また、スプールの固定方式も、スコーピオンやクラドはあくまでサイドプレートでの支持方式。
それに対して、バンタムMGLでは往年の名機と同じく、アルミボディに金属製のダイアルケースのみをねじ込んでスプールを固定する方式で、サイドプレートは本体と一体化。より高い剛性が見込めます。
目次
バンタム-メタニウムの歴史
では、次に気になるのが、「一体いつからアルミボディのフラッグシップロープロリールが無いのか」という点です。
それは、シマノを代表するロープロリール、メタ二ウムシリーズの歴史を紐解くことで分かります。
’92 バンタム スコーピオン メタニウムXT(赤メタ)→アルミボディ
’97 スコーピオンメタニウムXT(銀メタ)→アルミボディ
’00 メタ二ウムMg→マグネシウムボディ
’05 メタ二ウムXT→アルミボディ
’07 メタ二ウムMg→マグネシウムボディ
’13 メタ二ウム→マグネシウムボディ
’16 メタ二ウムMGL→マグネシウムボディ
出典:ヘッジホッグスタジオ
’97 スコーピオンメタニウムXT(通称:銀メタ)から、’00 メタ二ウムMgへの進化時に一旦マグネシウムボディに進化?したものの、05メタ二ウムXT(通称:ガンメタ)でアルミボディに戻ったりと、シマノの苦悩が見て取れますw(デザイン面でもかなり迷いが生じてますねw)
そんなメタニウムの系譜から見ると、アルミモノコックボディのフラッグシップは、05メタ二ウムXTから途絶えてるという訳です。
軽さばかり騒がれる
それ以降07、13、16とマグネシウムボディへと移行したメタ二ウム。軽さばかりが取り沙汰され、堅牢なアルミボディのロープロフラッグシップは長いこと姿を消すことになります。
時代の要請からそういった流れになり、決して間違った方向では無いと思いますし、16メタニウムMGLの出来の良さでそれは証明されています。
しかし古き良きオールドシマノファン?達にとっては、未だに05メタニウムこそが、タフネス系ベイトの伝説的名機と言うことになってたりします。
「あの頃の堅牢な作りのシマノのファンだった」
「メンテサイクルが異様に長く、最近のリールには無いタフネスさがある」
などと言った声が上がっていたのです。
そんな05メタニウムXTの再来とも呼べる、バンタムMGLに賞賛の声が上がっているのが、現在の「バンタムMGL祭り」の構図です。
05メタニウム XTってそんなに良いの?
えっと、偉そうに語っておいて、実は私は05メタニウムXTを触ったことがありません…
そこで、バンタムMGLが出たこのタイミングで、あえて05メタニウムXTを購入してみたいと考えています。(ミントコンディションの中古があればw)
そしてバンタムMGL購入への布石として、その魅力を探ってみたいと思います。
「エアプレイ」や、「脳内ブロガー」といったご批判を受けることもしばしばあるのでww
まとめ
おおよそこんな感じだと思うのですが、そこ違うよ〜という点がありましたらコメント欄よりご指摘願いますw
期待感しかないバンタムMGL、とりあえずフィッシングショーで触るの楽しみだな。
ikahimeを最後までお読みいただきありがとうございました。
- 1
- 2