中弾性ならではの高い耐久性、腰のある曲がりのトルクで、私のFavoriteタックルのひとつである、Megabass オロチ[orochi] XX。
そんなオロチXXが、市場から姿を消して数ヶ月…
ついに後継モデルである、オロチXXX(カイザ)が、2017年のNEWモデルとしてリリースされます。
その詳細をシェアします。
目次
メガバスオロチXXX(カイザ)

メガバスの、低価格帯を支える、オロチシリーズ。
先代のオロチXXは、US市場向けの、粘り腰系中弾性ロッド。
日本国内においても、逆輸入という形で販売され、2万円台半ばという買いやすい価格で、隠れた人気シリーズです。
高い耐久性、よく曲がるブランクス、トルクフルなリフトパワーを発揮する、扱いやすい名シリーズです。
そんなオロチXXですが、販売がSTOPされており、後継の発売を首を長くして待っていました。
ついに2017年、新世代オロチ、XXX(カイザ)がリリースされます。
※追記とお詫び
有識者の方にご指摘いただいたのですが、オロチXXX(カイザ)は、オロチ XXの後継ではなく、オロチ X4の後継ということになるそうです。
ちなみにオロチXXの後継は、Megabass レヴァンテシリーズがその役割を担っているのではないか、との事でした。
MegabassのHPで番手を見てみると、XXと、レヴァンテの番手に共通点が見られます。(f4 1/2 70xx(Flat-Side-Special)が受け継がれていたり)
さらに、オロチXXは、海外通販サイト、TackleWareHouse[タックルウェアハウス]でまだ購入できるそうです。お探しの方は是非!
確認してみたところ、在庫がありました。(2017年1月12日現在)
大変失礼いたしました。
メガバスオロチXXX(カイザ)詳細★
kabt(X47-ASL Metal Fiber Blanks)

最大の特長は、このド派手なブランクスの、kabt’カブト’と呼ばれる形状記憶合金による、巻き。
・ASL(形状記憶合金)をマイクロファイバー(極細繊維状)に加工して束ねる・多軸化し47度の角度でX字状に重ねる・さらに47度に3層重ねる金属繊維なのに張りだけでなく粘りがあり、なおかつ軽量で耐力に優れた多軸ブランクス。
という、ちょっと聞いただけでも、とても手間とコストがかけられている複雑怪奇なブランクス。
理屈抜きで、写真を見ても分かるとおり、超複雑で、超カッコイイブランクスに仕上がっています。
先代のXXには、金属繊維の補強は無く、カーボン繊維のみの多軸レイヤードだったので、この’カブト’による、新世代オロチのフィーリングが最も楽しみな部分であります。
Spiral Architect Reel Seat

リールシートもコダワリ満載。 ’Spiral Architect Reel Seat’と呼ばれる、斜めに補強が入った特徴的なデザイン。
隙間から覗くkabt’カブト’がカッコイイですね★
Orochi Cloisonne Emblem

エンドキャップには、フランス国旗っぽいトリコロールなエンブレムが。
どんな由来があるのか分かりませんが、なんでしょう、この無国籍感というか、摩訶不思議感がしますw
別に嫌いではありませんが…w
好みもありますが、ちょっと不思議なデザイン。

先代のXXは、素っ気無いラバーエンドキャップでした。
しかしこの素っ気無いラバーエンドキャップが、結構フィーリングが良くて気に入っていたので、これは継承して欲しかったです。
Megabass Original Guide Setting

ガイドセッティングは、’Original Guide Setting’となっています。
まだ、ガイドシステムについての詳細情報は得ることが出来ませんでした。
何かしらMegabassならではの意匠が盛り込まれているのでしょう。
こちらは、分かり次第シェアします。
出典:Megabass
オロチシリーズの美点
オロチシリーズ、流行の高弾性ロッドにはない良さがあります。
「中弾性カーボン」による、粘り腰系のレギュラーファストテーパー。
よく曲がって仕事をしてくれ、ちょっとやそっとの事じゃ壊れないタフネスさ。
ちょっと派手な意匠
先代のオロチシリーズの、派手すぎない、地味めなデザインが割りと好きだったのですが、新しいXXX(カイザ)は、少し派手目なデザインとなりました。
まあこれはこれで、いかにもMegabassらしいデザインで良いのではないでしょうか。

価格は上がるのか。
気になる実売価格ですが、どうなんでしょうか。
最もバーサタイルな、F4-610K ’BLACK ELSEIL II ’の定価が、税別で25,500 円となっていますので、安い小売店だと、実売価格20,000円ちょっとというところでしょうか。
あれ、もしかしてXX時代よりも安くなる?
というか、XXは実質上、海外向けモデルとして扱われており、逆輸入モデルとして店頭に並んでいました。
XXX(カイザ)は、国内定価がHPに記載されているので、おそらく日本国内で正式に販売されるということになるはずです。
先代のXXより、さらに身近で買いやすくなるのではないでしょうか。
まとめ
使ってみないことには分かりませんが、先代のXXの良さを引き継ぎ、より洗練されるであろう、オロチXXX(カイザ)。
そのデキに、期待している「中弾性」ファンは思いのほかいらっしゃるのではないでしょうか。
販売されたら、いち早く入手し、その新世代オロチのフィーリングをシェアしたいと思います。
朗報!なんともう予約出来るみたいです!最もバーサタイルな番手、F4-610K↓
ikahimeを最後までお読みいただきありがとうございました。
