それから、CI4+製のフタを止める位置に1つの計2つ。
目次
半プラボディ
‘20ツインパワー最大の特徴!?である「半プラボディ」。どういうことなのか?と言いますと、ボディのこっち側はアルミ製。
しかし、こっち側のフタは樹脂(CI4+)製。ちなみに’15ツインパワーは両方アルミ製でした。これがいわゆる「半プラボディ」と呼ばれる理由です。
この設計思想は’19ヴァンキッシュも同様でして、ヴァンキッシュは半分マグネシウム、半分樹脂(CI4+)製となっています。
ヴァンキッシュは軽さ重視の「クイックレスポンスシリーズ」なので設計思想にマッチングした仕様と納得出来ますが、ツインパワーは剛性重視の「コアソリッドシリーズ」なので、半プラ化はリールの性格に合わないのでは?という心配があります。
ベール
ベールは「ワンピースベール」と呼ばれる段差のないスルッとした形状でステンレス製です。
ベールを返した感触はやや硬めでバネが効いています。操作しやすいですね。動作時の質感は高いものの当然ながらステラほどではありません。
MADE IN JAPAN
’20ツインパワーの良いとこ。日本製です。一部の上級モデルのみに許されています。諸外国製と比べて、組み付けの精度が上がっているはずです。
実釣インプレ
ステラほどではないが、上質な巻き心地
コアソリッドシリーズの中でステラの次に高額なリール、ということで上質な巻き心地を味わうことが出来ます。
流石にステラのように「巻いているだけで気持ちよくなる」というほどでは無いですが、余計なノイズが少ないので、ジグの巻き感やアタリの感触だけをクリアに手元に受け取ることが出来ますね。
また、金属ローターは慣性が良く効いて周り続けようとする性質がありますので、ソルトフィッシングで多用する重ためのジグを一日巻き続けた時に負担感を大幅に軽減してくれました。
さらに、金属ローター化による自重増により、巻きだしの軽さが犠牲になっている??と思いきや、そこそこ軽快感のある巻き出しになっているのは驚きました。
剛性はたっぷり。
メータークラスのシイラとファイトしたのですが、剛性感は全く問題ないように思いますね。「半プラ化」によるデメリットはほとんど無い、と言い切っちゃっても良いかと思います。
4000番のボディは力強い巻き上げを実現していますし、巻き上げの際にたわみ、歪み感はありませんでした。
もしもコレで剛性が足りない、と感じる場合はSW系のスピニングリールを使うと良いと思います。
滑らかなドラグ
やっぱりスプール支え上下部分にボールベアリングが入った上位機種のドラグ(リジッドサポートドラグ)は良いですね。ドラグが出始める時の引っかかり感はほぼ無く、出始めた後のスムーズさも文句なし。
金属ローターの剛性感も素晴らしくドラグが一気に出る際も不安感がありません。安定した滑り出しでラインブレイクを防いでくれます。
さらに、ドラグ音は高音でやや爆音系。釣ってるぞ、という気分を盛り上げてくれます。
デメリット
耐久性はどうなのか
半プラボディの唯一の懸念点としては、長く使い込んでいった時に、フルアルミだった時代の’15ツインパワーと比べて耐久性の面でどうなんだ?という点です。コレは数年に渡って使い込まないと見えてこないので、後々追記したいと思います。
ドラグノブのチープさ。
そして先述したように、ドラグノブがとてもチープです。樹脂むき出し部分は、せめて何らかの塗装をして欲しかった。
‘20ツインパワー4000XGのレビュー動画。youtube動画も見てね!!
’20ツインパワー4000XGを動画でレビューしています。実釣は10分から!あとは語りというウザめな動画です。
ドラグ音やドラグ性能は動画を見てもらった方が分かりやすいですし、文字よりいろんなことが伝えられるかと思います。
メーターシイラの最初のランでドラグが数十メートル引き出されるのですが、金属ローターの剛性感が頼もしかったですね。
まとめ
以上、 ‘20ツインパワー4000XGのインプレでした。結論としては非常に出来の良いリールです。
ステラに非常に近い使用感をステラのほぼ半額で味わえる、ということでコスパに優れたリールだと感じます。
「ステラは高すぎるけど上質なリールが欲しい。」という要求に答えてくれるハズです。半プラボディは全く問題ない「強いツインパワー」に仕上がっていました。
ikahimeを最後までお読みいただきありがとうございました。
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