うっちー氏だったかハシタク氏のどっちかが、「ダイワのプロたちのキャストフォームがどんどんコンパクトになっている」
というコメントをしていたのですが、こういうことなのか、と妙に納得出来る仕上がりです。
目次
ベイトフィネス的使い方も可能
このCT SVシリーズを検討している方にとって、もっとも気になるところは、ベイトフィネス的に使えるのか否か、ではないでしょうか。
結論としては、おおよそ5g以上のリグであれば十分に対応可能です。
試しに、ブレーバー5.7インチ+1.8gネイルシンカーのスナッグレスネコリグを投げてみたのですが、「なんとかなる」というレベルではなく、「普通に対応可能」というレベルでキャスト可能です。
アルファス CT SVで「ベイトフィネスタックルを兼ねる」というのは大いにアリだと感じました。
ただ、もちろん「ベイトフィネスリール並」とはいかず、バックラッシュの危険性は少し高めです。
PEラインセッティングでベイトフィネスリールとして使える
PEラインをセッティングすることで、よりベイトフィネスリールライクに使用することが可能です。
重量級ルアーも対応できる
じゃあ軽いルアー専用なのか、というと、決してそうではないのがCT SVシリーズの強みだと思います。
3/4ozのパワーロールを投げてみたのですが、全く普通に対応出来ます。
当然、スイートなフィーリングではないものの、使用自体に問題はありません。
これはベイトフィネスリールには出来ない芸当ですよね。
PEライン使用でより快適になる
PEラインを組んであげることで、よりCT SVスプールのメリットが高まるかと思います。
ひとまず、フロッグ用のPE51lbを組んでみたのですが、まあ快適なキャストフィールですね。
特にピッチングがめちゃくちゃ気持ちいい。
ベイトフィネス用の細糸PE+フロロリーダーの組み合わせも検証して追記したいと思います。
おそらく、ほぼベイトフィネス的な使い方が出来る感じになるはずです。
コストパフォーマンスが高い
・スティーズCT SVとスプールユニット同じ。
・MADE IN JAPAN
・各部の質感割と良い
・ボディの剛性感高い
・巻き心地の精緻感も結構良い感じ
2万円代中盤のリールでこの作りはかなりコスパに優れた1台だと感じますね。
長い歴史を持つアルファスボディだから安く出来るという事なのでしょうか。
CT SVスプールのデメリット
伸びはない
キャストの伸び感はあまり感じられません。
実質的な飛距離はさほど劣るようなものでは無いのですが、30mmスプールはやはり「回り続けようとする力」がやや弱いように思います。
ラインにコイル状の巻きグセが付きやすい
直径が小さいスプールですので、ラインにコイル状の癖が付きやすいですね。
PEライン使用であれば、その欠点を補うことも出来ます。
巻き取り長が短い
小径スプールによる巻き取り長の低下で、ハイギア(7.2:1)でも巻き取り長は67cm。これは通常の34mm径スプールのノーマルギア程度です。
参考までに、’19タトゥーラTWのノーマルギアが6.3 : 1で67cmになります。
とはいえ、実釣において巻き取りのスピード感が特別不足するような印象は無かったという事はお伝えしておきます。
アルファスCT SV特有:ハンドルが短い
純正ハンドルが80mmというかなり短めな設定です。確かに、アルファス CT SVの性格に合ってはいます。
コンパクトでパーミングしやすく、やや小型のルアーをメインとするはずだからです。
しかし最近の他機種たちのロングハンドル化の波を考えると、アルファスだけ短く違和感になる、という感じが少しありますね。
違和感を解消するため、RCSカーボンクランクハンドルの85mmあたりにでも変える予定です。
ちなみにシマノのアルデバランBFSの純正ハンドルが84mmなので、割とフィネスな性格のアルファス CT SVでもそのぐらいのハンドル長で問題ないはずです。
まとめ
以上、DAIWA アルファス CT SVのインプレでした。
小型ルアーをスパスパと近距離に打ち込むスタイルですと、めちゃくちゃ武器になってくれるリールですね。
ベイトフィネスリールに近い軽量ルアーの対応力を持ちつつ、重た目なルアーや太糸使用もOKな剛性感を兼ね備えた汎用性の高い仕上がりです。
ikahimeを最後までお読みいただきありがとうございました。
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