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シマノ ’14オシアコンクエスト201HG インプレ
オフショアソルト全般で使用しているオシアコンクエスト201HGのインプレです。
ジギング、タイラバ、五目餌釣りなど、PE1号〜3号を巻きつけてマルチに使っています。
ハイエンドモデル、ということでなかなかのプライスタグを掲げる機種ですね。
ミドルクラス(グラップラー300)と比較してその優位性はどこにあるのか、再確認していきたいと思います。
SPEC
モデル | オシアコンクエスト 201HG(左) |
ギア比 | 6.2:1 |
スプール径(径mm/幅mm) | 40mm/18mm |
最大巻上長 | 78cm |
最大ドラグ力 | 5kg |
ライン キャパシティ PE(号-m) |
1-440 2-200 |
リール重量 | 285g |
ハンドル長 | 60mm |
ベアリング ボール/ローラー |
10/1 |
ディティール
美しい鍛造アルミ削り出しのボディ
ため息が出るほどかっこいい、鍛造アルミ削り出しのボディ。これがコンクエストシリーズ最大の特徴ですよね。
ずっと眺めていられます…
ハンドル
ハンドルは60mmのシングルハンドル。200番のボディサイズにふさわしい長さでちょうど良い塩梅です。過不足を感じたことはあまり無いですね。
樹脂製のリテーナーが若干チープな印象かも。
スタードラグ&メカブレーキダイヤル
スタードラグはジュラルミン製の質感の高いもの。操作感もカッチリとしており素晴らしい。
メカブレーキダイヤルは、ゴールドとシルバーのダブルアルマイト仕様。
クラッチ
クラッチは、標準的な「シマノのやつ」で、樹脂製です。カケヅカデザインワークスのジュラルミンオフセットクラッチに変えたいやつ。
EVAグリップ
グリップは大柄なEVAグリップ仕様。純正らしく握り込みしやすい癖のない形状です。 100g、 200gクラスのジギングでもっとも相性の良い大きさに仕上がっています。
一方で、比較的軽量な60g、80gのタイラバも扱いやすいです。
レベルワインドの位置
レベルワインドの位置が前方にせり出しており、落とし込みの際に抵抗が少ないようになっています。
実際に、レベルワインドの抵抗に起因するような「抵抗感」を感じることはほとんどありません。 潮の流れが早い時や、軽めのジグを使用した時も、糸フケが発生したりせずにスムーズな落とし込みを支援してくれます。
マイクロモジュールギア
メインギアは、マイクロモジュールギアを搭載。もちろん、最近ではメタニウムMGLやバンタムMGLなどの中堅クラスにも採用されています。
しかしそれら中堅クラスリールのマイクロモジュールギアとはギアの細かさ(モジュール値)が違います。
アンタレス、カルカッタコンクエストなどのフラッグシップランクのリールのみ、より細かいモジュール値のメインギアが採用されているのです。
当然、巻き心地は最高レベルです。
さらに注目して欲しいのが、防錆対策として、ドライブシャフトなどの各部パーツが真鍮→ステンレスに変更されているということです。
きめ細かい配慮ですよね。
エキサイティングドラグサウンド(ドラグクリッカー)搭載
ドラグが出た時に、「チチチチ…」と音がなるドラグクリッカーが搭載されています。
一部のハイエンドモデルのみの装備となっておりまして、嬉しい配慮ですよね。
機能的な面でのメリットがあり、ドラグが出ていることが分かりやすいのでファイト時に優位です。
しかしどちらかといえば所有欲を満たしてくれる、という意味合いが強い装備だと思います。
防錆ベアリング
ベアリングもS-ARBと呼ばれる防錆ベアリングを採用しています。
ブレーキユニット
ブレーキユニットは、’14年にデビューした赤いブレーキシューのSVSインフィニティです。(1世代前のSVSインフィニティ。)
さらに、外部ダイヤルによるブレーキ調整はレス仕様となっており、ブレーキシューのON・OFFの4段階のみでの調整ですね。
外部ダイヤルレスなのは、キャスティングではなく、主にバーチカルな落とし込みでの使用をメインで想定しているためですね。
とはいえ、普通にSVSインフィニティが付いているので、ジギングのジグなどを普通にキャスティングしてもバックラッシュなどは起こりにくいですし、十分なキャスト性能は持ち合わせています。
パーミングしやすい
200番サイズということで、使う前はボディサイズの大きさにビビっておりました。
100番のコンクエストとの比較です。一回り大きいことが分かりますね。
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