RAID JAPANのバズベイト、マスタブラスタのインプレです。
タフネス系バズベイトのエースは、エイジング不要!?
拘りぬいたディティールに溢れていました。
目次
RAID JAPAN マスタブラスタ(マスターブラスター)
RAID JAPANからリリースされたマスタブラスタのインプレです。
個人的にあまりRAID JAPANのルアーは使ったことが無いのですが、なぜかマスタブラスタは気になってしまいました。
ちなみにRAID JAPANのHPを拝見すると、正式名称は「マスターブラスター」ではなく、「マスタブラスタ」です。
パッケージのデザイン良いよね。
個人的にパッケージのデザインがとても秀逸だと思います。
他のRAID JAPANのルアーとも異質な感じで遊び心があって良いですね。カッコイイ。
あとは「ダブルインパクト」と呼ばれる、ピンクとオレンジのド派手カラーも素敵です。
拘りぬいたペラ周辺。
いわゆるメッキ処理系のペラになります。
そして、特筆点はワイヤーにアルミパイプを巻いて、その上にペラを装着し、金属が擦れる音(スクイーク音)を調律した点。
これにより、通常アルミペラ×ステンレスワイヤーのところ、アルミペラ×アルミワイヤーの柔らかな音質を追求。
また、いわゆる「中通し」タイプのペラで、中通し部分も接点として機能します。
さらにリベットが楕円形状になっており、接点を増やす仕組み。
(バズベイトはこのペラとリベットの接点から大きなスクイーク音が出ます)
拘りぬいた感が伝わってきます。
ボルケーノグリッパーとの比較
殿堂入り名作バズベイト、noriesボルケーノグリッパーとの比較。
マスタブラスタは中通しタイプ、ボルグリはオフセットタイプのペラという事でちょっとタイプは違いますが…
こうして改めて見てみると、ボルケーノグリッパーのシンプルさが際立ちます。
ペラ周りの構成部品は、ワイヤーとペラとリベットの3点のみ。
名作はいつだってシンプル、という事なんでしょうか。長く使えそうです。
それに対してマスタブラスタは部品点数が多いので、それに起因するトラブルなどが起こらないか、ここは長期的にインプレ出来ればと思います。
※今のところ全く問題ないです!

いぶし銀のスクイーク音
わしゃわしゃサウンド、とパッケージの裏に表記。絶妙な表現です。
確かに心地よい、釣れるサウンド、という感じがしました。
出荷状態でキュルキュルと心地よいスクイーク音と、水噛みによるスプラッシュ音のブレンドのバランス感覚が絶妙です。
そして、うるさすぎず静かすぎずな音量。
ぶっちゃけそんなに多くのバズベイトを投げたことがある訳ではないのですが…
個人的に、音の良さはかなり上位に入ります!
きゅるきゅる..じゅぱじゅぱ…
…これ以上音を言葉で表現するのは止めておきます…無理でしたw
「釣れそー!」ってなる、その感覚が大事です。
エイジング不要!?
古来から、バズベイトは使い込むうちにいい音が出てくる、なんて噂があったりします。
走行距離が増えるにしたがって各部の摩耗や変形が起こり、丁度いい塩梅になったときに、「釣れるサウンド」が発生するようになる、と。
「慣らし運転不要」という事で、マスタブラスタは、パッケージから出してすぐにいい音が奏でられるのだなあ。と感じました。
(すいません、エイジングを語るほどバズベイトを使い込んでおりませんが…)
飛距離ヨシ
岸釣りメーカー!?なので、飛距離性能も重視してます。
まあ、自重が1/2ozのみの展開で、実測20g以上あります。なので確かに良く飛んでいきます。
あとワイヤーの線形が太く、たわみが少ないので、キャスティングのエネルギーをしっかりと飛ばす方向に変換してくれます。
金森氏も「安心して、飛ぶから!」と言及していましたが、確かに飛距離は心配ない、というレベル。
個性的なヘッドの形状
浮力を考慮したと思われる、底面が平らになった不思議な形状のヘッド。
なんとも言えない、有機的な形状です。
確かに、スローリトリーブにもそこそこの対応力でした。
めっちゃゆっくり引けるか、と言われると、自重もあってそれは微妙ですが。
でも、立ち上がりも良好で”着水とほぼ同時バイト”を得られました。扱いやすいです。
フック&スカート
フック&スカート周りです。(写真下です。上はマツバズ)
まあ、あまりバズベイトにトレーラー付けませんが…
ワームにストレスを与えすぎない感じのワームキーパーで個人的に好きなタイプ。
あとはスカートがしっかりフレアするように、リング状にスカートの根本を広げてあります。
かなり頑丈。
ワイヤーの線形がかなり太いです。(1.4mm)
最近リリースされるバズベイトはこういう「タフネス系」が多いような気がします?
サンパチ君ぐらいのバスを掛けてもビクともしませんでした。しれっと元の状態を保っています。
個人的には、バズベイトの線形が太い事によるデメリットってあまりないような気がしているので、これは大いに賛同できる部分。
ワイヤーベイトが曲がってしまうと、元に戻せなくなってしまいますよね。
(自分なりにちょっと直したら、なんだかイイ感じになった、みたいなことがない訳ではないのですがw)
長く使えると思います。お小遣い制度のリーマンバサーにとっては嬉しいポイント。
左に曲がる傾向が強い
ご存知の通り、バズベイトはペラの回転方向によって、左か右に弧を描きながら進みます。
このマスタブラスタは(正面から見て)ペラが右回転なので、左に弧を描きます。
で、その曲がる度合いがちょっと強めなのがマスタブラスタの特徴。
だからといって使いにくいとかそういう感じはしません。やや強めに出る、というだけです。
むしろカーブを上手く利用して、ストラクチャーに近づける事が容易でコントロール性は高いです。
欠点
塗装がやや弱めかもしれません。1釣行での使用ですが、少し剥がれました。
あとは売ってないという事です。
とはいえ、ダッジやなんかと比べると比較的手に入りやすい感じで、ファーストロットは普通に量販店で置いてありました。
お約束の「おひとり様一点限り」でしたがw
正直、レアだから欲しい、みたいな動機が1ミリもなかったワケではありません。
ただ、そういう感情抜きにしても良く出来たバズベイトだと思います。
他のレイドジャパンのルアーも使ってみたいな、と思わせてくれる出来でした。
みかんさんのインプレ★
マスタブラスタについては、埼玉バサー、みかんさんのインプレが大変参考になりました。
3児の父という本業をこなしつつ、隙を見てMYカヤックで早朝のデスリバーへ繰り出し、トップ道を究めておられるみかんさん。
デカバス専門の本気系コアアングラーで、私なんかよりもはるかにバズベイトを投げ込まれた珠玉のインプレ記事は要チェックです。
※自分のインプレがしょぼく感じます(´・ω・`)
まとめ
RAID JAPANマスタブラスタのインプレでした。
個人的には、すぐに釣れたという事もあって、1軍バズベイトの仲間入りを果たしましたw
ikahimeを最後までお読みいただきありがとうございました。
