目次
クラッチ
クラッチは見た目が左右対象な例のやつです。
少し高さがあり、若干の違和感は感じるものの、慣れれば許容範囲でしょうか。
極端に扱いにくい感じではないですが、バンタムMGLやメタニウムMGLなどの普通のクラッチ?の方が好みではあります。
エンジンプレート
エンジンプレート(ハガネボディの刻印がある部分)がメッキ調になっています。
(SLX MGLはサイドプレート一体型のマットブラックでした。)
MADE IN マレーシア
マレーシア産です。
’19SLX MGLとの比較
’19SLX MGLとの比較です。
先に結論を申し上げておくと「SLX」と名のつく両者ですが「全く別のリール」だと思ってもらって間違いないです。
少しぐらい共通パーツがあっても良いものですが、頑ななまでに?ほぼ全てのパーツが別物です。
(左DC、右MGLです。MGLはハンドル周りが社外品です。)
全方位に渡って、DCの方がややボリューミーです。とはいえ、絶対的な大きさとしてはさほど大きい訳ではなく、十分にパーミングがしやすいサイズ感に収まっています。
しかしSLX MGLのサイズ感がしっくりくる、という方にとっては少し大きく感じるかもしれません。
14lbフロロラインでテスト
早速フィールドでテストしてきました。
ラインセッティングは14lbのフロロカーボンラインを、スプールエッジを2mmほど残して巻きつけました。(80mほど巻いた状態です。)
メインウェイトは少し重ため
結論から言うと、得意とするウェイトは1/2oz(14g)を超えるようなやや重たいレンジだと感じました。
この日投げた中でもっとも気持ちよかったのはO.S.P スリッパー1/4oz+ドライブシャッド4.5インチの頭カット。(総重量は約23g)
ブレーキダイヤルは2にセットし、ほぼノーサミングでキャストすることが出来ます。
軽いものを投げてみる
軽いものも投げてみました。mibroのデリンジャー。(自重:7.7g)ブレーキは説明書に従い、強めの4にセッティング。
普通に投げられるし、飛距離も十分に出ます。でも、気持ち良いかというと微妙なところですね。
このあたりのウェイトですと、SLX MGLの32mm径スプールの方が断然向いています。
回り出しのレスポンスは圧倒的にSLX MGLに軍配が上がりますね。
重いものを投げてみる
他、2ozクラス(56g)のジョイクロ178を投げてみました。
こちらはSLX DCが得意な分野です。DCブレーキによって安定したキャストをすることが可能でした。
気持ちいいウェイトイメージ
ということで、SLX MGLと比べると明確にウェイトレンジは上ですね。
ラインキャパこそ70番サイズで同じですが、全く別の性格を与えられたリールに仕上がっています。
4段階で足りるの?
ブレーキ調整は、外部ダイヤルの4段階のみ。
たったの4段階で足りるのか?と思いますが、DCブレーキユニットがスプール回転を賢く判断して、適切なブレーキを掛けてくれるため心配ありません。
例えばスキッピングなど、多くのシチュエーションでいい感じの制御が入ります。
しかし当然ながら1よりもさらにブレーキを弱くしたい、などの要求には答えらないので、もどかしさを感じることも無くはないです。
(1は結構ゆるゆるですが)
でも逆に迷いのないブレーキ調整が可能ですし、DC入門機としては十分以上の仕上がりですぞ。
デメリット
ウィークポイントを挙げるとすれば、ボディサイズとラインキャパシティに若干のちぐはぐ感があると言うことです。
前述した通り、SLX MGLに比べると一回り大きなボディですが、ラインキャパは合わせてきたのか70番サイズ。
ボディサイズ感やメインのルアーウエイトからすると100番ぐらいのラインキャパシティがより適していたような感じが少しあります。
しかし、70番のスプールでラインを少なめに巻くことで、気持ちいいキャストフィールを実現している可能性もありますので、これはこれで良かったのか…?
まとめ
以上、シマノ ’20 SLX DC(71XG)のレビュー(インプレ)でした。
- ブレーキユニットは旧モデルであるI-DC4だが、ソフトウェアは最新
- SLX MGLとは全くの別リール
- 気持ちいいウェイトは1/2oz以上
- 安価にDCブレーキを味わえる
ikahimeを最後までお読みいただきありがとうございました。
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