ダイワ CT SVスプールのフィネス性能を試してきました。
レスポンスの優れた30mm径スプールによって、ベイトフィネスリールとして使用しても違和感のないフィネス対応力でした。
ダイワ CT SV スプールはベイトフィネスとして使えるのか

左)30mm CT SVスプール 右)34mm スプール
ダイワのCT SVシリーズに搭載されている、30mm径のCT SVスプール。
小径スプールによって、回りだしのレスポンスに優れており、フィネス対応能力が高いことが特徴です。
そこで気になるのは、ベイトフィネスリールの代わりに使えるのか、というところだと思います。
前回、’19アルファスCT SVにフロロカーボン12lbをセットしテストした際は、フィネス対応力はやや劣る、という感覚でした。
確かに回転レスポンスは非常に優れているものの、ベイトフィネス専用機に完全に渡り合えるか?と言われるとやや疑問が残る感じです。
(12lbフロロの太糸セッティングであることも影響しているかと思います。)
アルファスCT SV+PEライン
そこで、比重が軽くてスプールレスポンスの良くなるPEラインをセッティングし、スプールのレスポンスを再度検証してみました。

よつあみ(YGK) ライン G-soul X8 UPGRADE 150m
ラインセッティングは、を40mほど巻きつけ、リーダーはフロロ8lbを1m。
シマノ ’16アルデバランBFS XG と同じセッテイングに。
ベイトフィネス専用機としてシマノ ’16アルデバランBFS XGを使用しているのですが、比較しやすいように、同じセッティングとしました。
ほぼベイトフィネスリールである

レッドペッパーマイクロ 3.5g
結論から言うと、CT SVスプールの軽量ルアーへの対応力は非常に高く、ほぼベイトフィネスリールとして使える、と言っていい水準だと感じました。
具体的には、3g台の小型プラグが特別なテクニックを必要とせずに、すっと気持ちよくかっ飛んでいきます。
ただし2g台は少しコツが要る感じです。
何をもって「ほぼベイトフィネス並みである」と言えるのかは個人の主観が入るので難しいところですが、3g台が難なく投げられれば、それはほぼベイトフィネスと同等と言っても差し支えないのではないでしょうか。
1g、2g台をベイトリールで気持ちよく投げたい、というのはマニアの世界だと思います笑
巻き取り長がネガか
ただし、小径スプールの弊害ではありますが、ハイギア仕様であっても、最大巻き取り長が短いことがデメリットです。
また、細糸PEをベイトフィネスリールと同様にやや少なめに巻きつけるとスプールがかなり痩せた状態となるので、さらに巻き取り長が低下するかと思います。
(PEラインはもう少し太めでも良いかもですね。)
と言うわけで、PEセッティングをすることで、確かにキャスト性能そのものはほぼベイトフィネスリールと言えるレベルになります。
しかし手返しという意味では、浅溝スプールを搭載するベイトフィネスリールにかなわないと言うのが本当のところです。
まとめ
以上、CT SVスプールのフィネス対応力についてでした。
ほぼベイトフィネスリールとして使える上に、ベイトフィネス専用機よりもウェイト上限のカバー範囲が広いのも良いですね。
ikahimeを最後までお読みいただきありがとうございました。
ikahime