’18バンタムMGLは素晴らしいリールでした。
もはやカルカッタコンクエスト100は完全に喰われてしまいそうな出来です。
目次
シマノ ’18バンタムMGL インプレ
シマノ ’18バンタムMGLのインプレです。
私が購入したのは、PG(パワーギア)、LEFTハンドル仕様になります。
同じ34mm径のMGLスプールを搭載し、かつロープロ機同士、という事でメタ二ウムMGLと比較されることが多いバンタムMGL。
そこでちょっと視点をずらして、同じアルミ削り出しボディを持つ、’14カルカッタコンクエスト101と比較してみました。
SPEC
モデル | 18バンタムMGL PG |
ギア比 | 5.5:1 |
スプール径 | 34mm |
最大巻上長 | 59cm |
ライン キャパシティ |
12-130、14-110 16-100 (150番) |
ベアリング数 | 8/1(BB/ローラー) |
リール重量 | 215g |
ハンドル長 | 84mm |
気持ちいい巻き心地
高剛性コアソリッドボディは、たわみ歪みが全く感じられません。
それに精度の高いマイクロモジュールギアが組み合わされて、巻き心地が悪いハズが無い。
まさに、マイクロモジュールギアの完成形ともいえる仕上がり。
タフネスなボディは、一見パワーゲームに特化したリールに思えますが、むしろ巻物で、甘美な巻き心地を味わってほしいです。
カルカッタコンクエスト100涙目
巻き物リールの最高峰、’14カルカッタコンクエスト。その存在意義を揺るがしかねないです。
もちろん、カルコンは丸形リールとして唯一無二の存在。
また200,300,400と幅広いラインナップで、よりストロングな釣りに対応できるメリットもありますが..
少なくともバンタムMGLとサイズ感の近い、カルコン100比では、巻きのスムーズさ、力強さは、ほぼ同じ。
それでいて、カルコンよりも1万円以上安く、「カルカッタコンクエスト100キラー」です。
また、カルコンは’14年デビューと少し古くなってきており、搭載されているSVSブレーキユニットも、1世代前のものになっています。
その為、キャストフィールの面でもバンタムMGLの方が有利です。
アルミ削り出し
両者ともアルミ素材削り出しボディ、真鍮製のマイクロモジュールギア搭載…
「巻き心地」に大きく影響を及ぼす要素に、もはや差がありません。
(厳密に言えば、カルコンが鍛造、バンタムが鋳造という違いがあるようですが、普通にリールとして使う分には差はないように思います)
それでいて価格は大幅に安いのは、シマノがたくさんの血を流している?と邪推してしまいます。
丸形でしか味わえなかった贅沢を、ロープロで味わえるという素晴らしさたるや。
お値段以上
間違いなく、お値段以上の満足感を得られるリールです。この作りで、この値段はあり得ない。
釣具屋の店員さん情報でも、昨年最も売れたリールです、というお話でした。
みんなが買ってるリールがイイリール、とも限らないですが、バンタムMGLに関しては実際にイイモノです。
スプール重量
純正MGLスプールの重量を計測。ベアリング込みで、15.16g。
ベアリング抜きで、13.74gです。
参考までに、’16メタニウムMGLの純正スプールの重量(ベアリング込み)です。
バンタムMGLの方が、やや重たくなっていますね。
欠点は…?
しかしながら、欠点がない訳ではありません。
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