SHIMANOthino
’19ヴァンキッシュ。樹脂化してまで軽量化、は正義なのか。
ボディカバーを樹脂化してまで、軽量化を追い求めた19ヴァンキッシュ。
樹脂化はヴァンキッシュの進化に必要だったのか、考察します。
’19ヴァンキッシュ
’19ヴァンキッシュについて語ってみます。
一応、特徴をさっとまとめておくと..
・ステラと同じロングストロークスプール採用で飛距離UP
・ボディの樹脂化を推し進めたり、ハンドルの軸をチタン化するなど、涙ぐましい軽量化の結果、多くの番手で従来比平均-20gのダイエットに成功
びっくりするぐらい軽いのに、16ヴァンキッシュより剛性高くて、ステラ譲りのロングストロークスプールも採用しちゃって、ステラと並ぶ双璧のハイエンドモデル、となっている訳です。
アジングやメバルなどのロックフィッシュ等ソルトのライトゲームから、バスなどの淡水魚まで幅広い魚種をターゲットに、軽さや感度が大切な釣りに関しては右に出るものが居ない!ヤバいリールです。
樹脂で超軽量化
最大の特徴は、圧倒的な軽量化。リールフットが付いていない側のボディカバーの樹脂化などがかなり軽量化に効いているようですね。
炭素樹脂素材である、CI4+を多用しているのが結構ポイントです。(黒いのがCI4+素材ですネ。従来のCI4+よりも強化されたCI4+素材になっているそうです。)
樹脂素材といえば、エントリーモデルに良く採用されている素材です。
ベイトリールならバスライズやバスワン、スピニングリールならナスキーなど。(そいつらはCI4+じゃなくて、普通の樹脂素材なので違う素材ですが)
やっぱり樹脂、といえばエントリーモデルの代名詞的素材なワケです。それが軽量化の為とはいえ、ヴァンキッシュにたくさん使われているってどうにも複雑な気持ちです。
(NEWヴァンキッシュは新型のCI4+素材で、軽くて剛性も高く、同じ樹脂ではないですが。)
樹脂 VS 金属
ちなみに、旧モデルである’16ヴァンキッシュは、ボディ、ボディ裏側の蓋共にオールマグネシウム仕様でした。
もうこれはプラシーボ効果も多分にあるかもしれないですが、ハイエンド機は、金属製のボディの方が質感が高まるような気がしてならないんですよね。
剛性は上がってるらしいですけど、なんというか、金属ボディならではの質感というかヌメヌメ感というか、そういうものがNEWヴァンキッシュにもちゃんと備わっていると良いんですか…
ほら、ダイワさんのイグジストだって、先代モデルはZAION(樹脂)ボディだったけども、18イグジストになってマグネシウムに回帰した訳ですよ。
まあこれはやっぱりフルメタルなステラに対抗するためには、金属ボディしかない!という判断でしょうけど、これってやっぱりメタルボディに何らかの優位性があるからこそ、最上級モデルにはマグネシウムね!って事じゃないのか。
とはいえ、ステラとヴァンキッシュは目指す方向性が違いますし、シマノ言うところの巻きだしの軽さなどを最優先した「クイックレスポンス」系であれば、樹脂素材化もいとわない、という事なんですかね。
剛性は変わりない..とはいえ。
素人目線からすれば、金属→樹脂というのはなんだかグレードダウンしたような感覚も覚えるのですが、少なくとも’16ヴァンキッシュよりも剛性が低い、という事は無いそうです。
ちゃんとシマノという大企業の、超優秀なエンジニアが強度計算している訳で、まあクソみたいな素人ブロガーの戯言ですから信ぴょう性ゼロですし、いろいろとアレなんですが、あとはもう実際使ってみて質感がどうなのかってところです。
気持ちの部分を無視して、純粋な評価が出来るかかなり怪しいですが…
’19ヴァンキッシュ 買いました。インプレです
めちゃくちゃ有能な「高級樹脂リール」でした。
まとめ
たぶん間違いなく有能な「樹脂リール」のはずですし、16ヴァンキッシュとの金属VS樹脂比較もしたいので、購入すると思います。
ikahimeを最後までお読みいただきありがとうございました。
ikahime