軽量リールの雄、レア二ウムCI4+の後継機種である、ストラディックCI4+。
その実売価格の安さに見合わない高スペックで、上位機種殺しの異名?すら持つ、新世代のスタンダード機です。
購入して半年が経過しましたが、欠点の見当たらない、優れたプロダクトです。
そんなストラディックCI4+の使用感を改めてお伝えすると共に、エントリーユーザーに最適なモデルである理由をシェアします。
目次
最初に買うべきリール
ストラディックCI4+のオハナシに入る前にちょっとだけ、昔話。
私は、バス釣りに本格的にハマりだしてから3年ぐらいです。
本格的にハマりだす前に、まずはちょっとだけやってみようということで、SHIMANOの’10ナスキーと、メジャークラフトのバスパラを購入して、バス釣りをやってみることに。
まあそれまで釣りをしたことはあったので、普通にそのタックルで釣ってました。
当時はそれしか触ったことがなかったので、別に普通に感じていました。
最初からお金かけてもいいじゃない
結果、普通に釣る分には問題ないタックルでしたが、後に繋がらないのも事実。
少しやりこんでくると、物足りなくなり、使わなくなります。
別に高いタックル至上主義ではありません。
「高い道具じゃないと、ダメな風潮」は嫌いな方です。
自分が気に入ったものを使えばそれが一番だとすら思います。
高いモノは良い
しかしやっぱり高いモノは良いんです。
バス釣りにどっぷりとハマるかどうか分からない時点で、高級なタックルを購入するのは勇気がいります。
それは私もそうでした。
だからナスキーとバスパラにしたんです。
でも、バス釣りに興味があって、ナスキーとバスパラを購入するほど、バス釣りのクチになっているのであれば、もう少し高いタックルを購入するべき。
なぜなら、バス釣りはとても楽しいからです。
タックルを買ってバスを釣れば必ずハマります。
もしハマらなかったら、売ればいいんです。
良い道具は高く売れるので、ナスキーとバスパラを買うのとコスト的には変わらないでしょう。
前置きまとめw
長すぎる前置きすいませんw
何が言いたいかというと、そこそこの道具を最初から購入するべきなんです。
そこでおすすめなのがストラディックCI4+という訳です。
本題に入りましょうw

ストラディックCI4+

SHIMANO ストラディックCI4+
その実売価格に似合わぬ高性能ぶりを発揮するストラディックCI4+。
兄貴分である、4万円オーバーの高級リールであるヴァンキッシュ譲りのMGL(マグナムライト)ローターによる、超低慣性。
軽量カーボン素材であるCI4+をふんだんに使用した超軽量ボディ。
触り程度に特徴を説明するとこんな感じです…
より詳しい内容はSHIMANOのHPや、他のブロガーさんの記事を参照していただくとしてw
当記事ではその使用感と、エントリーユーザーにオススメな理由を説明したいと思います★
軽いは正義?

SHIMANO ストラディックCI4+ 2500 HGS
まずはその、圧倒的な軽量設計。
バス釣りで使用することの多いであろう、2000番と2500番の自重は以下。
C2000HGS | 160g |
C2500HGS | 180g |
⁽実は先代のレア二ウムCI4+と、自重は変わっていないそうですが…)
参考までに、兄貴分のヴァンキッシュは、
C2000HGS | 155g |
C2500HGS | 175g |
となっており、双方ともあと5gというところまで迫っています。
というかヴァンキッシュが軽すぎるのであって、絶対値としての160g、180gというのは相当に軽いです。
軽けりゃいいってもんでもない論
マテリアルや技術の進歩によって、ヤリスギなほどに軽量化が進んでいる、近年のロッドやリール達。
しかし、ロッドとリールを、組み合わせたときのバランスも大事で、極端な軽量化が必ずしも正義とは限りません。
1gのリールを想像してみた
極端なハナシですが、もし1gのリールがあるとしたらどうでしょうかw
これはもう、バランスが悪くて、非常にキャストしにくいでしょう。(ikahime脳内調べ)
やっぱり、軽けりゃいいってもんでもないです。(と私は感じます)
ストレスからの解放
ただし、ある程度までの軽さはストレスの低減につながり、緊張や疲れからアングラーを解放してくれます。
その解放された状態で、リラックスして竿を握っているほうが、アタリを感じやすいハズ。
つまり心労面から、魚をGETする手助けになってくれるのです。
アタリって、難しい。
私がバスフィッシングをやっていて、もっとも難しいと考えている作業は、アタリを判定すること。
ボトムの変化なのかアタリなのか、いまだに判定が曖昧なときが多々あります。
その難しい作業を手助けしてくれる軽いリールは、初心者の方にこそ、少し奮発して手に入れて欲しい。
…軽いと本当に感度が上がるのか、という問題もありますがw
そこは当記事では、考えないでおきますw
耐久性

SHIMANO HAGANE ギア
カーボン繊維の混ざった樹脂を使用したマテリアルである、CI4+製のストラディックCI4+の、耐久性について。
フルメタルボディの、15ストラディックと比較すると、耐久性はやや劣るのでは?と考えていましたが、これは全くの杞憂でした。
使用状況
参考までに以下私の使用状況です。
ほぼ毎週末、バス釣りに行きます。
強めのスピニングロッドとPEラインのタックルで、高比重ワームやメタルバイブを使用。
遠投先で鬼フッキング、からのゴリ巻きと、そこそこ負荷のかかる使用状況だと思います。
半年ほど使用しました。
巻き心地の変化無し
巻き心地の変化はなく、半年がたった現在でも滑らかな回転フィールが続いています。
極めてスムースネス。気持ちいいっす。
超々ジュラルミン製のHAGANEギア、恐るべし。
巻きの釣りでも、ハンドルから伝わるノイズが少ないので、クリアに情報が伝わってきます。
最初のうちは、リールに負担をかけてしまいがちなので、タフネスさは大事なポイントです。
ライントラブルが、驚くほど少ない

SHIMANO ストラディックCI4+ ラインローラー
ストラディックCI4+を使用するときに、気を付ける点は一点のみ。
キャスト後に、巻き始める際にラインスラックを張ってから巻き始めること。
当たり前すぎますね(爆
まあこれは、スピニングリールを扱うときの基本事項ですね★
これだけ守れば、一日ライントラブルとは無縁な性能を発揮してくれます。
ラインローラーの出来が良く、ラインのヨレが少ないです。
リールの性能に起因する、ライントラブルが極端に起きにくい。
たった一つのことに気を付ければ、快適に釣りが出来るというのは、エントリーユーザーにこそ必要な性能でしょう。
欠点

SHIMANO ストラディックCI4+ ドラグノブ
あえて無理やりにでも欠点を挙げるとすれば、ドラグノブがプラスチッキーで若干安っぽいという点でしょうか。
まあ実釣性能に影響はないので、問題ないですね。
欲しい所にベアリングが無い
それと、ストラディックのコストダウンポイントをご紹介しておきます。
ここはベアリングが欲しかった!ってところが2か所あります。


シマノ 16ストラディックCI4+ スプールシャフト1BB仕様チューニングキット Mサイズ

まずは1つ目。写真の赤矢印で示した、スプールシャフト部のプラスチックカラーです。
ここは、スプールを下側から支える箇所で、主にドラグが出てスプールが回転した時のみ回るので、こっそりコストダウンしてあります。
ドラグをスムーズに作動させるため、ここのベアリング化はしたいところ!
簡単に交換出来て、それなりに効果も見込めます。
ミニチュアベアリング 【NMB】 ステンレス 両シールド付 DDL-1170ZZ 677ZZ 内径7mm×外径11mm×幅3mm (2個入り)
ヘッジホッグスタジオで注文するもよし、ミネベアの安価なベアリングを注文してもよし。
ちなみに番手は「1170ZZ」という番手ですね。
また、ハンドルノブベアリング も1個のみでお茶を濁してあります。
(片側がプラスチックカラー。一方だけベアリングではあまり意味が無いような!?気がしますね。)
ミニチュアベアリング 【NMB】 ステンレス 両シールド付 DDL-740ZZ 674ZZ 内径4mm×外径7mm×幅2.5mm (4個入り)
両方ベアリングに置換して、本当のハンドルノブの回転性能に戻してあげましょう。
こちらは「740ZZ」という番手になります。
まとめ

SHIMANO ストラディックCI4+ マグナムライトローター
SHIMANOのものづくりの凄さを改めて認識出来る、新世代スタンダードスピニング、ストラディックCI4+。
私は発売直後に購入したので結構高かったですが、発売から半年が経ち、価格もこなれてきて買いやすくなっているのもポイントです。
けなす部分がほとんど見当たらないので、正直なところ、インプレッションが書きにくいのが、最大の欠点w
そんな優等生、ストラディックCI4+の使用感をぜひ味わってみてはいかがでしょう。
↓購入直後のインプレッションはコチラ★
ikahimeを最後までお読みいただきありがとうございました。
