IOSファクトリーのダブルハンドル オフセット(90mm)のインプレです。
グリス屋さんが本気で作ったS字ハンドルは、機能美に溢れていました。
目次
IOSファクトリー ダブルハンドルオフセット 90mm マットブラック インプレ
IOSファクトリーからリリースされている、ダブルハンドル オフセット90㎜です。カラーはマットブラック。
IOSファクトリーは、グリスやオイルなどのケミカル類が有名ですよね。
実は、現代ロープロリールに似合うカスタムハンドルも、ちゃんとリリースしているのでした。
材質は、いわゆる超々ジュラルミンと呼ばれる素材を採用。
超々ジュラルミンで、無駄なく、合理的にハンドルを作るとこうなりました、という印象のハンドルです。
オフセット…してない?
ところで、製品名に「オフセット」とあるのですが、いわゆるハンドルノブがリール側に近づいたオフセットにはなっていません。
どう見てもストレートハンドルです。
一体どういうことなのか?オフセットの方向が違いました。
ハンドルを真横から見たときに、S字形状になっているのですが、この「S字の曲がり」をオフセット、と呼んでいるようです。
物理学的に検証した形状
コーヒーミルのハンドルがS字形状であることから、ヒントを得たという独特のS字形状。
ストレート形状よりも、巻き感が軽く感じられるそうです。
大学で物理学の先生に、ハンドル各部にかかる荷重、つまりアングラーが感じる巻き抵抗を可視化してもらい、もっとも軽く感じる形状を追求した、との事。
しっかりとした裏付けをとっているあたり、流石のIOSファクトリーらしい、並並ならぬこだわりが感じられます。
見た目のアクセントにもなっていますよね。
それで、巻きは軽いの?
実際に、ストレートハンドルと比べて軽く感じるか??と言われると…
正直言って、気持ち軽くなるような思いもありつつ、ハッキリと、という感じでは無いというのが本音です。
しかし、しっかりとした剛性感と、軽い巻き感覚を両立したような使用感はあります。
マットブラックがいぶし銀なハンドル
もちろん、機能面だけでなく、シンプル路線のデザインも好印象です。
マットブラックをチョイスしましたが、硬派な雰囲気がプンプンに漂っています。
派手すぎない大人のカスタム、と言った風情ですね。
軽量設計
ほとんどの社外ハンドルが、純正よりも重くなるのに対し、純正に近い自重で、軽量設計となっています。(ベアリング込みで計測。)
ハンドル長が90㎜のロングハンドルという事を考慮すると、非常に軽い部類です。
素っ気ないほどシンプルで何もついていないデザインも、軽量化につながっているのだと思います。
参考までに、各純正ハンドルの自重。
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