メガバシストじゃなくてもオススメ。もっちり中弾性カーボン、オロチX4シリーズインプレッション。
最初の一本にいかが?アメちゃんハッピーな「バラさず、壊れずザオ」はこいつでキマリ!?
流行りの高弾性ロッドに一石を投じる、「中弾性」カーボンによるメガバス流バーサタイルのススメをシェアします。
目次
Megabass OROCHI シリーズ

orochi xx
メガバスの中価格帯を担うモデル、オロチ[OROCHI]。
3つのシリーズに大別することが出来ます。
・OROCHI X4(国内向けモデル)
・OROCHI XX (海外向けモデル)
・OROCHI XX JAPAN EDITION(OROCHI XXを国内向けにリファインしたモデル)
今回ご紹介するのは、海外向けモデル’XX’の、F4 1/2 70XX ’Flat-Side-Special’です。
※公式HPで’XX’は海外専売モデルと表記されていますが、逆輸入という形で普通にキャスティングなどで販売していました。
Megabass OROCHI[オロチ] F4 1/2 70XX Flat-Side-Special
![megabass OROCHI[オロチ] F4 1/2 70XX 'Flat-Side Special'](https://ikahime.net/wp/wp-content/plugins/lazy-load/images/1x1.trans.gif)
megabass OROCHI[オロチ] F4 1/2 70XX ‘Flat-Side Special’
流行の高弾性カーボンではなく、中弾性カーボンを使用した、’Flat-Side-Special’は、もっちりとしたレギュラーテーパーのブランクス設定と、7ftとやや長めのLengthが最大の特長。
過酷なUSツアーをフルシーズン戦い抜くために、高耐久・ハイトルク特性を引き出すことにフォーカスを当てて設計された、ツアースペックの中弾性・高伸度ブランクス。ストライクチャンスを確実に捉え、ファイト中の魚のバラシを徹底軽減化。確実にウエインに持ち込むための、トルクフルなベンディングアクションを追求。
メガバスHPより
なんだかカッコいい謳い文句ですね。
カーボンの織りがどうとか、技術的な難しいところは専門家の方に任せて、この竿の持つ抜群のフィーリングをシェアします。
アメちゃん好み
アーロンマーティスも愛用

aaron martens,
B.A.S.S.エリートシリーズでアーロンマーティスが使っていたとか。
アメ車しかり、バスロッドしかり、アメリカ人は緩いモンがお好きなようで。
例に漏れず、いい意味でユルユルな、モッチリブランクスのオロチXX。
好バランス
しかしそのバランス感覚や絶妙で、ユルすぎずいい塩梅にまとまっています。
このあたりのバランスのとり方が優れている名竿。
耐久性も高くて、ちょっとやそっとじゃ壊れないのも嬉しい。
結果、バラさず壊れず、アメちゃんハッピー。ある意味わかりやすい。
車で例えるなら、工業製品としての質が上がったけど、ドイツ車みたいなかっちり感はない、いい意味でゆるい、「21世紀アメ車テイスト」な竿ですね。
’ダル’は悪?
適度なダルさが、結果として心地よい使い勝手や、快適性を生み出す、という好例。
完璧すぎてもダメなんです。
そして比較的安価なプライス設定も嬉しい。(確かキャスティングで実売25,000円ほどだったと記憶しています)
こういう竿でいいんだよなあ、っていう竿。意外と、なかなか無いんです。
控えめなコスメも◎。
メガバス好きなんだけど、国内向けのヤツはなんだか自分には派手かなって人にピッタリ。

エンドキャップ
出典:Megabass
ラバーエンドキャップと呼ばれる意匠。
なんだか素っ気無いデザインで、バランサーの誇らしげなエンブレムも無し。
だけどこれで良いのがXX。
引っかかりがなく妙に体にFITします。
欠点
出典:Megabass
純正のフックキーパーが曲者で、ラインがよく引っかかります。ストレスフルなので、除去してしまいました。
SHIMANO エクスプライド1610Mと比較
代表的バーサタイルロッド、SHIMANO エクスプライド1610Mと比較してどうか。
対照的な存在です。
シャッキリ固めエクスプライド。
シマノのボリュームゾーンのエース的存在、’エクスプライド’の、更に中核を担う番手、1610M。
クセ無く、非常に良くまとまっているのは確か。
まさに優等生的存在です。(オロチXXの前に使用していたので、適当に言っているわけではありませんw)
自分の右手と一体化したような使用感を、初級レベルの私でも味わえ、全くネガが見当たらない作りは圧倒です。これを買うお金は決して無駄になりません。断言できます。
失敗したくない場合はエクスプライド1610Mを強くオススメします。
しかしやや没個性的であることが唯一の欠点。
モッチリちょいユルオロチ。
![Megabass OROCHI[オロチ] F4 1/2 70XX Flat-Side-Special](https://ikahime.net/wp/wp-content/plugins/lazy-load/images/1x1.trans.gif)
Megabass OROCHI[オロチ] F4 1/2 70XX Flat-Side-Special
味わいをより深く求めたい向きには、オロチXXシリーズを。
しかし絶対的性能が決して劣るわけではないのがニクイところです。
お好みでどうぞ。
廃盤??
XXシリーズ、一応公式HPにラインナップされているのですが…(2016年11月29日現在)
ネットショップで探しても、全て在庫切れや入荷待ち。
もう廃盤になってしまうのでしょうか。
中古で探すしかなさそうです。
幸い、Megabassの竿はタマ数が多いので中古で探しやすいのが救いです。
X4や、XX JAPAN EDITIONの近い番手ならまだありましたので、リンクをシェアしますね☆
まとめ
![Megabass OROCHI[オロチ] F4 1/2 70XX Flat-Side-Special](https://ikahime.net/wp/wp-content/plugins/lazy-load/images/1x1.trans.gif)
Megabass OROCHI[オロチ] F4 1/2 70XX Flat-Side-Special
優等生的エクスプライドに対して、アメリカンな血の混ざったオロチXX。
日本のユルい、道楽サンデーバサーにとっても、バラさず、壊れずのハッピー竿なのでした。
中価格帯のロッドを購入の際はぜひご検討を。
↓SHIMANO クロナークCI4+との組み合わせインプレ☆
ikahimeを最後までお読みいただきありがとうございました。
