エコノミー、かつ高い実釣性能を誇る、シマノ エクスプライドシリーズ。
対して、プレミアムバスロッドとも呼べるシマノ バンタムシリーズ。
果たして、価格分の性能差はあるのでしょうか。両方の使用感をもとに、検証します。
目次
エクスプライドシリーズVSバンタムシリーズ
今回のテーマは、「エクスプライドとバンタムって、実売価格が倍ぐらい違うけども、そんなに違うの?実際どうなのよ。」ってお話です。
スピニング限定です
※今回、あくまでスピニングロッド限定という事をご了承ください。
ベイトロッド使ってないのに、偉そうに語るな!と自分でも思いますが…
スピニングはエクスプライドシリーズの262UL-S、266L、263L-Sとそれなりに使っています。
で、今回ステップアップしてみるか、という事でバンタムの267MLという番手を購入。
同番手を使った事がないのもさらに説得力に欠けますが、素人の戯言という感じでお許しを。
正直、価格差ほどの性能差は認められない。
結論から言っちゃうと…価格の差ほどの性能差は感じられない、というのがホンネ。
「ちょ、お前が感じられないだけダロ!」という突っ込みは、盛大に受け付けますw
ミッドレンジ~ハイエンドなバンタムシリーズ
実売価格3万円台後半と、お安くないバンタムシリーズ。
ミッドレンジ以上、ハイエンド未満、といったところ。
払った金額を考慮すれば、
「バンタムやっぱすげえ、全然違う。エクスプライドはもう使えないね!」
となって欲しい、という期待感も少々ありつつ購入した訳なのですが。

さほど違わない…だと?
そこそこ高額なロッドなワケで、ワクワクしながら使ってみる訳です。
キャスト。フッキング。バスを掛ける。ファイト。ふむふむ…
…アレ、実はそんなに違わない感じ!?となった訳で有りますw
もちろん一連の動作をスムーズに、かつ快適に過ごせる事は間違いありません。
でも、ですよ。明らかに全然違う、って感じではないんです。
スパイラルXの効果!?
とはいえ、決してバンタムが良くない、という訳ではありません。
一応、褒めておくと、バンタムロッドは、非常に上質なプロダクツに仕上がっています。
心地よく、高級感に溢れたグリップの握り心地。
シャキッとした珠玉のキャストフィール。
しっかり曲がって仕事をしてくれるブランクス。
また、エクスプライドには非搭載の「スパイラルX」の効果か、非常にパワフルで40UPに対しても負けないトルクフルさ。
バンタムが良くない、のではなく、エクスプライドがスゴイ
しかしながら、価格差ほどの性能差は生まれない。
ひとえにこの感覚は、エクスプライドシリーズの出来の良さ、からくるのではないか、と思うのです。
もはや「バンタムはエクスプライドの上級モデル」という考え方は少し違うように感じました。
(価格帯からすればそういう関係性ですが。)
結局、エクスプライドが良くなりすぎた今、両者の絶対的な性能差は縮まっている、という事でしょう。
いい時代になりました。
じゃあバンタムの価値はナンだろな?
じゃあバンタムの魅力って何だろうな?って考えてみました。
・開発者の奥田プロ、山木プロ、伊豫部プロ愛用の、スペシャルな尖った番手を選べる
・エクスプライドは価格を抑える工夫として、素材を我慢。
一方で、スパイラルXを搭載した妥協のない素材を使用、また制約の少ない贅沢な開発がされたバンタムシリーズの良さを吟味出来る
・バンタムブランド、というシマノ伝統ブランドのステータス感や、使い手の心が豊かになる感じ
バンタムシリーズの魅力というのは、そんなところにあるのではないでしょうか。
エクスプライドシリーズと比較して、’価格差ほどの圧倒的な性能差’は無いですが、バンタムシリーズでしか得られない満足感や、楽しさがあるのは確かです。
あとはすっきりシンプルながら、上質なコスメも個人的には好きなポイントです。
(散々ディスっておきながら、最後褒めるというw)
まとめ
以上、バンタムとエクスプライドの違いでした。
あくまで私個人の意見です…
ikahimeを最後までお読みいただきありがとうございました。
