実際に、まずはキャスティングゲーム(バス釣り)で様々なルアーをキャストしてみました。
- 2oz近い大型のトップウォーター
- ビッグベイト
- 100mmクラスのミノー
- 1/2ozクラスのクランクベイト
- チャターベイト
などを投げてみました。
特にハードベイトには非常に相性が良く、固すぎない、弾きすぎないブランクス特性はグラスコンポジットロッドにも似た味わいが感じられます。
巻き抵抗の大きいクランクベイトでも適度に振動を吸収してくれて疲れないし、根掛かりもサスペンション効果を発揮して少なくなります。
もともと、ミノープラグを流れの強いリバーで使用することを前提に作られたロッドということですので、コレらハードベイトがマッチするのもなるほど、といった感覚。
目次
適合ルアーウェイト
キャスティングゲームであれば、11g(3/8oz)ぐらいから54g(1oz)程度まで幅広いルアーを快適にキャストすることが出来ました。
公式の表記上は7~28gとのことですが、かなり遠慮した数値になっているのでは?という印象です。
オフショアなどでバーチカルなジギングをする場合ですと、だいたい200gぐらいまでのジグを扱うことが出来ます。(もうちょっと重たいジグもいけそうです)
かなり適合ルアーウェイトは幅広いですね。
ティップは非常にしなやか
とにかくティップ部分のしなやかさが最大の特徴です。それが特にキャストの際の気持ちよさに繋がっています。
ティップがしっかり曲がることで短いけどちゃんと飛距離が出ますし、少ない力で「ロッドに投げてもらう」ことが出来ます。
良く曲がるんですが、収束は素早いのでダルイ感じはせず。
バットはMH〜Hクラス
一方で、バットパワーはMH〜Hクラス。
バスはまだ掛けてないのですが、ソルトでいろんな魚を掛けましたが、通常狙うターゲット!?であればパワー的には全く問題なく、グイグイとしたトルクでリフトしてくれます。
ジェットセッター61Cと比較してどうか
私は、これの他に4ピースのパックロッド、ジェットスロー×ツララのジェットセッター61Cも愛用しているのですが、両者には非常に近いものを感じます。
いずれも非常に良く曲がるもっちりとしたブランクス、曲がるのに良く粘る特性、などが共通です。
ただ、ブリストゴーテンの方がティップ部が柔らかく、バット部が硬いイメージですね。
61Cの方がよりティップとバットのパワーバランスが均等で、よりパラボリックに曲がるイメージです。特にキャストの際はそれを明確に感じます。
その辺りは本当に好みの問題で、どちらもマルチに使える優れたパックロッドであることは間違いありません。
選び方としては、ブリストゴーテンの方が短く、キャストの際にティップが良く入る印象なのでキャスティングの際のアキュラシーをあげたければブリストがおすすめです。
一方で61Cは、ブリストよりも少し長い為、タメのある曲がり感とキャスト飛距離は優っています。
パワー感はバットパワーが強い分、ブリストの方がやや強めな印象ですね。
両者で迷っている場合に何らかの参考になれば幸いです。
ワーミングはあまり向いてないかも
というわけで全方位的にマルチに使えるパックロッドではあるのですが、唯一、例えばテキサスリグなどのワーミングにはあまり向いていない印象を受けました。
感度的にはキンキンの高弾性カーボンを用いたワーミングロッドにはかなわないですし、ティップが良く曲がることで、繊細なワーム操作時にフィールが曖昧になってしまうためやりにくく感じます。
とはいえ、全く出来ないことはないですが、どちらかといえば不向きです。
まとめ
以上、ブリストのゴーテンLHについてインプレでした。
良く曲がる不思議な剛竿、というキャラクターは、個人的にはめっちゃ好きなフィーリングです。
とにかく色々遊べるパックロッドですので、一本買って車のラゲッジに忍ばせておくといい感じに楽しめます!
ikahimeを最後までお読みいただきありがとうございました。
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