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実釣インプレ
驚きのキャストアキュラシー
早速、近所の砂利穴でテストしてきました。
ラインセッティングは、12lbフロロカーボンラインを、スプールエッジ2mmほど残して巻いています。
とりあえずレベルバイブ(3/8oz、約11g)をキャスト。
32mm径のSVスプールのキャストフィールの素晴らしさは特筆すべき点ですね。
この価格帯のリールの中では最上級。
飛距離もよく出るし、思ったところにスパスパと投げ込むことが可能です。
特に、’19TATULA TWと比較した時に、本当に同じボディのリールなのか?というぐらい洗練されています。
もちろん、マグネットブレーキ特有の失速感は多少なりとも感じられるものの、スプールレスポンスの良さによって、気にならないレベルに抑え込まれています。
フィネス性能を確かめるべく、タイニーブリッツMR(6.3g)を投げてみましたが、実用の範囲内で綺麗に飛んでいきます。
このあたりのスモールクランクは、リールによってはすでにキャストが辛くなってくるウェイトですが、全く問題が無いように思います。
巻き心地
巻き心地は、決して悪くはない感触ですが、すごく素晴らしいものでもありません。
とはいえ、価格を考えれば非常に検討しているレベルだと思います。
この辺りは、ベースモデルである’19TATULA TWとほぼ同じぐらい。
巻き重り感が極めて少ない
それと驚いたのは、エクストラハイギア仕様なのに、巻き重り感が極めて少ないということです。
これは驚きでした。
パーミング性能
’17TATULA SV TWと比べて、ほんの少しではありますがコンパクト化したボディですが、はっきりとパーミング性能はUPしています。
特に私のような手が小さいアングラーにとっては、非常に扱いやすくなったという印象です。
前後、それから高さが低くなっているのですが、個人的には特に高さが抑えられたことによって、握りやすくなっています。
’17TATULA SV TWと比べてどうか
今回、’20TATULA SV TWをテストする際に、改めて’17TATULA SV TWを同時にテストしました。
すると、’17TATULA SV TWも素晴らしいリールであると、再確認出来ました。まだまだ現役ですし、キャストアキュラシーは新型にも負けていません。
とはいえ、やはりスプール径の小径化は、フィネス寄りの能力がUPしたことは間違い無いですし、少しコンパクトなボディはパーミングのしやすさも感じます。
’19TATULA TWと比べてどうか
’19TATULA TWは豪快なキャストフィールです(笑)
もちろん、飛ばないという訳では無いのですが、キャスト時のノイズがやや大きい印象。同じボディのリールとは思えないぐらいフィーリングが違います。
’19TATULA TWが悪いというものではなく、’20TATULA SV TWが良すぎるという感じですね。
デメリット
大型ルアーへの対応
デメリットとしては、1ozを超えてくるような大きめのルアーの対応力については、33mm径スプールとややがっしり目のボディを持った、’17TATULA SV TWの方がしっくりくるということですね。
もちろん、パワー的には劣るところは少ないですが、やはり相性としては、そういった結論になるかと思います。
とはいえ、多くのアングラーがメインウェイトとするであろう、1/4oz〜1oz程度のルアーの扱いやすさについては大幅にUPしている印象なので、問題のないところです。
エクストラハイギアは90mmハンドルでも良いのでは?
ハンドル長が、’19TATULA TWでは90mmのロングハンドルが標準であったのに対して、’20TATULA SV TWでは85mmとなっています。
小径のSVスプールを搭載したという性格上、85mmでも問題は無いのですが、エクストラハイギア仕様に関しては90mmハンドルで良かったような気もします。
好みの分かれるタランチュラマーク
これが最大のデメリットかもしれないです(笑)
サイドカップにでかでかと施されたタランチュラマーク…ちょっと厨二病っぽい?ここは好みの分かれるところですね。
個人的には、無くて良い気がします。
まとめ
以上、ダイワ ’20タトゥーラSV TWのインプレッションでした。正直いって、この価格帯で選ぶなら一番イイリールだと思います。
直接的なライバル機種が無いシマノは、ちょっと焦った方がイイと思えるぐらいの素晴らしい仕上がりです。
ikahimeを最後までお読みいただきありがとうございました。
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