目次
ティップランエギングとは
ボートでやるエギング

今秋は初めてのイカ釣りに挑戦しました。いわゆる「エギング」ですね。エギングは大きく分けて、オカッパリとボートの釣りで細分化されます。
そのうちボートでやるエギングを「ティップランエギング」と呼びます。(「ティップエギング」「ティップラン」などとも。)
狙いは、アオリイカ。食味が良く、割とどこにでも居るので釣りやすい。

個人的にはボートの釣りが好きなので、葉山港から出航しティップランエギングに行ってきました。
専用ロッド

その際にめちゃくちゃ悩んだのが、専用ロッドの必要性についてです。
結論から言って、専用ロッドを購入しました。購入したのは、シマノのセフィア CI4+ ティップエギング S68ML-Sです。まあまあ良いお値段する、ミドルクラスのロッドです。
もっとも汎用性の高いスタンダードナンバーで、バスロッドで言えば266Lみたいなイメージですね。
購入するに至った思考をメモしておきます。
バスロッドで出来なくはない

個人的な印象としては、ティップランはバスロッド(スピニング)で代用は十分に可能です。
ティップランエギングでは、だいたい20g〜60g程度のエギを扱います。
バス用スピニングロッドでそんな重ためのルアーを背負えるのか?と心配になりますが、バーチカルに扱うだけなので、実はかなり柔らかめのロッドでもイケます。

そして、そもそもティップラン専用ロッドも、ティップが極めて柔らかいテーパーです。
だいたいイメージとしてはバスロッドのULクラス、もしくはXULクラスのソリッドティップロッドが非常に近いです。
で、あとはエギロッドの謳い文句として「しっかりとイカを寄せれるバットパワー」があると良いらしいのですが。
スピニングのバスロッドってULクラスぐらいでもしっかりとしたバットパワーが備わっているものがほとんどなので、イカの引きに全く問題なく対応することが出来ます。
つまり何が言いたいかと言うと「代用出来る」と言うことです。
ティップランエギングはバスロッド?専用ロッド?
専用ロッドを購入

バスロッドで十分に代用可能なのですが、結局私は専用ロッドを購入してしまいました。
え、代用出来るんじゃなかったのかよ。と思いますよね。
でも、やっぱり専用ロッドを使ってみて見えてきたメリットもありましたのでそれを共有します。
それらが必要そうだ、と思うなら専用ロッドを。
いや、とりあえず必要ないや、と思うならバスロッドを流用すると良いかと思います。
アタリの感知能力UP

ティップランをお勉強していると、「目感度」と「手感度」というキーワードが度々登場します。
ティップを目で見て、アタリを検知するのが非常に大切になる釣りです。
専用ロッドなら、白く塗装されたティップで「目感度」を楽しむことが出来ます。
適切なリアグリップ長

適切なリアグリップ長になってます。だいたい40cmぐらいですね。その影響で、小脇に挟みやすいのでしゃくるのが楽ですね。
1日中しゃくる釣りなので、これは大きなメリットです。
Xガイドによる絡みの少なさ

ティップラン専用ロッドは、ガイドセッティングが特殊です。

端的に言って、極力PEラインの絡みを減らすセッティングですね。ひたすらしゃくるのでPEがガイドに絡みやすい釣りなのですが、専用ロッドは糸絡みがほぼ皆無です。
ストレスのない釣りを約束します。
楽しみの幅が広がる
と、専用ロッドを購入するメリットとしてはそんなところですね。流用でも良いですが、より快適に、そしてエギングならではの楽しみの幅が広がるのは間違いのないところです。
イカは楽しいぞ

ハマるかどうか分からない釣りに、専用ロッドが必要とは思えない。私もそう思っていました。
しかし、釣ったイカを食えば考えが変わります。間違いなくハマると思います。
イカの食材としての優秀さは、随一。圧倒的に捌きやすく、歩留まりが良い。
そして調理に関しても非常に幅広く対応しますので、もはや人間に食われるために存在していると思えるほどです。
冷凍も効きますしね。
ちなみに、生食する場合には冷凍してからがおすすめです。アニサキスは-20℃で24時間以上冷凍すると死滅します。また、冷凍することでむしろ甘みが増して味も良くなります。
バスアングラーに超おすすめな釣りです

ティップランエギングは、バスアングラーに超おすすめの釣りですね。
特に、ライトリグのアタリをとるのが好きだし、得意。というアングラーは絶対やるべきです。
繊細なアタリをモノにする感覚は病み付きですぞ。
さらに、ラインセッティングはPE0.6号+フロロカーボンリーダー2号(10lb)と、バス釣りで馴染みのある感じです。
つまり非常にラクにチャレンジ出来る釣りモノです。
リールはバス用で。

あ、ちなみにリールはバス用で全く問題ありません。0.6号のPEラインが200m巻ければなんでもOK。
今回は、’16ヴァンキッシュC2500HGSを使いました。しゃくり続けるので、軽いリールが向いているかと思います。

まとめ
以上、ティップランエギングに専用ロッドは必要か?についてでした。個人的なアンサーとしては、買ったほうが絶対に楽しめる、と思っています。
ちなみに、シマノ派の私のおすすめはセフィア CI4+ ティップエギング S68ML-Sです。間違いない仕上がりですね。
ikahimeを最後までお読みいただきありがとうございました。
