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DRT バリアルハンドル 117mm インプレ

DRTのバリアルハンドル 117mmのインプレです。
とりあえず’19アンタレスに合わせていますが、ラインキャパシティ的にミスマッチですね(汗
と言うのも、今回入手したバリアルハンドルは117mmのロングレングスですので、20lb〜30lbクラスのラインでビッグベイト〜ジャイアントベイトを使う用途が適しています。
そのため、少なくとも150番サイズのスプールを搭載したリールが合いますね。’19アンタレスは、70番のラインキャパ少なめスプールです。
本来であればカルカッタコンクエスト300、400や’18アンタレスDC MDなどが適しています。(持ってない…)
と言うわけでミスマッチ感、お許しください。
‘18バンタムMGL + DRT バリアルハンドル 117mm

私のリールの中では、バンタムMGLとマッチングしますね。
150番サイズのラインキャパと、高い剛性を誇るアルミ製コアソリッドボディ、耐久性の高い真鍮製のメインギアを持つリールだからです。
‘19スコーピオンMGL + DRT バリアルハンドル 117mm

同様の理由で、’19スコーピオンMGLにもマッチングしますね。
こちらも150番サイズのラインキャパと、耐久性の高い真鍮製のメインギアを持つリールだからです。
ボディ剛性はバンタムMGLと比べ少し劣るものの、サイズ感という意味では’19スコーピオンの方が合います。
‘16アンタレスDC + DRT バリアルハンドル 117mm

もっとも良く似合うのは、やはり’16アンタレスDCです。大柄なボディに117mmのゴッツイアームが超似合う。
最高かよ…

117mmというロングレングス

バリアルハンドルのラインナップは以下。
- 87mm
- 95mm
- 100mm
- 117mm
その中でも最長の117mmのモデルです。(用途を限定する長さなので需要が少なく、他のレングスに比べて買いやすい)
初めてみた時はそのあまりの長さ&大きさに「これ扱えるか?」とちょっとビビるぐらいでかいです。
しかし、ロッドに乗せて巻いてみると「許容範囲か?」と思えるギリギリの長さだと感じました。
絶妙な長さ、です。その理由を後述します。
ディティール
横から

横から見た図。超々ジュラルミン製の肉厚なハンドルです。
カラーはブラックアルマイトですね。
切削加工

ハンドルの切削加工UPです。必要以上に肉抜きはせず、デザイン上のアクセントになる程度の切削に留めています。
これも、強度重視の結果、ということでしょう。やりすぎない感じでかっこいいですね。
ハンドルプレート

この角度から見ると、やはりかなり長い感じがしますね。リールが小さく見えます。
それと、幅もかなり肉厚。 少なくともハンドル破損によるトラブルはほぼ起きないでしょう。
センターロックナット

センターロックナットは、付属のレンチで着脱します。LIVRE方式ですね。
※余談ですが、センターロックナットは別売りとなります。
この方式、通常のロックボルト+リテーナー+ビスという構造よりも部品点数が減ります。
そして、レンチでしっかりとトルクをかけれるので緩む心配がありません。
個人的に、かなり好きな固定方法です。
ハンドル重量

ハンドル単体での自重です。シマノリールの純正ハンドルがノブ込みでだいたい30g〜40gぐらいに収っていますので、おおよそ倍ぐらいの重量です。

取り付け金具、センターロックナットを合わせると70gを超えます。
重たいですが、強度やパワーを求めた結果ですのであまり気にしていないということなのでしょう。
テコの原理が多く作用するので、巻き取りトルクは圧倒的にUPします。
また、ハンドル自体、そしてハンドルノブの自重によっても、慣性が高まりますのでラクに巻けますね。
ハンドルノブ

ハンドルノブです。ラバー素材で、触り心地はシマノの純正に近いです。
外側に向かってつけられたテーパーが、すっぽ抜けを防止。表面につけられた凹凸もグリップ力が上がります。
ハンドルノブ 重量

ハンドルノブの重量です。オープンシールド型のベアリングが2つ付属し、回転感覚は非常に滑らかなものです。
ハンドルノブキャップ

ノブキャップの意匠が凝っていてかっこいいですね。ブラックのアルマイトに、白いストライプ的なラインが施されています。

ノブキャップも、センターロックナットと同様にレンチで緩める仕組みです。
こちらもしっかりとトルクがかけれて、使用中の緩みなどが起こりにくいはずです。
ハンドルとノブのマッチング

ハンドル長とハンドルノブの大きさが非常に優れたマッチングでした。
ノブが適度に大きいので、117mmという長さを忘れさせてくれます。
極端なまでのロングレングスを違和感なく使えるのは、ノブとのバランシングが優れているからですね。
DRT バリアル117mm + ’19アンタレスMGL

前述したように、’19アンタレスにはミスマッチではありますが、デザイン的には非常にかっこいい組み合わせです。

この角度から見ると、117mmの長さが際立ちます。
基本構造や質感はLIVREハンドル

メガテックLIVRE社製ということで、基本的にはLIVREハンドル譲りの品質感です。
間違いない、ということです。
かなり高級感がありますし、所有欲を満たしてくれるハンドルに仕上がっています。
オプションパーツも充実
J-KNOB
豊富なオプションパーツも特徴ですね。まずは、J-KNOBと呼ばれるノブ。
FATとSLIMの2種類があり、FATの方は117mmの純正ノブと同様の形状ですね。
KNOB
「KNOB」と呼ばれるノブ。 こちらもFAT or SLIMをチョイス可能。
MK-1 ホイールナット
さらに、MK-1 ホイールナットと呼ばれるノブキャップもラインナップ。
いずれもカラーラインナップが豊富で色々遊べるのが楽しいですよね。そしてカラー設定も絶妙な色ばかり。一個ずつ別々の色にするのもカッコいいですよね。
WORKING CLASS ZERO x DRT FLAT KNOB
WORKING CLASS ZERO x DRT FLAT KNOBと呼ばれる「平ノブ」も新たにリリース。こちらは購入して装着してみました。
意外と長すぎない

繰り返しになりますが、正直いうと、使ってみる前は幾ら何でも長すぎるだろう。と思っていました。
もちろん使い方にもよるのですが、100mmハンドルでさえ少し長く感じていましたので…
しかし、ビッグベイトを投げて巻いてみると、不思議と違和感がないです。
なんでだろうな?と思ったとき、やっぱりノブの大きさがちょうど良く、長さの違和感が相殺されているんだろうな、という印象です。
むしろコレ、パワーフィッシングにはかなり有利なのでは?とすら感じました。
リールに負担はかかる

もちろん、デメリットもあるかと思います。まず、メインギアには相当な負担がかかる、ということ。
装着して長期間そのまま使いっぱなし、というわけにはいかないと思います。
こまめなメンテナンスと、ギアへの労わりが大切になってきますね。
強度的に劣る、ジュラルミン製のメインギアを搭載するリールには装着をしない方が良いでしょう。
「真鍮ギア搭載機専用ハンドル」といっていいかもしれないです。
右巻き右投げだとキャスト時に干渉する

最大のデメリットはコレです。右投げ右巻きですと、キャストの時にハンドルが手に思いっきり干渉します。
コレはVARIALハンドルのデメリットというよりも、110mm台のロングレングスハンドルのデメリット、ですね。
それからキャスト中にハンドルに手が当たりやすくなるため、うっかり「クラッチ返り」を起こしてしまう可能性もあります。
もちろん、右巻き左投げ、左巻き右投げでしたら問題ないと思います。
カスタムギャラリー
‘14カルカッタコンクエスト101+ DRT バリアルハンドル 117mm

‘14カルカッタコンクエストへの装着例。カルコンのゴールドボディに黒いカスタムハンドル、すごく似合いますよね。
‘19SLX MGL 71XG + DRT バリアルハンドル 117mm

‘19SLX MGLへの装着例です。ラインキャパ的にミスマッチですが見た目のサンプルとして。
‘16メタニウムMGL 71XG + DRT バリアルハンドル 117mm

‘16メタニウムMGLへの装着サンプル。先述したように、強度の劣るジュラルミン製メインギアなのであまりオススメ出来ない組み合わせです。
また、ラインキャパも70番なので太糸が巻けません。しかし、装着してみたので一応掲載しますね。見た目はカッコいいな…
’20 TATULA SV TW + DRT バリアルハンドル 117mm
’20TATULA SV TWとの組み合わせ。ボディのガンメタとよく合いますね。
シマノ、ダイワどっちも似合う。
D.R.T VARIALハンドルの買い方
欲しい。と思っても、あまりの人気の高さから、なかなか買えないDRT VARIALハンドル。
しかし、実はカスタムパーツ屋さんには定期的に入荷しています。


私は、ヘッジホッグスタジオの入荷情報をこまめにチェックして購入出来ました。
ヘッジホッグスタジオは、入荷情報をツイートしておりますので、ヘッジホッグスタジオのツイッターアカウントをフォローして、プッシュ通知をONにしておきました。
もちろんどうしても欲しければ、転売ヤーから購入するという最終手段!?もありますが…
まとめ
以上、DRTのバリアルハンドル117mmのインプレでした。
唯一無二のトルク感は、一度パワーフィッシングに使用するともう元には戻れない。という感覚を味わうことが出来ます。
高い品質感や、男心をくすぐるデザインも秀逸です。
ikahimeを最後までお読みいただきありがとうございました。
