シマノスピニングリール入門!
初めてシマノのスピニングリールを購入する方に向けて、よく迷うであろう機種それぞれの特徴をまとめてみました。
私が初心者の頃、リールをチョイスするときに気にしていたのは、自重、ボールベアリング数、価格。
たったそれだけの要素でリールを選んでいました。
でも本当はもっとチョイス時に気にして欲しい点があります。
そこで、どんなところが違うのか比較し、ざっくりとまとめてみました。
目次
’16ナスキー
自重 | 250g(2500HGS) |
ボールベアリング数 | 4 |
定価 | 12,500(税抜き) |
コスパは良い
まずはエントリーモデル、’17ナスキー。
X-SHIP,HAGANEギア(耐久アルミ冷間鍛造ギア)、コアプロテクト…
とこれまでエントリーモデルに搭載されていなかった仕様が標準となり、ついにここまできたか、というハイコストパフォーマンスエントリーモデル。
特にギア素材が、亜鉛ギアから、ハガネギアになったのは大事件。
少し前まで、定価3万円以上のリールにしか搭載されていなかった仕様です。
これにより、巻きごこち、耐久性は大きく向上しているはずです。
重い樹脂ボディ
ただし、バス釣りに使うには、自重の重たさはいかんともしがたいところ。(2500HGSで、250g)
マテリアルは、樹脂ボディ+樹脂ローターの組み合わせ。
ソルトのジギングなどに、キズや汚れを気にせずガンガン使いたい場合はオススメですが、バス釣りのライトリグ使用時には重さがアダとなりそうです。
軽けりゃいいってもんでもないですが、基本的には「軽量=感度」。
ロッドとのバランスを考えて、あえて重たいリールをチョイスする事はありますが、この自重ではそれ以前の問題。
ここはもう少し頑張って欲しいところです。
キャップ固定式のハンドル
ハンドルがねじ込み式ではなく、キャップ固定式なのも大きなマイナスポイント。
キャップ固定式
写真は、キャップ固定式の例。
キャップ固定式は、ハンドルに長いシャフトのようなモノが付いており、それをメインギアに通して、反対側のキャップで固定します。
ハンドルを回すと、反対側のキャップもぐるぐる回るので、「供回り式」とも言いますね。
剛性感や耐久性が劣る、と言われています。
やっぱりブレます。以前ナスキーの古いモデルを使っていましたが、気になります。
ねじ込み式
対して、ねじ込み式は、メインギアとハンドルを直接ねじ込んで固定する方式。
一定以上のクラスのリールはすべてこの方式。
ベールとラインローラー
「ワンピースベール」は不採用。
ベールとラインローラーの形状の段差が大きく、ライントラブルの元になりそうです。
ナスキーまとめ
コストパフォーマンス的には魅力もありますが、安価な分、しわよせも確実にある、というのが正直なところ。
’17アルテグラ
自重 | 240g(2500HGS) |
ボールベアリング数 | 5 |
定価 | 16,800(税抜き) |
続きましては’17アルテグラ。
個性を失った
旧モデルは、ヴァンキッシュを筆頭とする、「クイックレスポンスシリーズ」の最廉価モデルとして、ci4+製ローターを装備。
タダのエントリーモデルではない、とがった個性を持ったリールとしてその地位を築いていました。
しかし、’17年にモデルチェンジした今作は、「コアソリッドシリーズ」へ方向転換。
ローターは高強度樹脂製へとダウングレード。
ローター自重も重くなり、売りだったポイントは消滅。
ただのつまらない廉価リールに成り下がってしまいました。
進化している点も
ただしメインギアの素材が亜鉛ギア→超々ジュラルミンになっていたり(ナスキーと同じですね)、
剛性感や重量バランス、巻き心地などは世代を経て熟成はされているはずなので、一概に良くない、とは言い切れませんが。
前作のとがった個性は薄まったように思います。
「コレじゃないと!」感がなくなってしまった。
’15ストラディック
自重 | 230g(2500HGS) |
ボールベアリング数 | 6 |
定価 | 25,200(税抜き) |
そして’15ストラディック。
ストラディックCI4+の廉価版ではありません。
明確に狙いどころが違うのが、このストラディック。
アルミボディ
ボディ素材はタフネスなアルミボディ。
耐久性や剛性感は、下位モデルの高強度樹脂製ボディのリールとはケタ違い。
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