ロープロファイルリールが、ベイトリールにおけるラインナップのメインとなり、数機種のみ残された丸型リール。
あえて今、丸型リールを選ぶメリットはどこにあるのでしょうか。
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巻き上げ力
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一般的に、丸型リールの方がトルクがあって巻き上げ力が力強いという定説があります。
![](https://ikahime.net/wp-content/uploads/2019/07/IMG_6500-768x1024.jpg)
これはリールの製造方法に起因しています。丸型リールは金属塊から削り出した継ぎ目の少ない、高い剛性を誇るボディだからです。
一方で、一般的なロープロファイル型リールは必ずしもそうではありません。
ただし、現代の非常に良く出来たロープロファイル型はもはや遜色ない巻き上げ力です。
バス釣りで使い比べてみた感覚としては、特にバンタムMGLなど巻き上げ力にネガを感じる事は少ない。
という訳で、この辺の優位性は、現代の丸型リールについては当てはまらなくなってきています。
※追記 ソルト用大型リールでも同様
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ソルトフィッシングでオシアコンクエスト201HGを使用しています。
同時にロープロファイル型のグラップラー300も使っているのですが、やはり丸型が圧倒的にトルクが優れるという感覚は薄い気がします。
グラップラー300もめちゃめちゃトルクあるので…ただし巻き心地のシルキーさはオシアコンクエストに軍配が上がります。
トラッドな味わい
![](https://ikahime.net/wp-content/uploads/2019/07/IMG_0341-1024x767.jpg)
丸型リールには、トラディショナルなベイトリールの原点的な味わいや使い心地が存在します。
これはロープロファイル型リールでは得られないものです。
源流をたどれば、アブガルシアの丸型リールを国内メーカーが模倣して、追いつけ追い越せという時代がありました。
その時代から、丸型リールへのあこがれや、それでしか得られない使い心地などがあったはず。
ずっと継承し続けている、両軸リールの文化そのものが丸型リールにはあるのです。(語ってすいません笑)
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