逆に、古いリールですでに純正部品の製造がストップしてしまっている場合、そのリール固有の部品を紛失してしまう事の方が怖いです。部品取り用の同じリールを購入するしかありませんからね。
いずれにせよ、部品の紛失は要注意です。
目次
2.組み付け順の失念
あと怖いのが組み付け順が良く分からなくなる事。分解は勢いでイケるんですけど、組み付けるときにアレ?ってなるw
撮影&パーツリスト熟読
解決策としては、とにかく写真を撮りまくる事。重なり順と向きを再現できる状態で、写真を撮ります。
慣れないうちは、ひとつ外したら撮るぐらいの感じで。
あとはパーツリスト(分解図)を見ながら作業する事。
パーツリストは「リール名 分解図」とググれば入手できます。
分けて保管
そして部位ごと、例えばハンドル回り、クラッチ回り、とかで分けて保管しておくこと。
適当すぎて悪い例ですがこんな感じ。
ついでに「向き」を特に間違えやすい部品を2つほどご紹介。「サラバネ」と「クラッチヨーク」です。
「サラバネ」
上写真の同じワッシャー2枚がサラバネです。ワッシャーが微妙に湾曲している部品で向きがあります。
「< >」こういう向きで入れるようにします。
クラッチヨーク
クラッチヨークは、赤でくくった黒い樹脂製の部品のことです。分かりにくくてすいませんw
これ、反対向きでもシレっと付いてしまうんですよね。でもクラッチ切れなくてアレってなります..
3.最低限の道具は用意しよう
分解&組み立てに必要な工具を用意します。
超最低限だとこんな感じ。(シマノ ’14クロナークの場合)
・10mmのメガネレンチ (ハンドル固定ナット用。HEDGEHOG STUDIOのトラストレンチ がおすすめ)
・0番と00番のプラスドライバー
・1.2mm~1.4㎜のマイナスドライバー(Eリングをコジる用)
・ラジオペンチ(HOZAN製が精度よくおすすめ)
・純正グリス
-【シマノ純正】 ドラググリス DG01 →ドラグのカーボンワッシャー用。
-【シマノ純正】 ベイトリールグリス DG04 →メインギア、ピニオンギア、その他ギア用。
・純正オイル
-シマノ リールオイルスプレー →ベアリング用。ステラ、アンタレスも純正はコレ。
が必要です。
工具は良いモノを使ったほうが作業はやりやすいと思います。
安い精密ドライバーは精度が低いので喰いつきが悪く、ねじをナメってしまいます。
ここはぶっちゃけ安モンを使っている私の課題です…今使っているのは、アストロプロダクツの500円ぐらいのヤツw
まあこれでもなんとかなるっちゃなるwいいドライバー入手したらご紹介しますw
追記
ドライバーはドイツ製の精密ドライバー、Wera製のモノを購入しました。リールメンテナンスのプロも使う道具で、握り心地や、ネジ山への喰いつきが安物とは段違いです。
とはいっても、一本千円程度なので、ずっと使えることを考えれば安い買い物です。
特に多用する番手(プラスが118024、マイナスが118014です。)を掲載しておきます。
他、リールメンテナンスの工具については以下記事参照ください。
まとめ
とりあえず「特に気を付けるべきポイント」は、こんなとこだと思います。
自分で開けるのはなんだか怖いですが、思っているよりも簡単なのは間違いないです。
楽しくて勉強にもなるベイトリールのOH。ぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
ikahimeを最後までお読みいただきありがとうございました。
- 1
- 2