’19スコーピオンMGLをシェイクダウンしてきたので、インプレです。(※購入後、半年経過したので追記しました。)
ソツの無いパワー系リールでした。安価な高剛性系として魅力が有ると思います。
目次
シマノ ’19スコーピオンMGL インプレ
SPEC
モデル | 19スコーピオンMGL |
19スコーピオンMGL HG | 19スコーピオンMGL XG |
ギア比 | 6.2:1 | 7.4:1 | 8.5:1 |
スプール径 | 34mm | 34mm | 34mm |
最大巻上長 | 66cm | 79cm | 91cm |
ライン キャパシティ |
12lb-130m (150番) |
12lb-130m (150番) |
12lb-130m (150番) |
リール重量 | 210g | 210g | 215g |
ハンドル長 | 84mm | 84mm | 90mm |
シマノ ’19スコーピオンMGLのインプレです。購入したのは、XG(エクストラハイギア)の左ハンドル仕様。自重は215g。
フロッグ用にダイワのUVF フロッグデュラセンサー×8+Si2 4号(53lb)を巻いて、ノースフォークコンポジット NFX C66MHに載せて使用しました。少し特殊な用途におけるインプレですいません。
フロロでの使用感は後日追記します。
ディティール
まずはどんなリールなのか、ディティールをチェックしていきます。
幅広ボディ
’16メタニウムMGLとの比較
’16メタニウムMGLと比べると、幅が広くて、前後が短い。
幅が広い形状は、なんかちょっとデカく見えますが、実はそこそこコンパクトです。
’18バンタムMGLとの比較
’18バンタムMGLより少し大きい感じです。まあサイズ感は、釣具屋で見比べていただければわかる話ではありますが、ネットで買う方へ向けて写真を載せておきます。
パーミングの感覚はバンタムMGLの方がややコンパクトです。
スプール幅が広い
スプールの幅がとても広いのも特徴の一つですね。(25㎜)
バンタムMGLの純正スプールと幅を比較してみました。
参考までに、シマノ各リールのスプール幅。
機種 | スプール幅 |
’19スコーピオンMGL | 25㎜ |
’18バンタムMGL | 22㎜ |
’16メタニウムMGL | 22㎜ |
’19アンタレス | 19㎜ |
メリットとしては、サミング時に指の置き場の自由度が高まります。
デメリットは、ライン放出時に、レベルワインダーとの左右の抵抗が大きくなるような気がします。(気がする、というだけですw)
デカノブ
他のシマノリールと比べ、一回り大きいサイズの純正ノブを採用しています。
参考までに、左に置いたのはバンタムMGLの純正ノブです。
純正らしく、癖のない形状で、握り感は悪くないです。力を入れやすく、なかなか好印象。
絶妙な大きさで、高速回収時に邪魔になるといったこともありません。
クラッチレバー
左右対称な形状の、クラッチレバー。
すこし高さがあって、若干の違和感もありつつ、慣れれば許容できる範囲です。
クラッチを太陽光の元で見ると、赤いラメが入っている塗装でした。なかなか凝っています。
使いやすいハッチ
ブレーキ調整の際に開けるハッチはアンタレスと同じように、落ちないようになっている構造です。
これはイイですね。
メカニカルブレーキノブにスコーピオン(サソリ)マーク
メカニカルブレーキノブには、誇らしげなサソリマークが塗装されています。
往年のスコーピオン、シマノファンにはたまらない意匠ですよね。
ただし良くも悪くも、シマノロッドに合わせる方がマッチングするデザインではあります。
フレームはアルミ製だが、両サイドプレートは樹脂
メインフレームはアルミ製ですが、サイドプレートは樹脂っぽい雰囲気です。
技術特性に「CI4+」とあり、CI4+素材が使われているようですね。軽量化につながるので良いと思います。
これによって剛性が下がるとか、そういったネガは、少なくとも素人アングラーには感じられませんでした。
…とはいえバンタムMGLの方がカッチリしている感じがするのは気のせいでしょうか。
MGLスプール
MGLスプールです。自重は実測で約14g。 ワイドスプールのため、他機種のMGLスプールに比べてやや自重は重ため。
(ベアリングレスなので、少し軽めの数値になっています。)
参考までに、’16メタニウムMGLのMGLスプール自重です。(同条件となるよう、ベアリングを外して計測。)
このたった1gちょいの差が、キャストフィールの差になってくるのです。
5号のPEを75mほど巻いた自重はこんな感じ。
やはり多めのラインキャパ(150番スプール、16lb-100m)ですので、ラインを巻きつけると少し重たくなってしまう印象です。
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