日本国籍でアメリカ生まれアメリカ育ちのクロナークCi4+。メタニウムという出来の良い兄貴を持つ不遇。剛性ではメタルボディに勝てないCI4+素材のメインフレーム。
中途半端と言われ、セールス的にもイマイチ奮わず。
今回はそんなクロナークCI4+を購入する際に、知っておくべき、そして「お勧めしない理由」を5つをご紹介。是非ご覧ください・・・。
ちなみに旧モデル(’14クロナーク)のお話です!
目次
クロナークCi4+のデザインは格好悪い
質実剛健な堅牢性を思わせる硬派なデザインでもなく、メタニウムやアンタレスのような美しいラウンドシェイプでもないクロナークCi4+のデザイン。
サイドハッチの不恰好なボコっとした膨らみや、高級感のないステッカーチックなロゴ。
カラーは、グレーともシルバーとも解釈できる中途半端な中間色に、コントラストがやや低めの赤が差し色。(新型は落ち着いたダークグレー一色に改良)
お世辞にも格好いいとは言えないクロナークCi4+。差し色の赤のせいで載せるロッドを選ばされる。
あばたもえくぼ、と言えなくもないがどうにも救いようがない。
クロナークCi4+は中途半端
どうにもこうにも中途半端な存在。「ライトウェイトバーサタイル」と銘打っているが、どちら付かずという印象が否めないキャラクター。
太糸想定のラインキャパシティ(16lb100m)、タフネスなブラスギアはピッチングフリッピング、重ためな巻物ゴリゴリ…という用途が思い浮かぶ。
しかし、実用十分といえどメタルボディに絶対的な剛性は敵わないCI4+製のメインフレームがこいつの出番を悩ませる。
いや、決して柔らかくはないです、CI4+製の両軸リール。ちゃんとかっちりしています。けどね?ってとこですよね。
ちなみにシマノベイトリール中唯一のCI4+製のリールなんです。新型のクロナークMGLは「高強度樹脂」にグレードダウンしている辺り、ある種のチャレンジ精神的なトコロもあったのかも?
クロナークCi4+は仲間が少ない
割とマイナー街道を突き進むタイプのリールでしょう。お持ちの方が少ないですよね。やはり兄貴分の13メタニウム、16メタニウムMGLの秀才っぷりが目立ち、隠れがちなリールです。
クロナークCi4+はタフネスさが足りなく、メンテも大変
ブレーキシューのオイル切れによる異音の発生がかなり短いスパンで起こります。
ズボラなメンテでは調子が出ない可愛いやつ?ってとこでしょうか。
ブレーキシュー4つの旧SVSインフィニティの持病という噂ですがクロナークについては何故だか特に酷いという印象が否めません。
サイドハッチもシャフトの保持なしの落水誘発デザイン。落っこっちゃう!為、逆に気をつけるので落水経験はありませんが水辺で使う工業製品としてどーなの感。
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