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アルカンセ RG-C XSの弱点
巻き心地やかっちり感は大手メーカーに譲る
正直に言って、巻き心地の良さや、ボディのかっちり感はシマノ・ダイワに部があります。
アルカンセ RG-C XSを使ったあとに、ダイワ ‘20TATULA SV TWを使ったのですが、巻き心地が非常に良く感じました。
さらにちょっと気になったのは、写真を見るとわかるのですがハンドルとスタードラグの間に隙間があります。
もちろん使用においてなんら問題はないのですが、このように重箱の隅を突くように細部を見ていくと、ややラフな作り?があったりもします。
一方で、カスタムやチューニングのやり甲斐があるというメリットでもあります。ベアリング、グリス、そしてカスタムパーツへの交換で伸び代が感じられるのはリールカスタムが好きなユーザーは楽しめるでしょう。
この独特のホビー感覚は、アブガルシアのリールに近いイメージだと思います。あばたもえくぼ、と言いますか、多少出来が悪いというのは必ずしも’悪’ではないということです。
これは無理やり褒めているわけではなくて、アブガルシアのリールが愛されている理由の一つだと真面目に思います。アルカンセもそれに近いポジションのリールです。
正直、安くはない
初めから社外品スプールが搭載されていて、キャストフィールは気持ちよく、ライントラブル発生率も極めて低い。価格に対しての’理由づけ’は十分に納得しうるものです。
しかし先述したように、細部の仕上げの良さなどは大手メーカーに部がありますので、総合的な価格設定はやや高めに感じます。
トラブルの少なさは初心者にも勧められるものなので、あともう一歩買い得感があれば良いのにな。というのがワガママな感想です。
攻めたセッティング
12lb-65mというラインキャパシティは、軽く遠投するとラインが全て出切るぐらい浅い設定です。
かなり攻めた’近距離セッティング’なので、用途に合わないと持て余してしまいます。
個人的にはメーカーが提唱する’今まで釣れたバスだいたい近距離じゃね??’という提唱には大賛成で、そこにビシッとマッチングさせてきたRG-Cには賞賛を送りたい気持ちです。
とはいえ、ある程度購入するユーザーを選ぶリールである、と言えるでしょう。
間違えて買う、ということもないとは思いますが「普通のリールとはかなり違う」というのは頭に入れておきたいところです。
まとめ
以上、ZPIのアルカンセ RG-C XSのインプレでした。結論としてはキャストフィール最高、合理的な設計でバスに近づけるリールです。
‘パワーベイトフィネス’的なリールをお得に味わいたい!というユーザーにぴったりのリールですね。
ikahimeを最後までお読みいただきありがとうございました。
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