カバーの最奥にネコリグをプレゼンテーション出来る、「カバーネコリグ」。
ワーム自体をガードとして使用する大変画期的なリグとなっています。
少しばかり使い込んでみたので、リグの基本から釣り方のコツまで私が実感したメリットをご紹介します。
目次
カバーネコリグ[スナッグレスネコリグ]の有用性
近年、フィールドのハイプレッシャー化に伴い、カバーの最奥のバスでさえも、テキサスリグなどの強いリグに反応しない。そんなことがよくあると思います。
そこで、カバーの最奥に潜むバスにスモラバやネコリグなどのライトリグを送り込む必要が出てくるわけですが、そんなときに、大変有用なのが川村光大郎氏考案のFINA「N.S.Sフック」を使用した「スナッグレスネコリグ」または「カバーネコリグ」。
少しばかり使い込んでみたので、リグの基本から釣り方のコツまで私が実感したメリットをご紹介します。
タックル
タックルは、ベイトフィネスタックルを使用します。込み入ったカバーにワームを投げ込むので、スピニングタックルのライトラインではせっかくかけたバスを取り込めません。
一例ですが私のタックルをご紹介します。
リール:アブガルシア REVO LT (レボ LT)
ロッド:アブガルシア ファンタジスタ ヤバイ FCY-62L
ライン:シーガー フロロマイスター 8lb
レボLTはラインキャパがフロロカーボンライン8lbで100mです。
ベイトフィネスリールは巻いたラインも含めたスプール総重量を出来るだけ軽くすることが必要となりますので、35m~40mほどラインを巻きます。
レボLTは巻き取り量が74センチなので、おおよそ50回から60回ほど巻くと、35m~40mほどの巻き取り量になります。スプールに空けられた穴がラインの下にうっすら見えているぐらいで適量です。
ワーム
スナッグレスネコリグに適したワームとして、O.S.Pのドライブクローラー4.5inまたは、DSTYLEのトルキーストレート4.8inをオススメします。
まずはO.S.Pのドライブクローラーです。
そしてDSTYLEのトルキーストレート。
オススメの理由としては、いずれもネコリグでの使用を前提とした作りになっており、ネイルシンカーが挿入しやすかったり、フックの刺し位置のポイントがあったりしてとてもリグりやすくなっています。
フック
スナッグレスネコリグにおける最大のポイントであるフックは、FINA N.S.S HOOKの2/0番を使用します。

nssフックパーフェクション
スイベル付きの「nssフックパーフェクション」もラインナップされています。ノーマルと比較すると1つ入り数が少なくなっているんですが、非常に使用感が良いです。
ネコリグは糸ヨレが発生しやすく、唯一の弱点とも言えます。スイベルによってそれを効果的に抑えてくれるので、キャストのしやすさや、ライントラブル防止につながります。
私も正直、使用前はそんな変わるの?って思ってましたが、使ってみると目から鱗でした。
たかがスイベル、されどスイベル。なんです。
一見つまらないように思える小さな事の積み重ねが釣果に繋がったりするので、是非試してみてください(ᵔᴥᵔ)
シンカー
シンカーは、タングステン製のネイルシンカーがオススメです。
スタジオ100(ワンハンドレッド)のタングステンシンカーが、コストパフォーマンスに優れていて大変おすすめ。
私の知る中で、タングステン製のネイルシンカーの中で最も単価が安いです。(実売価格)
…ですが、今回は在庫が無かったので、レインズのタングステンシンカーを使用しますw
重さは1/16oz。いろいろな重さを試しましたが、キャストしやすさ、感度、ワームの泳ぎにおいてベストバランスは1/16ozです。ここは好みがあるのでいろいろ試してみると良いと思います。
鉛のネイルシンカーはオススメしません
鉛のネイルシンカーなども試しましたが、タングステンと比べて、サイズが大きいのでネイルシンカーを刺したときに、ワームの動きを妨げてしまいますし、ワームが大きく裂けてしまうのでワームの持ちにも影響が出てきます。
8lbラインを使用したスナッグレスネコリグにおいては、根掛かりはほぼないので少し高いですがタングステンシンカーを使用することをオススメします。
コスパを考えて鉛のシンカーを使いたい気持ちもあるのですが、ネコリグに関してはタングステンシンカーの使用が無難です。
その代わり、ダウンショットリグなどは、鉛製の「コツコツ君」を使ったりしてコストを抑えています。
リグり方
リグり方を簡単にご紹介します。
まずはネイルシンカーを頭に差し込みます。
少しだけシンカーを出したままにするのがポイント。感度向上と、ボトムノック時の金属サウンド発生を狙ってのセッティングになります。
次にフックを、ハチマキの始まり辺りにあるフックポイントの目印を目安にして刺します。目印は平らになっている部分です。
NSSフックには、プラスチック製のワームキーパーが付いていますので、ワームキーパーより上にワームをセットします。
最後に針先をワーム内部に隠して完了です。
簡単ですね(^^)
釣り方
これで、ややこしいカバーの最奥へ入れてあげれば、そこにバスが居てくれれば高確率で反応が得られるはずです。
私なりの「出しどころ」や、釣るコツをまとめてみますね★
1.カバーに入れたテキサスリグに反応が無いとき。
テキサスリグは良く釣れてくれますが、万能ではありません。
スレたフィールドだと、シンカーウェイトがバイトの邪魔をする事が結構あります。
ここぞというカバーでは、テキサスに反応が無い場合、フォロー的にスナッグレスネコリグを投入します。
2.臆せずにカバーの奥の奥に入れ込む。
とにかくカバーの最奥へアプローチします。
そのとき、カバーの「中」へちゃんと入っていくシンカーウェイトをチョイスすることが重要です。
ワームを送り込む場所の、ほんのちょっとの角度や位置の差で、バイトの有無が分かれる事があります。
3.縦にサーチする
フォールスピードが比較的速いので、岩盤や立木などの縦方向のストラクチャーを効率的に探る事が可能です。
注意点
ラインチェックはマメに行います。カバーに入れ込むので、どうしてもラインが痛みます。
まとめ
以上、カバーネコリグ(スナッグレスネコリグ)のご紹介でした。
ikahimeを最後までお読みいただきありがとうございました。
