁違いですが、一般的な雨はガチの土砂降りでも1,000mm〜1,500mm程度、普通の傘の耐水圧が250mm程度。
10,000mmという耐水圧がかなり十分な数値ということが伝わりますでしょうか。
出典:YAMAKEIオンライン
モンベルと比較してどうか
ちなみに、私がメインで愛用しているモンベルのレインウェアは、GORE-TEXマテリアルを採用した「トレントフライヤージャケット」+「レインダンサーパンツ」です。まあまあいいお値段しました。ジャケットが1万6千円ぐらい、パンツが¥11,500 +税ですね。
ワークマンのレインが5着購入できます(汗
しかし、今回改めてワークマンとモンベルを比較した時、やはりモンベルは高いだけあってしっかりした作りとなっているというのが印象的でした。
モンベルの優位点は以下です。
インナーの肌触りが良く、透湿性が高い
インナーの肌触りがスベスベで気持ちいいですね。こちらの方が上質です。透湿性もやはりモンベルに優位性があると感じました。
裾のドローコード
裾にはドローコードが付いています。これ、実は当たり前の装備ではない、ということを痛感しましたね…
ベンチレーション付き
脇の下にガバッと開けれるベンチレーションが付いています。基本的な透湿性が高いだけでなく、ここをガバッと開けることでフレッシュエアを積極的に取り込む事が出来ますね。
雨の止み間に、カッパを脱ぐほどじゃないけど換気したいときに便利です。
軽量である
モンベルの方が軽量ですね。梅雨時期のムシムシした気候に着用するアイテムですので、軽い着用感は武器になります。
パンツの質が高い
パンツも、別売りだけあって質が高いですね。
- ガバッと裾が開けれる
- ボタンとフロントジップも付いている
- 裾をゴムで絞れる
超優秀なサブのカッパとして
個人的には、エースのカッパはモンベルがあるのでそれを使い続けるとして、過度な負担を掛けないためにワークマンとローテーションしようかと思います。
ワークマンのカッパオンリーでメインを張れるか?というと、もちろんアリと言えばアリです。しかし、モンベルの方がやはり品質感や、着用した際の利便性も含め総合力が高いのです。
なので、自分の中では「超優秀なサブのカッパ」としての位置付けですね。
また、このお値段であれば新品のレインジャケットを何回もリピートする、という使い方も出来てしまいますよね。
新品のレインジャケットは気持ちの良いモノですし、常に新しいレインウェアを着用したい、という場合にもおすすめです。
デメリット
デメリットとしては、一番気になったのはやはりジャケットの裾の調整が効かない事です。無慈悲なゴム仕様で、もしかしたら締め付け感が気になる場合もあると思います。
それから、パンツの作りが全体的にややチープですね。フロントジップやスナップボタンはレス仕様で用を足す際にやや難儀します。また、裾にもジップはないのでブーツを履いたままの着用は出来ません。
「ジャケットのおまけ」という感覚が抜け切らない印象です。とは言え値段を考慮すれば十分に健闘していると思いますし、肝心な防水性能については文句のない水準です。
あとは人と被りやすい、という事でしょうか。早速、湖上で同じレインを着たアングラーと遭遇しました(笑)
まとめ
以上、ワークマン レインスーツSTRETCH Perfect(R600)のレビューでした。
細かなディティールを見ていくと、流石に高額なアウトドアブランドのレインジャケットには劣る事が分かりました。
しかし純粋な雨ガッパとしての性能は高く、コストパフォーマンスに優れているのは間違いのないところです。
ikahimeを最後までお読みいただきありがとうございました。
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