シマノのリジッドサポートドラグってどんな機構なのか、実際にドラグをばらしてみてみました。
非リジッドサポートドラグとの差を見てみます。
目次
リジッドサポートドラグとは
シマノHPでリジッドサポートドラグの解説を見てみると、「スプールを支える2点の支持をベアリングとすることでスムースなドラグ性能を実現。」
とありますが、実際にどんな構造になっているのかよく分かっていなかったので、リジッドサポートドラグ機と非リジッドサポートドラグ機をばらして比較してみました。
両者には、「スプール上部の支え」と「スプール下部の支え」に違いがあります。それぞれ見ていきます。
「スプール上部の支え」
上が搭載機:’16ヴァンキッシュ、下が非搭載機:’16ストラディックCI4+。ドラグ周りの構成部品を並べてみました。
いずれも2500番台のリールは、ドラグワッシャーも単純なフェルト一枚で至ってシンプルな構造となっていますね。
違いは、一点のみで、 シャフト支持部のベアリングの有無のみ。ドラグの構造自体は同じという事です。
ご覧のように、非リジッドサポートドラグ機(左)は、スプールそのものがシャフトの支持部となる作りになっており、ベアリングを入れることすら出来ません。
もしこれをリジッドサポートドラグ化したい場合、スプールごとリジッドサポートドラグ対応のモノに交換する必要があります。
そもそものスプールのつくりが違う為、ある意味超えられない壁がそこにあるという事ですね。
これが「スプール上部の支え」のつくりの違いです。
「スプール下部の支え」
それからもう一点、スプールを外すと現れる、スプール軸ベアリングの有無。
非リジッドサポートドラグ機は、白いカラーとなっております。
これが「スプール下部の支え」のつくりの違いです。
ベアリング化キットあり
シマノ 16ストラディックCI4+ スプールシャフト1BB仕様チューニングキット Mサイズ
ちょっと話がそれますが…スプール下部のカラーは、比較的簡単に交換出来る部位という事で、ここをベアリングに交換するチューンがあります。
(ヘッジホッグスタジオさんからキットが発売されています)
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