シマノ ‘20ヴァンフォードC3000XG 実釣インプレ。新世代スタンダードスピンは隙なしなのか。[シーバス、イナダ、バスで検証]

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シマノ ’20ヴァンフォードC3000XG インプレ

シマノ '20ヴァンフォードC3000XG インプレ
 
20 ヴァンフォード C3000XG

20 ヴァンフォード C3000XG

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シマノの’20ヴァンフォードC3000XGのインプレです。東京湾でシーバス&イナダ、そして相模湖でバス達と戯れてきました。

実売価格は2万円チョイで販売台数のもっとも多いと思われる一台。さらに、ヴァンキッシュを筆頭とする「クイックレスポンスシリーズ」の中核を担うモデル、ということで期待が高まります。

その実力をチェックしていきたいと思います。

クイックレスポンスシリーズとは

リールそのものの軽さや、巻きの軽さを特徴としたシリーズです。

“ikahime”
旧モデルである’16ストラディックCI4+も良いリールだったから、期待感がすごいです。

SPEC

20 ヴァンフォード  C3000XG スペック
 
モデル 20 ヴァンフォード  C3000XG
ギア比 6:4
スプール寸法(径mm/
ストロークmm)
47/17
実用ドラグ力 3.5kg
最大ドラグ力 9kg
最大巻上長 94cm
ライン
キャパシティ
  • ナイロン(号-m)2.5-180、3-150、4-100
  • フロロ(号-m)2.5-160、3-130、4-100
  • 1-400、1.5-270、2-200
リール重量 180g
ハンドル長 55mm
ベアリング
ボール/ローラー
7/1

C3000XGという番手は、2500番ボディ+2500番互換系スプール+2500番ローター仕様

通常バスフィッシングに良く使う2500番より一回り大きい?と思われがちですが、C=コンパクトボディが表す通り「2500番ボディ」です。2500番台とのもっとも大きな違いはラインキャパでして深溝仕様のスプールを搭載。ソルトフィッシングも視野に入れてこの番手をチョイスしました。

とはいえ、PEライン1号=400mというかなりの深溝仕様なのでもう少し溝の浅い「3000MHG」でも良かったのですが、販売が1月ほど遅れるという事なのでC3000XGとしました。もしラインキャパシティが余るようであれば、下巻きを入れればOKです。

ギア比はXG=エキストラハイギア仕様ですね。 最大巻き上げ長はハンドル一巻き94cmと、かなりのハイスピード仕様です。

コンパクトでありながら、ハンドル一巻き94cmという巻き上げスピードを搭載。高速巻き上げが必要な釣り、手返し重視の釣りに最適なモデルです。
[参考対象魚・釣種]バーサタイル

公式の説明ですね。

オフショア ボートシーバス&青物便で使用

ヴァンフォードC3000XG + ワールドシャウラ2702R-2
 

まず一つ目の使用用途として、オフショアのシーバス&青物ジギングです。

ロッドはシマノ ワールドシャウラ2702R-2を合わせています。7ftの強めなスピニングロッドで、ボートシーバスや、軽めのジギングにぴったりマッチしてくれる番手です。

ワーシャ + ステラじゃなくてごめんなさい…金額の大小はともかく、デザイン的には両者とも赤がアクセントなので意外と似合います(笑)

ラインセッティング

ヴァンフォードC3000XG + ワールドシャウラ2702R-2
 

ラインはPE1.5号(ソルティガデュラセンサー8+Si2)を下巻きを入れ150mほど巻きつけた状態。リーダーはVARIVAS(バリバス) ショックリーダー フロロカーボン16lbです。

ボートシーバスではポピュラーなセッティングですね。

相模湖でのバスフィッシング

ヴァンフォードC3000XG + バンタム267ML
 

そして、相模湖でのバスフィッシングに使用してきました。

ロッドはシマノ バンタム267ML。やや硬めのスピニングロッドで私流の「パワーフィネス」セッティングです。

パワーフィネスはMHクラスのガチガチのロッドを使用するのがセオリーですが、それだと汎用性が低いため、やや柔らかめのロッドを使用します。

ラインセッティングはPE1.5号はそのままで、リーダーだけ8lbフロロカーボンに変更。

“ikahime”
「ライトパワーフィネス」なんて呼んだりしています。

ディティール

俯瞰図

‘20ヴァンフォードC3000XG 俯瞰図
 

実釣インプレ…の前に、まずはヴァンフォードのディティールを見ていきましょう。

全体のデザインテイストとしては、「USシマノ臭」が強い感じ。SLXにも同じようなテイストがありますが、海外市場を見据えたデザイン、ネーミングでそのまま逆輸入してきました、という感じです。個人的にはめっちゃかっこいいと思います。

ハンドル

‘20ヴァンフォード C3000XG ハンドル
 

まずはハンドル。ボディサイズやギア比に合わせてやや長めの55mm。素材はアルミニウムです。

旧モデルの’16ストラディックCI4+にあった「折りたたみ機構」が廃止されました。使い込んでいくうちにガタつきの原因になっていたので嬉しい変更です。

ハンドルノブはT型ですね。ソルト用の印象が強いT型ノブですがバスフィッシング、特にパワーフィネスで使用する分には全く問題なく汎用性の高い仕上がりです。

ただし、フィネスな釣りにはあまり向いていないですね。指に当たる面積が広いため、感度的にはやや劣る印象です。

ドラグノブ

‘20ヴァンフォードC3000XG ドラグノブ
 

ドラグノブは樹脂製。シンプル路線のデザインです。高級感はありませんが、実売2万円チョイのリールですのでまあこんなもんか?といった感じですね。

余談ですが、ステラ以外のスピニングリールは全て樹脂製ドラグノブです。

使用感については特に問題はなく、指の引っかかり感が多めで小気味好く操作することが可能でした。

ローター

‘20ヴァンフォードC3000XG ローター
 

ローター素材はCI4+(炭素繊維を混ぜた樹脂素材)。ヴァンキッシュを筆頭とする「クイックレスポンスシリーズ」の一員ですので、巻き出しの軽さを重視した樹脂製ローターとなっています。

ローターの回転感覚は非常に軽快に仕上がっており、ほぼヴァンキッシュ並みと言える感覚です。さらに、旧モデルである’16ストラディックCI4+よりも巻き出しの軽快感がUPしています。

スプール

‘20ヴァンフォードC3000XG スプール 
 

‘18ステラのみに搭載されていた「ロングストロークスプール」を搭載。飛距離UPのためにスプールの全高が高くなっている仕様です。ただし、バスフィッシングで飛距離UPを実感する事はなかなか難しい、というのが本音ではあります。

しかし、ボートシーバスのキャスティングで1ozクラスのシンキングペンシルをぶっ飛ばしたりすると、スプールからラインが放出される際の「抜け感」が非常に気持ち良いと感じました。

‘20ヴァンフォードC3000XG ラインクリップ
 

ラインクリップはシマノリール共通のモノです。可もなく不可もなく、という使用感ですね。

‘20ヴァンフォードC3000XG スプール
 

スプールの切削加工は縦で落ちついた印象。ただし、切削加工のエッジの処理がややファジーな印象で、高級感はあまり感じられないですね。

ツインパワーやステラの切削加工よりも少し荒い印象です。とはいえ値段を考慮すれば仕方のない部分ではあります。

ボディ

‘20ヴァンフォードC3000XG ボディ
 

ボディカラーは非常にダークなガンメタで、つや消し塗装が印象的です。ラメも入っておらず非常に硬派な印象ですね。

ヴァンキッシュよりは明るいカラーですが、かなり暗めなカラーです。

‘20ヴァンフォードC3000XG ボディ外側に露出するネジ
 

ボディ外側に露出しているネジは、最下部のカバーを止める箇所に1つ。

‘20ヴァンフォードC3000XG ボディ外側に露出するネジ
 

それから、ボディ右側のサイドプレートを止める位置に1つの計2つ。

旧’16ストラディックCI4+2500HGSとの比較

‘20ヴァンフォードC3000XG ‘16ストラディックCI4+との比較
 

手元に旧モデルである’16ストラディックCI4+2500HGSがありましたので比較してみました。ストラディックCI4+はツヤツヤ系のデザインだったのに対して、ヴァンフォードは艶消しでマットな質感になっています。だいぶ印象が違いますね。

とはいえあらためて見比べてみると、’16ストラディックCI4+も古臭いという感じはぜんぜんせず、まだまだ現役で使っていけるし普通にカッコいいですね。

 

テーマカラーである「赤」は継承したという感じ。合わせるロッドのテーマカラーによってはガチャガチャ感が出てしまうのがやや残念なところ。

真っ黒バージョンの「リミテッド」モデルみたいのが出たら売れそうな気がしますね…??

 

余談ですが、ボディ側面の見えているネジ×2つが無くなっておりツルンとした仕上げになっています。外側に露出したネジが減るとちょっぴり高級感が出ますね。

‘20ヴァンフォードC3000XG ‘16ストラディックCI4+との比較
 

それから、各作動部の質感が向上していますね。「マイクロモジュールギア2」を搭載したということで巻き心地は確実にワンランク上になっています。また、巻き出しの軽快感も軽くなっていますね。

さらに、ドラグノブの動作感なども質感が上がっています。

あと各部の「ガタつき感」が減って、より精密な作りになったような印象を受けました。ただしストラディックCI4+の方はそれなりに使い込んだ状態ですので経年劣化もあるかと思います。ですので参考までに。

ベール

‘20ヴァンフォードC3000XG ベール
 

ベールは「ワンピースベール」と呼ばれる段差のないスルッとした形状でおそらくチタン製です。おそらく、としたのはシマノ汎用スピニングリール仕様表にまだヴァンフォードがないため不明なのです。

しかし旧モデルであるストラディックCI4+がチタン製でしたので、グレードダウンはしていないだろう、という予測です。

使用感としては’16ストラディックCI4+の頃から、いい意味で大きく変わるものではないですね。見た目もほとんど一緒です。1.5号のPEラインを扱いましたが引っかかりは一切なくとても快適です。

‘20ヴァンフォードC3000XG ベールを返した図
 

ベールを返した感触は普通です。特に高級感みたいなものは感じられません。しかし操作性に問題はなく、しっかりと仕事してくれるベールです。

MADE IN マレーシア

‘20ヴァンフォードC3000XG MADE IN マレーシア
 

マレーシア製ですね。流石にこの価格帯のクラスは海外生産です。

実釣インプレ

ほぼヴァンキッシュクラスの巻き出しの軽さ

‘20ヴァンフォードC3000XG 巻き出しの軽さ
 

ほぼヴァンキッシュクラスの非常に軽快感のある巻き心地です。もちろん上質感は負けますが、巻きの軽さだけで言えばなんら遜色ないレベルの仕上がりです。

公式HPには「SUPER FAST」というやや大げさな??キャッチコピーが踊っていますが、それに見合う仕上がり。

それから、スピニングのハイギアリールは巻き感が重くなりがちですが、その巻き重り感を軽量なローターによって払拭している、そんな印象です。

今回購入した番手はXG(エクストラハイギア)仕様ですが、本当に巻き感が軽くて驚きました。それでいて94cmという最大巻き取り長を実現しているのがすごい。

今まで巻き感の重さでXGを敬遠していたアングラーも積極的にXG仕様を選べる、そんな仕上がりですね。

 

※あまりにハイスピードなので、バス釣りをした時に思った以上にバスが寄ってきてしまったのは内緒です。

巻き心地

‘20ヴァンフォードC3000XG 巻き心地
 

巻き心地を向上させる「マイクロモジュールギア2」を搭載しています。ついにこのクラスのリールにもMMギアが搭載されたか。という嬉しさがありますよね。旧モデルである’16ストラディックCI4+はMMギアが非搭載でした。

しかし正直いうと、めちゃくちゃ巻き心地が良い訳ではなく、まずまず普通です。同じ「マイクロモジュールギア2」を搭載したヴァンキッシュの方が巻き心地は良く、上位モデルとの差がつくポイントの一つかな、と思います。

やはりそこは差があるな、というのが率直な印象です。

剛性感

‘20ヴァンフォードC3000XG 剛性感
 

ヴァンフォードを購入する上で気になるのが剛性感。というのも、リールフットから続くメインフレーム、裏側のフタ、そしてローターに到るまで、つまりスプール以外の主要な構成部品が全てCI4+製だからです。

シマノの技術特性で言えば、「HAGANEボディ非搭載」といえば分かりやすいでしょうか。兄貴分のヴァンキッシュはメインフレームがマグネシウム製となっており、価格帯で明確に差をつけています。

しかしながら、ボートシーバスで70クラスのシーバスとファイトしましたが、剛性感は全く問題ないように感じました。

もちろん、剛性重視で金属ボディを採用したステラやツインパワーなどと比べたら劣ります。しかし必要にして十分な剛性感ですし、実釣性能には全く不満のない仕上がりです。

軽量設計の恩恵

 

軽量設計なので、キャストがめちゃくちゃキマりますね。同じ番手がないので参考値ですが、旧モデルの’16ストラディック CI4+ C3000HGは自重190g。一方でヴァンフォードC3000XGは180gです。ギア比がHG→XGという事でメインギアが大きくなっているのにも関わらず、軽くなっています。

バスフィッシングでボイル撃ちをしてみたのですが、狙いのスポットにシュパっと投げ込むことが出来ました。

 

また、感度についても上々で、ラバージグでボトムの釣りをしたのですがバイトがかなり明確に伝わってきましたね。

デメリット

ドラグ性能はやや劣るか(リジッドサポートドラグ非搭載)

‘20ヴァンフォードC3000XG デメリット:ドラグ性能
 

少し残念なのは、ドラグ性能については初期の滑り出しのスムーズさはやや劣るかな、という印象でした。リジッドサポートドラグが非搭載、なのである程度は仕方ない気もしますが…

(リジッドサポートドラグは、スプールをベアリングで支えているかどうか、の違いです。)

C3000XGは最大ドラグ力が3.5kgということで、シーバスなど大型のターゲットを狙う際にドラグをキツめに閉めた時のパワー感は確かにあります。

しかし、バスフィッシングのようにターゲットが小型化すると繊細なドラグ調整が少しやりにくく、滑り出しもあまりスムーズでない印象。

‘20ヴァンフォードC3000XG 釣果:イナダ
 

とは言え、シーバスやイナダなどバスよりはるかによく引く魚種を掛けても、ドラグ性能に起因するラインブレイクなどは起こりませんでした。

なのでここも、実釣性能については不満なし、という結論です。

ローターの慣性力はない

‘20ヴァンフォードC3000XG デメリット:ローターの慣性力
 

さらに、非常に軽量で軽やかな回り出しを誇るCI4+製ローターですが、一方でやはり回り続けようとする力はやや弱いため、ジギングにすごく向いているか?と言われるとそうでもない、というのが本音です。

ジギングで30gを超えるウェイトを扱うような場合、やはりコアソリッドシリーズの’19ストラディック、’20ツインパワー、そして’18ステラなどが向いている、という実感ですね。

とは言え、バスフィッシングでバーサタイルに使用する場合、クイックレスポンスシリーズの軽やかな巻き出しで問題なくマッチングします。具体的には10g以下のスピナーベイトやシャッドプラグなどを巻く場合です。

‘20ヴァンフォードC3000XGのレビュー動画。youtube動画も見てね!!

’20ヴァンフォードC3000XGを動画でレビューしています。実釣は10分から!あとは語りというウザめな動画です。

実釣は相模湖のバスフィッシング。ハニースポットを偶然発見し、600g〜800gぐらいの粒ぞろいバスを連発することが出来ました。

メインはベイトフィネスジグを使ったボトムの釣りですが、スピナーベイトやトップウォーターでの実釣もあります。

バスフィッシングの「バーサタイルスピン」として使用するにはめちゃくちゃ出来の良い一台に仕上がっていることが伝わるので、ヴァンフォードをバスフィッシングに購入検討されている方はぜひご覧ください。

まとめ

 

以上、’20ヴァンフォードC3000XGのインプレでした。結論としてはやや気になるところもあるものの、新世代のバーサタイルスピニングとして、ふさわしいと感じました。

買って損はない一台に仕上がっているかと思います。

ikahimeを最後までお読みいただきありがとうございました。

20 ヴァンフォード C3000XG

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