すると、最初からハイエンドモデルを購入した方がトータルで出費が少ない。
これは釣具に限らず、カメラやバイクなどでも良く言われていることです。
APS-C機を購入するか、フルサイズ機を購入するか、みたいな。結局乗り換えたくなるから、最初からフルサイズを買う方がお得なわけです。
しかも、ハイエンドモデルなら高く売れますし、最終的なトータルコストは変わりません。
しかしSLX MGLについては、その図式が当てはまらない。釣りが上達してきても普通に1軍として使えるエントリーモデルですね。
本当にコストパフォーマンスに優れた製品、という印象です。
目次
ストラディックとヴァンキッシュ
先日、’19ストラディックと、’19ヴァンキッシュをテストした時に感じたこと。
確かに’19ストラディックは価格を考えれば非常に検討していますが、やはりヴァンキッシュに比べてしまうと、見劣りするのが正直なところ。
値段なりの「差」が確実にありますし、一緒に使ってしまうと、「ヴァンキッシュからは戻れない」という感情が沸き起こってきます。
SLX MGLについては、そういう感覚が本当に少ないです。
欠点
えっと、ここまで気持ち悪いぐらいに褒め称えましたが、割と気になっているポイントもあります。
非メガフォン型のレベルワインド
レベルワインドが非メガフォン形状となっています。
せっかくの32mm径スプールの気持ちいいキャストフィールは、さらなる良さを求めたくなってしまいますね。
これがメタニウムMGLのようなメガフォン形状のレベルワインダーでしたら、さらに良くなると思うと、非常に勿体無いことをしているなあ。という印象です。
とはいえ、ダイワのTWSの時にもお話したのですが、ついている場合とついていない場合を全く同条件でテスト出来ない部分です。
なので、正直非メガフォンであってもすでに十分なキャストフィールである事も考えられます。
ハンドルのアソビがやや大きめ
個体差なのかもしれませんが、ハンドルのアソビがやや大きいことも少し気になりますね。
とはいえ、普通に巻いている分には全くガタツキなどは気にならないのですが、リールをいじいじしている時にやや気になります。
ここは、やはり上位機種のかっちりした精度感には敵わない部分です。
巻き心地は及第点
それから、巻き心地について言えば、ややざらついた感じと言いますか、真鍮ギアがゴロゴロ回転しているようなフィーリングです。
まあこの値段で巻き心地もシルキーだったら、上位機種が困ってしまうので、ヨシとしましょう。
個人的には、スコーピオンMGLとSLX MGLの中間のようなリールがあればそれが一番良いのです。
つまり、SLX MGLのラインキャパやキャストフィールを持ちつつ、マイクロモジュールギアを搭載して、お値段は両者の中間ぐらいのリールです。
シマノさん出してくれないかな…
まとめ
以上、シマノ ’19SLX MGLの半年インプレでした。
ちなみに、ほぼ同じお値段の’19TATULA TWも素晴らしいリールで、甲乙つけがたい印象です。
ikahimeを最後までお読みいただきありがとうございました。
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