シマノ製のベイトフィネスのエントリーモデルを担う、’17スコーピオンbfs。
発売時期が近くなるにつれ、その全貌が明らかになりつつあります。
真鍮ギアを捨て、安易な軽量化を施した「劣化版アルデバラン」は誰も望んでいない!?
決して軽くない、’16スコーピオン70ベースで、真鍮ギアを採用しつつ驚異の軽量化を果たしている理由をシェアします。
目次
’17スコーピオンbfs
現在のシマノ製ベイトフィネスリールは、ハイエンドのみのラインナップ。
高すぎる’16アルデバランbfs、旧モデルである15アルデバランBFSのみ。
エントリーユーザーにとって敷居の高い存在でした。
そんなシマノベイトフィネス界きってのコスパモデルとして、遂にラインナップに加わる’17スコーピオンbfs。
前回記事のおさらい
そんな’17スコーピオンBFSについて、公表されているSPEC表から、仕様を推測したのが前回記事です。
特に注目すべき点は、以下の2点でした。
・ベースモデルの’16スコーピオン70が、190gと決して自重が軽いモデルではない、という点。
・ベースモデルの’16スコーピオン70が、真鍮のメインギア+アルミフレームを採用したタフネス系モデルである、という点。
軽量化していた
前回の記事執筆時点ではまだ、自重は発表されていないと思っていました。
しかしSHIMANOのHPを確認すると、シレっと自重165gという記述。
ベースモデル比で、25gもの軽量化。
ベイトフィネスリールに求められる「軽さ」を実現した、’17スコーピオンBFS。
これはさらに期待が高まったゾ、と安易な認識をしたikahimeですw
どこをダイエットした?
私のリールに関する知識レベルでは、どこをどうダイエットしたのか、判明しませんでした。
リールに関する造詣の深い方に、もしかしたら、真鍮のメインギヤを捨てて、ジュラルミン製のメインギアを採用しているのでは?
というご意見をいただきました。
タフネスさを捨てた軽量化はNG
ただし、リールフェチの方々からすれば、ジュラルミン製ギアの採用による、安易な軽量化に走ってほしくないとの意見がありました。
’16スコーピオン70の強みである「タフネス」さを保持しつつ、「ベイトフィネス」モデルとして発売されて欲しい。
その為には、真鍮ギアの採用がマストでした。
ジュラルミンよりも、真鍮ギアの方がタフネスだからです。
つまり、真鍮ギアを捨てた’17スコーピオンBFSは、単なる「劣化版アルデバラン」と成り下がってしまうという訳です。
しかし今回、「劣化版アルデバラン」ではない可能性が出てきました。
真鍮ギアなのか。ジュラルミンギアなのか。
現時点でわかった事は、超高強度真鍮ギアを採用している、という点。
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