手頃な販売価格と驚異の軽量設計で、大注目のダイワ18フリームス。
「LTコンセプト」によって、1万円台前半の実売価格とは思えない、異色のハイスペックを実現しています。
そんな18フリームスの弱点を考察します。
目次
ダイワ18フリームス
出典:DAIWA
SPEC
ダイワのHPを見れば済む話ですが…一応スペックリストと、ざっと特徴を載せておきますw
品名 巻取り長さ
(cm/ハンドル1回転)ギヤー比 自重(g) 最大ドラグ力(kg) 標準巻糸量 ベアリング ハンドル長さ(mm) ハンドルノブ仕様 価格(¥) ナイロン(lb-m) PE(号-m) ボール / ローラー LT1000S 64 5.2 185 5 2.5-100 0.3-200 5 / 1 40 I型 15,800 LT2000S 68 5.2 190 5 3-150 0.4-200 5 / 1 40 I型 15,800 LT2000S-XH 81 6.2 190 5 3-150 0.4-200 5 / 1 50 I型 15,800 LT2500D 75 5.3 205 10 12-150 1.2-300 5 / 1 50 I型 16,800 LT2500S-XH 87 6.2 205 5 4-150 0.6-200 5 / 1 55 I型 16,800 LT2500S-DH 75 5.3 220 10 4-150 0.6-200 5 / 1 90 I型 17,800 LT3000D-C 80 5.3 215 10 16-150 1.5-300 5 / 1 50 T型 16,800 LT3000S-CXH 93 6.2 215 10 6-150 0.8-200 5 / 1 55 T型 16,800 LT3000 77 5.2 225 12 8-150 1-200 5 / 1 55 T型 18,500 LT4000D-C 82 5.2 240 12 20-150 2-300 5 / 1 55 T型ラージ 18,500 LT4000D-CXH 99 6.2 240 12 20-150 2-300 5 / 1 60 T型ラージ 18,500 LT5000D-C 87 5.2 250 12 25-150 2.5-300 5 / 1 60 T型ラージ 19,500 LT5000D-CXH 105 6.2 250 12 25-150 2.5-300 5 / 1 60 T型ラージ 19,500 LT6000D-H 101 5.7 330 12 30-150 3-300 5 / 1 65 パワー 20,000
LTコンセプト
ダイワの18年新製品の基本理念である、LT[ライト&タフ]コンセプトにのっとり進化しました。
ボディ・スプール・ハンドルを形状から見直し、徹底的に軽量化。
※私はリアルタイムでは知らなかったのですが、何年か前のダイワにも、「LT(ライト&タフ)」という考え方は存在していたようです。
ダイワ60周年という事で、新たな「LTコンセプト」が復活したという訳です。
ねじ込み式ハンドル
がたつきの出やすい「共回りハンドル」とオサラバし、ねじ込み式ハンドルの採用したのもトピック。
ただ、ライバル機種のシマノ ’17アルテグラはすでにねじ込み式ハンドルを採用しているので、特筆すべき点ではないかも。
ロングキャストABS
トラブルレス、飛距離UPの新形状スプール、ロングキャストABSを搭載。

新タフデジギアを搭載
心臓部であるメインギアにはよりタフになった「大口径タフデジギア」を採用。
ドラグノブのデザイン
ドラグノブのデザインがイイですね。
シマノのミドルクラスの厨二っぽいデザインよりも、簡素ですっきりしたデザインで好ましいと思います。
ノブが大き目で操作性も良さそう。
新形状のパーフェクトラインストッパー
ラインストッパーが刷新され、新形状となりました。細糸も太糸も留めやすくなっている、との事。
使い勝手については実際に触ってみないと何とも言えませんが、デザイン面は良好だと感じます。
シマノリールのラインストッパーは、白い樹脂カラーが入っていて見た目が微妙、且つ使い勝手も良くない仕様なので、ダイワに差をつけられた感があります。
ここが×!
逆回転スイッチが付いているのですが、コレ要りますかね?
シマノリールでは次々に廃止されているのですが、考え方の違いか、ダイワは装備しているリールがちょいちょいあります。
ダイワの17セオリーにも付いていますね。
スイッチ部品のプラスチッキーな質感も宜しくないし、必要性が感じられません。
どーでもいい部分かもしれませんが、他の部分の出来がイイだけに、こういう細かい部分が地味に気になってしまいます。
低価格帯リールの不満点を潰した18フリームス
どうしても、1万円台前半が実売価格のリールについては、何らかの不満点があるモノが多かったですよね。
例えば共回りハンドル、自重が重い…など。
そういった、低価格帯リールにありがちな不満点を全て解消してきたのが、18フリームスという事になりそうです。
ボディ素材はメタル?ZAION?
11フリームスはZAIONボディ。15フリームスはメタルボディ。
結局、18フリームスはどっちになったんでしょうか。DAIWAのHPが改装中なのでまだ分かりませんでした。
ここかなり大事な点なので、情報が得られ次第追記いたします。
※追記
→新しいフリームスは、DS5(樹脂)ボディです。
ラインローラーベアリング無しはキツイ


18フリームス MAX8BB フルベアリングチューニングキット
こういった低価格機種は、ベアリングが少ないので、追加カスタムする楽しみがあります。
18フリームスは、ラインローラー、ハンドルノブのベアリングがありません。
ただ、正直言って、ラインローラーにベアリングが入っていないのはちょっとキツイかと思うのです…
ちなみに、同価格帯のシマノ ’17アルテグラについてはラインローラーベアリングが搭載されているので、ここは’18フリームスの大きなウィークポイントと言えるでしょう。
私みたいにあえて廉価リールを購入してフルカスタムするような変態な人間にとっては楽しみのひとつになりますが、ライトユーザーさんにとっては単なるマイナスポイントです。
まとめ
間違いなく売れ筋モデルになると思われる、18フリームス。
ただ、個人的にはどうしても逆回転スイッチが気になってしまいますw
ikahimeを最後までお読みいただきありがとうございました。
