川村光大郎氏の新ブランド、ボトムアップからリリースされた「ブレーバー」
わずかな水流でもアクションする、艶かしいテールを持ったストレートワームです。
シャッドテール形状を比較し、その「良アクション」の秘密に迫ります。
目次
ボトムアップ「ブレーバー5.7″」

川村光大郎氏がO.S.Pを退職し、新たに立ち上げたブランド、「BOTTOM UP」。
開発用の水槽設置費用をクラウドファウンディングで募り、予定額の何倍もの支援を集めたことが記憶に新しいですね。
第一弾としてリリースされたルアーは、シャッドテール付きのストレートワーム「ブレーバー5.7″」。
さっそく使用してみました。
その使用感やいかに。
比較してみた

手元にあったストレートワームと比較してみました。
上から、
・bottom up ブレーバー
・ZBCスワンプクローラー
・o.s.pドライブカーリー
・o.s.pドライブクローラー
です。
…細くて長いのが特徴のブレーバー。
コダワリ抜いたディティール

ハチマキの前後でリブの形状が変わっています。iPhoneのカメラじゃ伝わらないっすね…
また、シャッドテール部分のくびれからちぎって普通のストレートワームとして使用することが可能。
こういった詳細については、すでにたくさん記事があるので、実際に使ってどうだったかを書いてみます。
スナッグレスネコリグに+α

川村氏の説明にもありますが、普通のストレートワームによるネコリグは、フォール中の誘いがイマイチでした。
そんなネコリグのウィークポイントを、シャッドテールによって補ってくれるブレーバー。
釣れる要素が増える、ということですね★
実際、泳がしてみるとフォール中だけじゃなく、ワームが動いている時は常にシャッドテールが動きます。
かなりイイアクション。
まあ、普通のストレートワームによるネコリグでも、フォール中に釣れる事もありますw
ただ、それはたまたまバスの目の前に落ちてくれたとか、そういう事でしょう。
普通のストレートワームに無い、新しい誘いの要素がプラスされているのは間違いないです。

巻きでも使える

シャッドテールがくっついた事で、「巻き」にも使えるブレーバー。
見切られたとき、急に巻いてシャッドテール的に巻きの誘いにスイッチする事も出来ますね。
チャターのトレーラーに使ったりしても面白いと思います。
「巻きネコ」にも適していますね。
シャッドテール部分

シャッドテール部分の動きは、テロテロと軽い水流でも非常に良く動きます。
まるで名作シャッドテールワーム、ワンナップシャッドのテールのようです。(上写真、ワンシャと並べてみたw)
ドライブクローラーとワンナップシャッドが合体したようなワームです。
釣れる要素の塊といっても良いでしょう。
シャッドテールの形状

右から
・ブレーバー
・レッグワーム
・ワンナップシャッド
です。
三者三様で面白いですね。
一見すると、ワンシャに似ているブレーバーのテールですが、もっとも薄くて、フィネスなテールになっているのがブレーバーのテールです。
これはシェイク時など、微細なアクションでも良く動くように設計されているんでしょう。
適度な重量感
これは副産物的なところかも知れませんが、4.5inのドライブクローラーよりも確実に投げやすい。
まあ5.7インチなので当たり前っちゃ当たり前ですw
気になる自重は約5.2g。
ドライブクローラー4.5インチの自重が約4.2gなので、約1gぐらい重いです。
ピッチングを何百回も繰り返していると、このほんのちょっとの重量差、キャストしやすさが非常にありがたいです。
細くて長いブレーバー
市場に存在する5インチ以上のストレートワームは、長さに合わせて、太いボディになっているものが殆ど。
その太さが強い水押しや存在感を発揮してくれるのは間違いないです。
しかしブレーバーは、5.7インチながら、太さは通常の4.5インチのストレートワームと同じぐらいになっています。
この「細くて長い」シルエットのストレートワームは他に無いものです。
他のワームとの差別化が図られていると思います。
「ブレーバーじゃなきゃダメ」をうまく生み出していますね。
マテリアル
硬めなマテリアルを採用している、とのことですが、O.S.Pのドライブクローラーや、D-STYLEのトルキーストレートなどと同程度の硬さに感じます。
ゲーリーのカットテールよりは明らかに頑丈ですが、Z.B.Cのスワンプクローラーよりはもろい、ぐらいです。
アクション性能と、針持ちをうまいバランスで両立しているなあと感じます。
まとめ
今後の展開が非常に楽しみなbottom up。
第一弾のブレーバー5.7インチは、とても川村氏らしい、細やかな配慮がちりばめられた「釣れ釣れストレートワーム」でした。(まだ釣ってませんがw)
次はどんなルアーが発売されるのでしょうか。
ikahimeを最後までお読みいただきありがとうございました。
