バンタムMGLのAvail浅溝スプール+Avail マグネットブレーキユニット仕様を試しました。
キャストフィールに悩むバンタムユーザーの、ベストアンサーとなるのか?
その使用感をシェアします。
目次
バンタムMGL Avail 浅溝スプール+Avail マイクロキャストブレーキ (マグネットブレーキ) ユニット

バンタムMGLのAvail浅溝スプール+Avail マイクロキャストブレーキ 18BTM(マグネットブレーキユニット)仕様をかけづかさんにお借りして、試させていただきました。(PE2号+フロロ14lbリーダー)
現状、Availから2種類の浅溝スプールがリリースされており、いずれも純正の遠心ブレーキユニットを移植して使用する方式です。
深溝タイプ:Avail 18バンタムMGL用 マイクロキャストカスタムスプール【18BTM58RI】
浅溝タイプ:Avail 18バンタムMGL用 マイクロキャストカスタムスプール【18BTM36RI】
これらのマイクロキャストスプールに対応する、マグブレーキユニットが販売される話を小耳にはさんでいました。
結局いつになるのか、とやきもきしてたのですが、ついに、2019年8月中の発売予定です。
追記
→マイクロキャストブレーキ 18BTM、ついにリリースされました!!!
バンタムMGLのウィークポイントを超改善

バンタムMGL最大のウィークポイントは、150番サイズの太糸を前提とした深溝スプールで、キャストフィールがあまり良くないこと。
それ以外は非常に素晴らしいリールなだけに、メタニウムMGL並みのキャストフィールを求め、カスタムスプールを搭載している方も多いと思われます。
最もポピュラーな方法は、夢屋 浅溝スプールの装着。
もしくは、前述したAvail製浅溝スプールの装着です。
私のバンタムMGL
私も、「キャストフィールが優れたバンタムMGL」を作り出すべく、アベイルスプールの深溝【18BTM58RI】 を使用。
メタニウムMGL並みのラインキャパに変わり、スプールレスポンスが向上。
ただ、キャストフィールは明らかに向上するものの、「劇的なまでの変化」ではありません。
さらにレスポンスを高めるには、ブレーキユニットをスプールから分離できる、マグネットブレーキ化するのが有効な手立て。
(ご存知の通り、SVSブレーキはスプールに重たいブレーキユニットが付きます)
という訳で、バンタムMGLをとろけるキャストフィールに変えるマグネットブレーキユニットの販売が待ち望まれていました。

性格がガラッと変わる
遠心ブレーキからマグネットブレーキへ、ブレーキの種類が変わることにより、当たり前の話ですが、リールの性格はガラッと変わります。
もはや違うリールに生まれ変わったと言っても過言ではないです。
ベイトフィネス並みのスプールレスポンス
ベイトフィネスリール並みのスプールレスポンスになります。
’19アンタレスはもちろん、FTB(シマノ純正マグブレーキ)を搭載した’16アルデバランBFS以上だと感じました。
ネコリグも楽勝でかっとぶ

まずは、お手並み拝見という事で、一誠のポッパーワーム3.3インチを投げてみます。(9g)
これはもはや楽勝なレベル。

続いて、ブレーバー5.7インチ(約5.2g)の1.8gネコリグ。
なんとか投げれる、というレベルではなく、ばっちり適合する、というレベルでキャスト可能。めちゃくちゃ気持ちいい。
いずれも純正だとかなり厳しいウェイトです。
もっといろいろ投げるべきですが、とりあえず参考までに。
ちなみに、かなりレスポンスが良いので、もう少し軽いウェイトも投げれるはず。
スプールを浅溝化するなら、浅い方がおススメ
もしバンタムMGLのスプール浅溝化を検討されているなら、私は深溝(18BTM58RI) を購入しましたが、浅溝(18BTM36RI)
がおススメです。
効果がよりはっきりと感じられるからです。
フロロカーボン14lbを50mほど巻けるという事なので、ボート釣行でしたらなんら問題ないラインキャパシティです。PEならなおさら問題なし。
オカッパリだと少し厳しいケースもありますが。
デメリット
カスタム費用はかなりかかる
正直言って、リール本体代金を含めるとカスタム費用は非常に高額になります。
まだブレーキユニットの価格は分かりませんが、’19アンタレスを買ったほうが良くね?という話にもなりかねません。
参考までに、カルコン用のAvailのマイクロキャストブレーキ Microcast Brake ALD15 は税抜き3000円です。(スプールは税抜き1万円)
しかしマグブレーキユニットならではのレスポンス感は唯一無二のフィーリングです。
細かい作業が苦手だと厳しい
マグブレーキユニットへの交換作業は、さほど難しくはない、と聞いていますが、細かい作業が苦手だとちょっと苦痛かも。
ベストな使用用途の模索

さて、極上なフィーリングに仕上がったバンタムMGLですが、どう使うのがベストなのか、ちょっと難しい話かもしれません。
でも、サンプル機のようにラインはPE2号+フロロ14lbリーダーを合わせれば、かなり幅広い用途に使えます。
例えば、メタニウムMGLを14lbフロロでM~MHクラスのロッドに合わせ、バーサタイルに使っているタックルに合わせられる。
軽い方のルアー適合が非常に幅広くなるというイメージ。
ネコリグを余裕で投げれてしまうので、場合によってはベイトフィネスタックルを減らすことが出来ます。
その他、カルコンBFSのように剛性感のあるリールでライトプラッギングしたい、といった用途もガッツリ適合するはず。
まとめ
以上、バンタムMGLのAvail浅溝スプール+マグネットブレーキユニット仕様についてでした。
バンタムMGLのもっさりフィーリングを、別次元に昇華してくれるカスタムパーツです。
ikahimeを最後までお読みいただきありがとうございました。
