バス釣りにおいて、「巻物」を扱う際に適したベイトリールをまとめました。
ボディ素材、ギア素材の巻き物に対する適正を考え、その適正にあったリール達をご紹介いたします。
目次
どんなリールが巻物に向いているの?
巻物に適したリールに求められる条件は、巻き心地の良さと、ボディ剛性の高さです。
常にハンドルを回し続ける為、スムースなストレスのない回転性能が必要ですよね。
疲労の軽減だけでなく、ハンドルから伝わる「巻き感度」からアタリをとる事もある為、ノイズが少ない事が求められます。
そして巻き物ルアーには「巻き抵抗」があるので、巻き抵抗に負けない堅牢なボディ剛性が必要です。
次にそれらを満たすリールは、どんなスペックのモノを選べば良いのか、まとめていきます。
巻物に適したリールの条件
まずは、巻物に適したリールの条件を一言でまとめると、以下になります。
◎ローギア>〇ノーマルギア>△ハイギア
◎アルミボディ>〇マグネシウムボディ>△樹脂ボディ
◎真鍮ギア>〇ジュラルミンギア
です!これを説明していきます。
ギア比
まずはギア比。まずはベイトリールのギア比の読み方、意味からご紹介します。
ベイトリールのギア比は、「6.0:1」のような表記で表されています。
これはハンドルが1回転する間に、スプールが6回転しますよ、という事を表します。
大きく分けて、バス釣りで使うベイトリールのギア比は、ローギア、ノーマルギア、ハイギア、エクストラハイギアの4種類です。
リールによっても違うのですが、
ローギア | 5.0:1 |
ノーマルギア | 6.0:1 |
ハイギア | 7.0:1 |
エクストラハイギア | 8.0:1 |
だいたいこのぐらいの数値で各ギア比が設定されています。
例えば、シマノのメタ二ウムMGLを見てみると、
ノーマルギア | 6.2:1 |
ハイギア | 7.4:1 |
エクストラハイギア | 8.5:1 |
ノーマルギアが6.2:1、ハイギアが7.4:1、エクストラハイギアが8.5:1
となっていますね(^^)
自転車のギアと同じ!
ギア比が高い方が、同じハンドルの回転数で、より長くラインを巻き取れるという事を表します。
これはルアーの回収を素早く行えるという事になり、手返しの良さを実現してくれます。
葦際をテキサスリグで延々と打ち続ける、とかなら絶対にハイギア!ってわけですね。
ただしハイギアはハンドルが重くなります。
自転車のギアをイメージしてもらえれば分かると思うのですが、高速側のギアに切り替えるとペダルが重くなります。
巻物に適したギア比
まずは、「巻物に適したギア比」をチョイスします。
一般的には、巻物は巻き抵抗がありますので、軽い力で巻ける「ローギア」もしくは「ノーマルギア」が適していると言われています。
ただ、混乱させるような事を言うと、私の独断と偏見だと、「ハイギア」でも問題なし。です。
7g~20g程度の一般的な重量のルアーなら、近年の良く出来たベイトリールは、ハイギアのリールで巻き抵抗が辛い、という事は起きにくいと思うからです。
なので、マグナムクランクベイトなどの「重量級巻物」を扱わない限り、「ローギア」を狙って使う必要はないと考えています。
メタルボディ
アルミニウム、マグネシウム、カーボン混合樹脂、樹脂です。
巻物にはアルミニウムやマグネシウム製の金属ボディのリールがベターです。
高いボディ剛性による、「巻き剛性」を実現してくれるからです。
ただ、樹脂ボディだからといって、著しく剛性が低くないのは難しいところ。
特にシマノならCI4+、ダイワならZAIONと呼ばれるカーボン混合樹脂に関しては、決して剛性は低くないです。
まあここでは深追いせずに、「巻物には金属ボディ」という結論にします。
- 1
- 2