エバーグリーンFACTブランドからリリースされた、フラップクロー。
福島健氏肝いりのクロー系ワームです。そんなフラップクロー、どこかで見たことがあるシルエット。
しかしそこには単なる模倣ではない、福島健氏独自の意匠が盛り込まれていました。
入手しましたので特徴をシェアします。
目次
エバーグリーン FACT フラップクロー
こんな事を言うと、いろいろとよろしくなさそうなので、あまりいいたくないのですが、正直、ノリーズ エスケープツインに似ています。
誰が見てもそう思うでしょう。率直な感想です。
少なくも、全く参考にしていない、という事は無さそうです。
もしもエスケープツインがこの世に存在していなかったとしたら。フラップクローもこの世に生まれていないだろうと思います。
福島健氏のコメント
めっちゃ似てて、良いのかな?と思っていましたが、福島健氏の口から明確に「エスケープツイン」を超えるモノを目指した、という開発段階の方向性が示されていました。
つまり、こっそり真似した、という事ではありません。
決してパクリではなく、エスケープツインに敬意を払いながら、ベンチマークにしつつ、新しいモノを生み出した結果がフラップクロー、という訳です。
良くある形
確かにエスケープツインとフラップクローは似ています。
しかし、ノリーズエスケープツインも、ZOOMのブラッシュホッグや、バークレイのパワーホッグによく似ています。
というか大きなパドルを持ったクロー系ワームとしては良くある形ですよね。
そんな似てる?似ていない?物議を醸している、「フラップクロー」。
そこで、名作エスケープツインの特徴と、フラップクローの特徴を比較するとともに、フラップクローが生み出す新しい価値を考えてみます。
ノリーズ エスケープツイン
発売から10年以上が経過した、由緒正しきクロー系ワーム。
名作の名高い、「釣れ釣れワーム」として長年その存在を誇示し続けてきました。
時代や流行に流されない、「真のマスターピース」と呼べるワームです。
ありきたりな説明ですが、最大の特徴は、大きなツメ。
このボリューミーなツメが、着底後に「ブルン」と振り下ろされ、強い水押しを発生。
リアクションバイトを誘発します。
モロい
そんなエスケープツインの特徴ですが、大きなカニツメとボディの接続部は、とても細く、正直言ってハリ持ちは悪い部類に入ります。
大抵この部分から亀裂が入り、壊れます。エスケープツインの泣き所とも言えますね。
しかしこのモロさが、唯一無二のアクションを生み出してもいます。
大きなツメによって重量が前方に集中している為、シェイク時や着底時に、接続部から先のツメがクネクネと大きく、艶かしく動きます。
さらに前方重心によりキャストも安定。
諸刃の剣のデカイカニツメ、という訳です。
フラップクロー
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