2018年新製品の中で最も注目度の高い、’18ステラ。
10ステラから14ステラへのモデルチェンジ時は、全くの別モデルへ進化していましたが、今度の18ステラはどうなんでしょうか。
変更点をまとめるとともに、新たなフラッグシップの進化度合を判定します。
18ステラ
現段階で分かっている仕様を列挙していきます。 SPEC表、気合を入れて作ったぜ!w
ただしエリアトラウト、バスフィッシングに関係しそうな1000番台~2500番台のみ抜粋。
(はみ出したところは横スクロール出来ます)
品番 |
ギア比 | 実用ドラグ力(kg) | 自重(g) | ナイロン糸巻量(lb-m) | 最大巻上長 | ハンドル長 | ベアリング数 |
最大ドラグ力(kg) | フロロ糸巻量(lb-m) | (cm/ハンドル1回転) | (mm) | S A-RB/ローラー | |||
PE糸巻量(号-m) | |||||||
1000 SSSPG | 4.6 | 2 | 165 (-15) | 2-100,3-60 | 58 | 35 | 12/1 |
3 | 2-80,3-55 | ||||||
0.3-120,0.4-90 | |||||||
1000 SSSDH | 5.1 | 2 | 175 (-5) | 2-100,3-60 | 64 | 38 | 14/1 |
3 | 2-80,3-55 | ||||||
0.3-120,0.4-90 | |||||||
C2000S | 5.1 | 2 | 170 (-10) | 3-125,4-100,5-75 | 69 | 40 | 12/1 |
3 | 3-110,4-85,5-65 | ||||||
0.6-150,0.8-110,1-80 | |||||||
C2000HGS | 6.1 | 2 | 170 (-10) | 3-125,4-100,5-75 | 82 | 45 | 12/1 |
3 | 3-110,4-85,5-65 | ||||||
0.6-150,0.8-110,1-80 | |||||||
2500S | 5.3 | 2.5 | 205 (-15) | 5-110,6-95,8-70 | 78 | 50 | 12/1 |
4 | 4-130,5-100,6-80 | ||||||
0.6-200,0.8-150,1-120 | |||||||
C2500HGS | 6.0 | 2 | 180(-25) | 5-110,6-95,8-70 | 81 | 45 | 12/1 |
3 | 4-130,5-100,6-80 | ||||||
0.6-200,0.8-150,1-120 | |||||||
2500HGS | 6.0 | 2.5 | 205 (-15) | 5-110,6-95,8-70 | 89 | 55 | 12/1 |
4 | 4-130,5-100,6-80 | ||||||
0.6-200,0.8-150,1-120 |
※sssはスペシャルシャロースプール、の意。夢屋スプールのみの用意だったスプールが標準装備された番手になります。
デザイン
14ステラはシルバー、ガンメタをベースにゴールドをアクセントに添えたゴージャス系でした。
その反動か、18ステラはシンプルでミニマルな感じに路線変更。
鏡面仕上げで素材の美しさを活かすデザインです。
スプールの穴は、縦長に。
10ステラ丸穴→14ステラ斜め穴→18ステラ縦穴という変遷をたどっていますね。
まあどんな穴ぼこでも別に構いませんがw
当たり前のように思いがちな装飾ですが、非常に高度な切削加工によって実現されているそうです。
個人的には、飽きなさそうで好感が持てるデザインだと感じました。
マイクロモジュールギアⅡ

スピニングリールでは、ヴァンキッシュとステラのみに搭載された「マイクロモジュールギア」。
ベイトリールには普及が進んできた技術ですが、スピニングリールに組み込むためには、より高い精度が必要という事で、上位2機種のみの搭載となっています。
18ステラには、さらに進化した「マイクロモジュールギアⅡ」が搭載されています。
よく、MMギアの巻き心地は「ぬめぬめ」と表現されたりします。
MMギアⅡを搭載した、18ステラはどんな「異次元ぬめぬめ」を感じさせてくれるのか。
ギア強度向上
精密冷間鍛造技術による「HAGANEギア」はさらなる強度UPを達成。
ギア強度の向上が図られ、全番手でXD(エクストラデュラビティ)と呼ばれる仕様になりました。
ツインパワーXDで先行搭載された仕様ですね。
これまでよりもワンランク上の番手のギア強度を実現しているとのこと。2500番台でも、従来の4000番台同等のギア強度を確保しているそうです。

バリアギア
ギアの表面処理にも拘った「バリアギア」を搭載。
Xプロテクト
すでにツインパワーXDで採用されている、「Xプロテクト」を搭載。14ステラの「コアプロテクト」と比較して、防水性能UP!
一時期、ジムが水道水にじゃぶじゃぶリールを漬けて洗う動画が話題になりましたが、そのぐらいは朝飯前といったところでしょうか。
ソルト使用後のリールケアの一環として、塩水を水道水で落とそう。という啓蒙活動?だと思いますが、これはさすがにマズイんじゃないか?と個人的には思いますww水、入りませんか??
軽量化
14ステラが決して重い訳ではありませんが、さらなる軽量化も施されています。
かたくなに金属ボディに拘りつつも、さらなる軽量化もされているなんて。Σ(・□・;)
感度UPにつながりますね!(スペック表の自重の後ろに前モデル比の重量アリ。)
10ステラ→14ステラより変更点は少なめ?
出典:釣報
ざっと仕様を確認した限りではありますが、14ステラから確実に進化しているものの、10ステラから14ステラへのモデルチェンジ時ほどの「フルリニューアル」ではない感じもしました。
10ステラから14ステラのときは、Gフリーボディを搭載して重量バランスから見直し、ウォームシャフトの位置を変更したので骨格から別物になりました。
マイクロモジュールギアも初搭載でしたし、完全に世代交代を果たしたモデルチェンジでしたよね。
今回の14ステラから18ステラへの進化は、どちらかといえば「ビッグマイナーチェンジ」と呼ぶべきものなのかもしれません。
とはいえ写真を見比べると結構別物っぽくなってる感じもしますが…
(あくまで予想ですw)
予約開始!
お決まりですがw、すでに予約が開始されているようです。
【3月入荷予定/予約受付中】シマノ 18ステラ2500SHG
まとめ
常に釣り人達の憧れの存在であり続ける、ステラ。
モデルサイクルから言って、4年後の22年までフラッグシップリールであり続ける訳ですから、その開発は並大抵のモノではない事は容易に想像がつきます。
新型も「ステラがステラであり続ける」のにふさわしい風格を持っているように思います。
ikahimeを最後までお読みいただきありがとうございました。
