Availのシマノ用 オフセットハンドル STi 2.5(90mm)のインプレです。
美しいルックスとパワフルさを兼ね備えたハンドルでした。
めっちゃシンプルだけど、純正と何が違うのだろう。その疑問にお答えします。
目次
Avail オフセットハンドル STi 2.5
【Avail/アベイル】★コンプリートセット★ シマノ用 オフセットハンドル STi 2 & STi 2.5
Avail社のカスタムハンドルを試しました。「STi 2.5」というモデルの、90㎜タイプです。
純正っぽいおとなしすぎる見た目
購入する前に思っていた事があります。
正直、あまりにも見た目が純正っぽいので、交換する意味があるのか。という点です。
詳しくない人が見たら、純正と見分けがつかない。(ここが最大のデメリットかも。)
ド派手なライバル、LIVRE
金属製のカスタムハンドルを検討すると必ず候補に挙がる、LIVREのハンドル。
複雑な削り出し加工による独特の雰囲気は、これぞリールカスタム!感があふれ出ます。
純正と明らかに変わり、カッコイイ。
シンプルなのが、イイ。
しかし、Availはその「シンプルさ」こそがメリット。
カスタム玄人が、「あえてカスタム感を出さない」という変態的な手法に使っています。
リールのもっている本来のイメージを大きく損ねません。
派手なパーツが苦手
そして、派手なカスタムパーツが苦手、という方も案外多いでしょう。
「リールカスタムやってみたいけど、派手な社外ハンドルは苦手だな。やっぱ純正でイイや。」
なんて、悲観的にならないでください。
「さりげないカスタム感を主張する、Availのハンドルで楽しめるんだ!」
という訳で、シンプル派はもはやコレ一択。飽きずに長く使えます。
※私は、LIVRE製のド派手なカスタムハンドルも大好物ww
どちらも、甲乙つけがたい魅力に溢れていますね。
純正との比較
純正との比較。
やはりシンプルですが、エッジの効いたデザインは、じわじわと漂う高級感があります。
日本人好みの、コンサバティブさ。
今まで満足していたはずの純正が不思議と野暮ったく見えてきませんか?
写真で見ても十分伝わりますが、本物を見るともっとカッコイイです。
メリット
「オフセット」という事で内側に曲げられた形状です。
ハンドル位置がよりボディ(重心)に近づき、リーリング時のブレを軽減します。
ちなみに、「曲げ加工」ではなく、金属の塊からこの形状を削り出して製造しています。
超々ジュラルミン製で、非常に硬く曲げ加工が難しいためです。
非常に強度が高い事の裏付けでもあり、カッチリとした高い剛性感を感じられます。
見た目だけでなく、使用感を向上してくれます。
超々ジュラルミンについて
ちょっとマニアックなお話です。
Availハンドルが使用している「超々ジュラルミン」という素材は、JIS規格のジュラルミンにおいて、最も軽くて、尚且つ強い材質です。
もちろん、純正ハンドルもジュラルミン製なのですが、おそらく、「超々ジュラルミン」ではありません。
もしそうであれば、超々ジュラルミン製です、と言っているはずなので..
また、シマノのアルデバランBFS純正のハンドルを見てみると、シルバーとゴールドのツートンカラーのアルマイトが施されています。
これを「ダブルアルマイト処理」というのですが、超々ジュラルミンはダブルアルマイトが出来ないという特徴があります。
そのため、シマノ純正ハンドルは超々ジュラルミンではないはずです。
Availハンドルにすると材質を超々ジュラルミン製にグレードUP出来る、という訳です。
シマノ用、アブ&ダイワ用専用設計
写真は、ダイワ・アブ用のオフセットハンドル STi 2 90mm のブラック。(借り物です)
シマノより、アブ&ダイワの方がハンドル軸が太いのですが、Availは両者を専用設計とし、穴の大きさを変えています。
スペーサーで両方対応するハンドルもありますが、やはりガタつきなどが起こらないのは専用設計で、いずれも完璧なフィッティング。
(両方に使い回し出来ないというデメリットでもありますが)
ダイワ用のハンドルノブが使える
出典:ヘッジホッグスタジオ
シマノ用、ダイワ用のハンドルノブ両方が使えるのも、Availハンドルの隠れたメリットの一つ。
どういうことかと言いますと、シマノのハンドルノブシャフトは根元に膨らみがあります。(写真左)
一方で、ダイワのハンドルノブシャフトは根元までストレート仕様。(写真右)
Availハンドルは、ダイワと同じストレート仕様。
シマノ用ハンドルノブを使う場合「根元の膨らみ」の代わりに、透明のカラーを噛ませフィッティングさせます。
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