しかし、決して大きすぎることはなく、小柄な日本人の手にもギリギリ馴染むサイズ感にまとまっているように思います。
パーミングしてても手が痛くなったり、違和感を感じたりすることはありません。
目次
スプール
スプールは非常に肉厚で頼もしい仕様。(右、カルカッタコンクエスト101のスプールとの比較。)
伸びのないPEラインで高負荷が掛かりますので、淡水リールに比べて圧倒的に強い作りになっています。
一方で、幅は19mmと比較的ナローな仕様で、落とし込み時のレベルワインドとの抵抗を抑えるための仕様ですね。
タチウオジギング
丸型リールならではのトルクフルな巻き取り力は、ドシンと止まるタチウオ特有の「キックバック」(下向きに泳ぐ)も難なくいなしてくれます。
冬タチウオは指4本、5本クラスの良型が掛かることが多いのですが、全く負けない力強いファイトが可能ですね。
タイラバ
とにかく巻きの質が良いリールですので、「縦の巻きモノ」とも言えるタイラバにおいても、その良さを最大限に活かすことが出来ますよね。
ウルトラスムーズな巻き感ですので、巻いている途中の違和感を感じやすいですね。
また、気持ちいい巻き心地をずっと味わえるので、釣れない時間も楽しませてくれます。
グラップラー301HGと比較
オシアコンクエストが「良いモノ」なのは間違い無いですが、やはり高価なリールであることは間違いのないところ。
というわけで、より安価に購入できるグラップラー300と迷うことがあると思います。(私は、人柱として両方使ってみました。)
結果、グラップラー300も実釣性能については全く遜色のない出来です。
グラップラーが劣る点は以下。
- 所有欲
- 巻き心地
それ以外に関しては全く十分な性能ですので、グラップラー300を購入しても全く後悔のないチョイスになると感じています。
デメリット
人と被る
ほぼ欠点が無いと思われるオシアコンクエストですが、最大のデメリットは人と被る、ということです(爆)
乗合船に乗らずとも、友人同士数人で釣りに行く、という場合でも高確率で数台のオシアコンクエストが並ぶということになります。
別に良いのですが、なんか没個性感は否めない…
解決策としてはカスタムするか、オシアコンクエストリミテッドをチョイスすると良いと思います。(リミテッドはあんまり使っている人見かけないです。)
しかしリミテッドは300番から上のラインナップなんだよなあ…
水は割と入りやすい構造
それから、これは割と真面目なデメリットなのですが、本体とサイドプレートの間にゴムシールなどが特にあるわけでは無く、普通に割と水は入ってしまう構造です。
以前淡水用のカルカッタコンクエストと比較してみたのですが、防錆ベアリングを使用している事と、一部の金属パーツがアルミニウム製に置換されてはいるものの、部品同士の接合部分などは基本的にはカルカッタコンクエストと同様でして、入念な侵入対策が施されている、というわけではありません。
なので普通に使っているだけで、メインギアボックスに水は侵入します。
とはいえ、毎回釣行後すぐにマリーナに設置されたホースでドバドバ水洗いをして、潮を落としてあげれば、すぐに潮ガミや巻き心地が劣化するようなことも無いのですが..
でも最低でも1年ぐらいのスパンでメンテナンスをする必要があるかと思います。
まとめ
以上、オシアコンクエスト201HGのインプレッションでした。
ソルトはバス釣りと違って、たくさんタックルを持ち込んだとしてもスピニング+ベイト一本ずつ、という感じだと思います。
なのでそのタックルに向き合う時間が長いですよね。
つまり、数少ないタックルは出来るだけ精鋭にしたい、という思いでオシアコンクエストをチョイスしたのですが、その期待にしっかりと答えてくれる名機だと感じています。
これからジギング、タイラバ、ライトソルトなどに挑戦する、なんて場合は奮発してオシコンにすると幸せになれます。
ikahimeを最後までお読みいただきありがとうございました。
FMStayGold Kazさんのインプレ
バス釣り、オフショアソルト全般に精通するFMStayGold Kazさんのオシアコンクエストのインプレです。
オシアコンクエスト201PG/HGの2台を所有されており、両者の使い分けや300番との選び分けがめっちゃ参考になりますぞ。
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