SHIMANO バンタムから新しいジョイントベイト、ジジル70がリリースされました。
i字系のまったく新しいアクション、「ワギング」。
聞き慣れないバス釣り用語、「ワギング」について、その特徴をシェアします。
バンタム ジジル 70
なんともくすぐったいような、かわいらしいようなネーミングでデビューした、バンタム ジジル 70。
いわゆる「I 字系」にカテゴライズされるプラグです。
※「I 字系」っていうのは、真っ直ぐ泳ぐプラグの事ですね★
バンタムのHPには、基本は「I字系」ながら、「J字形」的なアクションを発生する、「I 字系」から進化した「i字系」とあります。
…「J字形」、つまり、180度ターンが可能って事でしょう。
可動域の広いジョイント部分
山木さんの解説によると、ジョイント部分の可動域を、上図のように、かなり広く取っていて、180度ターンを実現しているようです。
これを「ワグロックジョイント機構」と呼ぶそう。
ラインスラックを操作することで、「ワギングアクション」と呼ばれる、誘いの首振りが可能。
「ワギングアクション」…初めて耳にする用語です。
言葉のセンスが良いですね。
こういうのは、開発部隊とは別のところで考えているんでしょうか。
‘wagging’は、振る、揺り動かす、という意味。
犬がしっぽを振ることを、’tail wagging’ というらしいです。
興味を持ってチェイスして来たバスに対して、いきなり向かっていく!これは効きそうなアクションです。
背中に穴
背中に穴が設けられており、ラバーを通す事によって、虫系チューンが出来るようになっています。
こういったチューン幅をルアーに持たせるのは、最近のトレンドですね★
アイウェーバーを思い出す
こういった軽量なI字系ジョイントルアーの代名詞といえば、O.S.Pのアイウェーバー。
テールのティンセルといい、シルエットといいかなり似ています。
しかしアクション的には、アイウェーバーはあくまでスーッと真っ直ぐ泳ぐ、王道のI字系。
ジョイント部分の首振りも角度は浅めです。
iwaverのジョイント部分の役割は、ルアーを動かすためではなく、不用意な動きをさせないためのジョイント。
さらに、アイウェーバーは横向きボディという部分も、ジジルとの大きな違いです。
なので、同じI字系でも、ジジルとは対極にあるといえますね。
そのあたり、差別化を図っているのでしょう。
セイラミノー
他にもサイズ感や狙いどころが被るのが、JACKALLセイラミノー。
こちらはジョイントではありませんが、I字系ミノーの代表格。
アイウェーバーよりもさらに、「なにも動かない」I字系なので、よりスローにバスの目の前で止めたいときに使います。
アイウェーバーや、セイラミノーで喰わないとき、ジジルの「ワギング」アクションが効いてくれるかもしれません。
まとめ
関東フィールドなら、西湖などのソフトルアー禁止クリアレイクなどでその真価を発揮してくれそうな、ジジル。
アイウェーバーやその他I字系ルアーとの使い分けが楽しみです。
ikahimeを最後までお読みいただきありがとうございました。
ikahime